6AH4GT の特性実測データ

 
 




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 6AH4GTは、1950年代にテレビ受像機の垂直偏向出力用として米国で開発された傍熱3極管。直線性はあまり芳しくないものの、内部抵抗が低いためオーディオ用としても結構使いやすそうで、同じテレビ球として知られる6BM8の5極部を3結動作させた時とよく似たEp-Ip特性です。

 同じブランドでも背丈の低いタイプと長身のタイプがありますが、電気的特性は同一です(上画像品の製造元はいずれもGE)。



 【データシート値】

   6AH4GT    
バルブ 形状  GT
 ユニット  傍熱3極
 ヒーター  6.3V/0.75A
最大プレート電圧  500V 
最大プレート損失  7.5W
 ぺるけさん
の動作例
 Ep  230V
 Eg1  -20V
 Ib0  32.5mA
 rp  1.7kΩ
 μ  8.4
 gm  4.94
 備考(データ元) GE、『情熱の真空管アンプ』


 【実測値】   ※3定数(μ、rp、gm)は、上記動作例付近の数値


   UNITED 6AH4GT (その5)
 <実測値>  ヒーター 6.3V/0.77A
μ 8.56
rp 1.48kΩ
gm 5.78
<コメント>  実測した6本の中では特性が
最も良好。


  UNITED 6AH4GT (その6)
 <実測値>  ヒーター 6.3V/0.75A
μ 8.08
rp 1.54kΩ
gm 5.24
<コメント>  


  UNITED 6AH4GT (その2)
 <実測値>  ヒーター 6.3V/0.72A
μ 7.95
rp 1.67kΩ
gm 4.76
<コメント>  


  UNITED 6AH4GT (その4)
 <実測値> ヒーター  6.3V/0.73A
μ 8.12
rp 1.57kΩ
gm 5.17
<コメント>  



  UNITED 6AH4GT (その3)
 <実測値> ヒーター  6.3V/0.74A
μ 7.82
rp 1.69kΩ
gm 4.62
<コメント>  



  UNITED 6AH4GT (その1)
 <実測値> ヒーター  6.3V/0.73A
μ 7.57
rp 1.65kΩ
gm 4.59
<コメント>  実測した6本の中で最も直線性
が悪い(=歪みが多い)



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