花いっぱいの 飯豊山 を縦走しました

GPS軌跡
| 行き先 | 飯豊山 福島県喜多方市 |
| 登山方法 | 避難小屋泊 2泊3日 |
| 日 時 | '09-7-21〜23 |
| コースタイム | 1日目 飯豊山荘4:50→11:05梶川峰→12:30扇の地紙→13:00門内小屋 2日目 門内小屋8:00→9:10北股岳→9:50梅花皮小屋→10:50烏帽子岳→ 14:45御西小屋 3日目 御西小屋5:40→7:30飯豊山→10:30宝珠山→16:40吊橋17:00→ 17:50飯豊山荘 |
| メンバー | コマクサ |
今年も夏山シーズンが来た。 去年までは比較的近場のアルプスに行く事が多かったが、今年は高速料金上限1000円のメリットを活かして遠出しよう!! さて 北にするか南にするか? 今後の山人生あまりゆっくりしては居れない山幸が選んだのは飯豊山だった。 行きたい山は沢山あるが 厳しい山 体力の要る山から遣っておきたかった。 1日目 天気は曇り このまま持ってくれればいいのだが・・・ 登山口からいきなり急登 行けども行けども急登の連続。だんだんガスが濃くなってついに降りだす。 雨具を着込んで1時間あまり 滝見場に着く 雨もやみ空も明るくなってきたので雨具を脱ぐ。 行きたかったけれど実力から諦めた石転び沢雪渓が見える。その頂点に梅花皮小屋も見える。そして梅花皮滝も。 梶川峰の近くになると傾斜もゆるくなる森林帯を抜け出す。 ニッコウキスゲの小群落 少し時期は過ぎているがヒメサユリなどが見られ 和ませてくれる。 頑張ろう もう一息で飯豊縦走路だ。 17,18日は大荒れだったと言う縦走路も今日は穏やかだ。 門内小屋に着いた。今日の泊りは3組5名でゆったりだ。 ![]() ![]() 2日目 小屋管理人の言っていた通り夜中は大荒れだった。朝方も名残の強風が。2組は昨日山幸の登ってきた梶川尾根を降るそうだ。 天気のおさまり具合を見極めるため出発を遅らせる。1日停滞するか? 今回は諦めて引き返すか? それとも予定通り行動するか? ガスっているものの 風はおさまってきたので予定通り出発する。だけど大日岳ピストンは諦めだ!! アルプスとは違い 梶川尾根もそうだったが 縦走路でも同じ状態だ。標識が少ない! 登山道の階段 崩壊箇所の手当て等未整備状態だ。山幸はこの様な山が好きだ。 でっかくスケールアップした台高山脈のようだ。 いつも鍛えたカンピューターをフル回転させ 先の見えないガスの中雪渓の渡り 高巻き 薄い踏み跡のルート読み しながら御西小屋へたどり着けた。 期待通り高山植物で埋め尽くされ写真撮影でなかなか進めない状態であった。 御西小屋は真新しい綺麗な小屋で 20名程度でゆっくりだった。 ![]() ![]() 3日目 昨日夕方から徐々に回復してきた天気も今日は晴れだ。昨日歩いてきた縦走路もすっきり見える。そしてこれから向かう飯豊山方面も雲なしだ。 小屋の管理人松葉さんが自慢していた飯豊山一番の草原に来た。 広い!実に広い そしてニッコウキスゲの大群落があちこちに!! コマクサ大喜びだ。 マタマタ写真でなかなか進めず 飯豊山まで2時間弱かかってしまった。 快晴の山頂。 人影はない。 ココ2〜3日の天候から良くココまで回復してくれた。 飯豊の山々がすべて見渡せる!! 至福のひと時だ。 天候のためか 週半ばのためか人が少ない。本山小屋からこちらを向いている10名ぐらいのグループが見られる程度だ。しずかな山域を楽しめた。 いよいよロングコースの大ー尾根の下山だ。 高度差のあるアップダウンを何度も何度も繰り返す。 体力的にも 精神的にも疲れる。 ようやく長坂清水に着いた。 後は降るのみだ。 飲み水はまだあったが冷たい水を汲みに行く。 うま〜〜い!! やはり冷たい水はうまい 一気飲みだ。 気分的に元気を取り戻し吊橋に向かう。さすがのロングコース 吊橋に着いたときはクタクタだった。 ![]() ![]() ![]() 今回の山行き 飯豊山に決めてからが大変だった。 久し振りの重い荷物なので18キロからじょじょに荷重を増やし近くの山歩きトレーニングの繰り返し。 そして仕上げは 伊吹山のヒメボタル観賞を兼ねテント泊を実施した。 お陰で予備食料を含め4日分の荷物を担ぎ通すことができた。 アルプスとは違う東北の山 ブナを中心とする植生が好み 高山植物が多い 水が豊富 それに何より地元の人が親切 等々 嵌ってしまった。 東北詣でが増えそうだ。 今回の山行きで出合った花たち トップページへ |