葉香製茶 基本方針  →TOP
農薬・化学肥料を一切使いません。    
 日本茶の発祥、奈良でのお茶は、昔から
「透明」で「山吹色」もしくは「金茶色」が良いとされます。
 
肥料を多く使うと茶液は濁り、また、蒸し過ぎたり砕けたりしたお茶の茶液も濁り、
「茶”(ぢゃ)」と称してお茶つくりの未熟さを表したといいます。
 
草木を茶園畝間に敷き込み、自然堆肥として土をつくると様々な効果があります。
土壌流亡防止−ふかふかの土が雨水を含み、肥料や土が流れ出るのを防ぎます。
保水−空気が乾燥しても水分をある程度保ちます。
地温保護−ふかふかの土は隙間に空気を含み、寒さ暑さを防いで根を保護します。
☆微生物の食事と住処−微生物が増えて病原菌の割合が減ります。
  !これが重要!微生物には茶樹の共生菌も居て、根の働きを助けてくれます。
 
これらの効果が茶の生育に調和を与え、
過不足なく、あるがまま自然に生長することで、茶液が透明になります。
もちろん調和を乱さない有機肥料は少量で済みます。
 
 
アミノ酸の旨味テアニンの甘味カテキンの渋味カフェインの苦味
そして、調和のとれた土に育つことで得られる香りは、
お茶本来の「滋味(じみ)」となります。
 
加えて、お茶を飲んだ後、しばらくして口の中で感じる甘味「余甘(よかん)」は、
我が家の調和の取れた土つくりでのみ感じられる特徴です。
 
これらを知っていただいて、我が家のお茶をお楽しみください。
自然のまま、昔ながらの農耕を−。
お茶本来の「透明な山吹色」を−。
地味に滋味を貫きます。

 
 

 
 

 
 傾斜の茶園と様々なお茶