雲海の素晴らしい 越後  駒ヶ岳 に行きました
山頂だけ雲がからむ 越後駒ヶ岳

GPS軌跡


 
 行き先     越後 駒ヶ岳 (新潟県) 
 登山方法    日帰り 
 日 時     '09-10-12 
 コースタイム  登山口(枝折峠)5:40→6:15明神峠→7:00道行山→7:40小倉山→8:55前駒

 →9:35駒ヶ岳10:30→13:35登山口
 
 メンバー    コマクサ 山幸やまさち   

山は天気しだい。 よく言われている。 確かに影響力は大きい。 今回の山旅 荒沢岳と八海山を予定していた。 どちらも紅葉の素晴らしいが鎖場が難所の山だ。  昨日は天気予報では曇りだったのでより厳しい方の荒沢岳を予定していた。 しかし前夜から雨 朝方も降り続いている。 そんな中バスが着きヘッドランプを頼りに出発する団体がいる。  我々は安全を考え より易しい八海山に行く事にした。
雨は降ったりやんだりの状態になったが ガスが出だして足元しか見えない。 これでは鎖場の楽しみがないよ〜。 しかもカメラはリュックの中(*_*) 停滞よりましだったか?

今日は朝から好天。 地元の登山者によると"狙っていためったに無い好い天気" の様だ。  夜中の空を見て荒沢岳から越後 駒ヶ岳に変更した。 荒沢岳なら岩場がまだ濡れていて足元が危ないのでは?  そして晴天なら 広大な景色の中を歩く方が気持ちいい!! との思いから 越後 駒ヶ岳に決めた。 この周辺は行きたい山が沢山あるので より取り見取りだ。

標高千メートルの枝折峠 出発の準備をしていると雲が焼けだす。 足元では広大な雲海が広がっている。 そしてその雲が まるで滝が流れ落ちるように山並みの一部から流れ落ちている。  雲海は良く見るがこの様な光景は珍しい。 しばし見惚れる。

朝焼けと雲海に後ろ髪引かれながら歩き出すと 今度は朝日に輝く 紅葉燃える広大な山並みが目に飛び込む。
昨日は近くの平ヶ岳では降雪があり十センチは積もったそうだ。 紅葉も終わりの時期に来ている。 
山頂が見えてきたが そこだけ雲が巻いている。 よく有ることだが あの雲なら気温の上昇でなくなる雲のようだ。


山並の間から流れ落ちる雲   日の出前 焼け出した雲

 日出後 沸き立つ雲海  燃える山肌

途中泥んこ道もあったけど 尾根歩きは気持ちいい!! 軽快に歩ける。 景色を楽しみながらも ツアーの24名を追い越し 一服中の人を追い越し 早くも駒ノ小屋に着いた。
目の前に迫った越後 駒ヶ岳 予想通り雲ひとつ無く晴れ渡っている。 

ココでリュックを置いて登頂する人が多いが 山頂で眺望を楽しみながら昼食をしたいので リュックを担いで山頂を目指す。 
"絶景だったよ" と言って下りて行った人がいた。 ワクワクしながら山頂に着いた。


もう直ぐ尾根だ  尾根歩きは楽しい

 振り返ってみれば 目の前に迫った山頂

なるほど絶景だ。 広がりのある空間の中 今登ってきた尾根筋が伸びる。 その東側から湧き出すガス。 昨日挑戦した越後三山のひとつの八海山 あの時こんなに見とうせたらさぞかし醍醐味があっただろうに!  前山にほとんど隠れているが同じく越後三山の一つの中ノ岳  登頂予定だった荒沢岳 そして昨日雪が降って白いものが見える平ヶ岳 沸き立つ雲海。 生き物のように次から次へと噴出すようにわいてくる雲 見ていて飽きる事がない。

小一時間山頂からの絶景を楽しんだ。
下山途中麓の銀山平方面から長い間ヘリコプターの音が聞こえ パトカーのサイレン音も聞こえた。 何かあったのかな?
順調に歩いて下山口に到着。 昼が早かったからか腹がへったのでカップラーメンを作る。 車中泊なので色々積み込んで来て良かった。


山頂 中ノ岳をバックに  昨日アタックした八海山

 登る予定だった荒沢岳  沸き立つ雲海

麓の銀山平温泉白銀の湯に行く。 ここは昨日も入ったが ログハウス造りだ。 湯船に浸かり天井を見上げるとぶっとい丸太の梁 それを支える丸太の柱 やすらぎを感じる。

今日行こうと思っていた荒沢岳で男性が転落したが 生存は確認されているそうだ。 足場が滑ったのかな? 救助活動でかなり足止めがあったようだ。

今回の山行きは車中泊とした。 行きたい山は近くに沢山あるので天候によって選びたかった。 しかしどの山も行程が長いので登山口の近くで泊りたい。  直前の宿泊予約変更は出来ないし・・・ この様なときには車中泊は持ってこいだった!!

二千メーター越えの山はもう冬が駆け足でやってくる。 今年は東北の山によく行った。 アルプスとは一味違う懐の広い植生豊かな山々を楽しませて貰った。 そして雪国の温かい人情も!!

  低山を楽しむ時期になってきた。




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