元興寺 | ||
2010.11.28 奈良の国宝巡りです。まず元興寺を拝観しました。 猿沢池から「ならまち」を抜けたところにあります。というか、 「ならまち」というのは元興寺の旧境内にあたるそうです。 | ||
|
猿沢池 元興寺 新薬師寺 白毫寺 滝坂道 | |
![]() |
![]() | |
![]() | ||
![]() ![]() | ||
元興寺極楽坊五重小塔 | ![]() |
一説に元興寺五重塔の十分の一模型と伝えられているが、外部ばかりではなく内部まで忠実に造られており、単なる建築雛形とは断定しがたい。各層とも三間で、各柱間寸法を同一にする平面は、古代の塔では類例がなく、細部には、奈良時代初期の建築技法が見られ、奈良時代の五重塔を知ることのできる貴重な存在である。 | 奈良県国宝マップ |
元興寺極楽坊禅室 | ![]() |
極楽堂の西側に立つ細長い建物で、東室南階大房の馬道西方の4房分を鎌倉時代に再度僧房として改修された建物である。僧房は僧侶の生活の場であるため、時代の移り変わりに応じて間取りが改変され、部材には多数の痕跡が見られ、昭和25年の修理で奈良時代や鎌倉時代の僧房の平面が明らかになった。外観は鎌倉時代の僧房として復原され、随所に大仏様の手法が見られる。内部は鎌倉時代の間取りに復原された西端間を除き、一室となっている。 | 奈良県国宝マップ |
元興寺極楽坊本堂 | ![]() |
元興寺極楽坊は元興寺僧房のうち東室南階大房の一部が浄土信仰の隆盛に伴って独立寺院に成ったものである。極楽堂は東室南階大房馬道東方3房分を寛元2年(1244)に、和様に大仏様を多用して仏堂に造り替えられたものである。外観は寄棟造で本瓦葺であるが、仏堂としては珍しい妻入りで、屋根の一部には行基瓦という法興寺から運ばれてきた飛鳥時代の瓦を用いている。平面は正方形に近く、内陣の廻りを念仏を唱えながら回れるようになっており、内陣部分は僧房時代の柱間を踏襲している。 | 奈良県国宝マップ |
木造薬師如来立像(元興寺) | ![]() |
平安初期一木造りの代表作で、像本体を一材から彫出し、金箔・彩色は施さず素地のままに仕上げる。面貌は剛健で体つきは横幅があり重厚である。彫り深く、襞数多く刻まれた翻波式衣文に特色がある。 | 奈良県国宝マップ |