C3m の特性実測データ

 
 




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 C3mは第二次世界大戦後、ドイツ連邦郵便の電話中継器向けに製造された傍熱5極出力管。見た目はメタル管風ですが、黒く塗装された部分などはアルミニウム製のシールドケースで、無理やり取り外すと中にはガラス管が収まってます。

 この外部シールドに加え、ガラス管内には6267/EF86のようながっちりした内部シールドも存在、Ep-Ip特性も傍熱多極管にしては優れた直線性を示していて、電話ネットワークの中で弱まった信号を増幅、極力元の状態に戻して伝送距離を延ばすという中継器用ならではのノイズ対策や原音再生などに注力した設計ぶりがうかがわれます。

 ヒーター電圧が特殊なので、別途ヒータートランスが必要になるのがちと面倒くさいです。6.3V球でプレート特性は同じの「C3o」もありますが、いかんせんお値段が…。





【データシート値】

   C3m  
ベース   ロクタル
 ユニット  傍熱5極
 ヒーター  20V/0.125A
最大プレート電圧(3結)  300V 
最大プレート損失(3結)  5W
3結動作例
 Ep  220V
 Eg1  -9.2V
 Ib0  18.5mA
 rp  2.5kΩ
 μ 18
 gm  7.2
 
 備考(データ元) SIEMENS 、PHILIPS 




 【3結 実測データ】   ※3定数(μ、rp、gm)は、上記動作例での数値


  SIEMENS C3m (その1)
 <実測値>  ヒーター 20V/0.127A
μ 17.46
rp 2.57kΩ
gm 6.79
<コメント>  


  SIEMENS C3m (その2)
 <実測値>  ヒーター 20V/0.124A
μ 18.45
rp 2.54kΩ
gm 7.26
<コメント>  標準的なプレート特性。


  SIEMENS C3m (その3)
 <実測値>  ヒーター 20V/0.123A
μ 19.02
rp 2.66kΩ
gm 7.15
<コメント>  


  VALVO C3m (その1)
 <実測値>  ヒーター 20V/0.125A
μ 15.29
rp 2.47kΩ
gm 6.19
<コメント>  ややμが小さい。


  VALVO C3m (その2)
 <実測値>  ヒーター 20V/0.126A
μ 15.38
rp 2.38kΩ
gm 6.46
<コメント>     同  上



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