いたずらに吹くぬるま風に
不安定な心がざわつく

ふと見上げると
空に広がる
入道雲が
私の満ちる想いを
象徴するかのように
もくもくと成長していた

遠くで鈍い轟音がする
あの雲の中でも
色んなものがひしめきあっているのだろう

やがて降り出す夕立ちに
思い切って降られてみようか

混雑した心を
すっかり洗い流して
残った大切な想いを
見極める為に


(星屑ぽえめる掲載)

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