4.ホトトギス
6月6日(日)
家の前、道を挟んで右向かいの、ちょっと離れたところにある林には、よく鳥が来る
今朝、7時半ごろ、今年もホトトギスが来て、さえずった
5月下旬から7月ぐらいまでかな、家の近辺にしばらく居つくようだ
・・・・・
ホトトギスの名前の由来には諸説あるようだが、わたしとカバ婆は、絶対に鳴き声から来ていると思っている。我々には、その鳴き声は、ほっととぎすぅ、ほっととぎすぅ、ほっととぎすぅ、としか、聞こえないのだ。
いわゆる「聞きなし」というやつに、「テッペンカケタカ」「特許許可局」があるが、そんなふうには、絶対聞こえない。
ホトトギスはホトトギスとなくからホトトギスなのだ
と思っていて、今朝は日曜日でもあり、朝からカバとこの話で盛り上がったので、ほぼ探求心というものがないヤギも、とうとうインターネットをいろいろ見てみた。
すると、「世界の民謡・童謡」研究会が作っている『世界の民謡・童謡』<http://www.worldfolksong.com/index.html>の中に、このことを裏付けてくれそうな記事を見つけた。
http://www.worldfolksong.com/songbook/nakigoe/hototogisu.html
控えめに、「ホトトギスという鳥の名前自体、その鳴き声が語源になっている可能性が考えられる」と書いているが、「古典文学や和歌などでは、ホトトギスの鳴き声を聞いた際、「ホトトギスが自分の名前を叫んでいる(名のりをあげている)」と表現されていることが多いからだ」と理由を説明し、『枕草子』と『万葉集』の例を挙げている。
孫引きになってすいません、枕草子には、
夕暮れのほどに 郭公(ほととぎす)の名乗りて渡るも すべていみじき
<引用:清少納言『枕草子』第三十六段より>
とあるそうです。
さて、もう一羽、カバとヤギが、必ずや鳴き声に由来する名前だと考える鳥に、キジがあった
キジは、「キッ、ジィ」としか鳴かない
で、この件についても、『語源由来辞典』というページの「キジ」のところに、
キジは、古名の「キギシ」がつづまったもので、平安時代から用いられるようになった。
古名には「キギス」もあるが「キジ」よりも新しく、「キギシ」の方が古い。
「キギシ」「キギス」の「キギ」は鳴き声
https://gogen-yurai.jp/kiji/
とあるのを見つけた。正確には、「キッ、ギィ」と言っているということだが、確かに、そのようにも聞こえる。
「なーるほど、いろいろ、調べてみるべきだなぁ」と、感心し得心したカバとヤギであったが、探求心というのがほぼないわれわれ、これ以上深く、正しく調べてみる気はおきないのであった。
自説が証明されればそれでよい、唯我独尊の夫婦であった
ちなみに、アオバトという鳥がいる。これは、明らかに、見た目からの命名で、緑色が「アオ」となる、日本語古来の色名に由来する。
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4519.html
(『サントリーの愛鳥活動』より)
さて、このアオバトの鳴き声、われわれ夫婦には、どうしても次のように聞こえる、まずは、リンク先の「鳴き声」のところにあるさえずりを聞いてみてください。
ドッ、ドッ、ドッ、ドアホ
ド、ド、ド、ド、ド、ドー、ドーアホゥ、ドアホ、アホ、アホ、アホ
ど阿呆っ!
古代、われわれがいて、われわれがこの鳥の命名者となっていたら、この鳥の名は、「ドアホ」となっていた、かもしれない
久々で、お粗末な、お話
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