基本的には原稿が完成し、印刷所で印刷・製本すれば完成となります。
会報や報告書の類であればコレで充分です。
一応は本の“形”をしていて物事伝達手段としては充分だからです。
ですが、これが果たして“出版”と言えるかというと甚だ疑問ではあります。
これらは当事者が一度目をとおしてしまえば用済みとなり
放置または保管庫に収まってしまう運命なのです。
それはそうで構わないのです。
ですが、自伝や自分史など本格的な出版は、そういう訳にはいきません。
何故なら自費出版された自伝・歌集・研究書・画集・写真集などは後世まで
永く読み継がれることを大前提としているからです。
当編集室では「国立国会図書館・(財)日本書籍出版協会・図書館流通センター」等に
納本、書籍の出処戸籍を明確にしております。
これは、精錬された自費出版の再評価・活性化をすすめ
同時に広く世にPRする為です。
山の辺書房では、お望みがあれば、後世に残すべき自伝・民話・伝説・史実などを
一冊の“まんが本”としても出版します。
書き上げた生原稿を元に、プロの漫画家がシナリオ
つまり“ふきだし”(会話文)におこし
同時に絵コンテを描きます。このやり方はダイレクトに読者にせまります。
時代の変遷でしょうか、すべてが忙しい現代社会、文章のみでアタックするのが
困難な時代といえるかもしれません。
その証拠に、自伝あるいは地域の歴史紹介などを一冊のまんが本として
出版する個人や行政も増えつつあります。この事実、流れは看過できません。