弥山川遡行しました

垂直ハシゴの中ほどから見晴らす弥山川流域

永らく改修工事のため通行止めになっていて通行可能になってからずっと思い温めていた弥山川
険しさゆえに飛びつけずに躊躇していた弥山川 その弥山川についに行って来ました     

 

 行き先     弥山川  
 登山方法    前夜泊 日帰り 
 日 時     05/11/2 3  
 コースタイム  11/2自宅18:30⇒21:30御手洗駐車スペース
 11/3駐車スペース5:40⇒5:50熊渡6:20→6:50林道分岐→7:20登り口
 →11:30仙人ーテラス11:45→13:00河原小屋→14:50狼平小屋15:00
 →16:00熊渡分岐→17:10林道→17:40熊渡
 メンバー    コマクサ 山幸(やまさち)   


このコース 地図どうりに歩くと凄く遠い。熊渡から遡行し狼平に着く。そこから天川川合までが遠く 避難小屋泊が必要だ。
HPを見ているとカナビキ谷の東側の尾根を通るルートがあるようだ。これを使うと日帰りが可能になる。 しかし縦走路からの分岐点にはテープはあるようだが標識などあるはずが無い。この分岐点を明確にしておけばコース後半のリスクは無くなる。
ならば 事前に下調べをしておこう。ということで熊渡の林道から逆にさかのぼり分岐点を確認しています。

すべての写真はマウスポインターを当てると 説明文が出ます。

弥山川遡行の案内図   双門 弥山ルート基点道標    一の滝吊橋で 厳しさに顔も引きつる   垂直ハシゴに続く水平桟橋

日も短くなり又コースも難路なので出発を早くする為前夜泊とした。
四時半起き。天気サイクルが早まりぽつぽつ降り出した。本降りになったら”ガマ滝”付近の吊橋が崩落しているらしいのでその辺の様子見だけにしておこう。 ルートが上手く繋がり天気しだいでは決行しよう と決める。

林道分岐から白川八丁へ 伏せ流となった河原を歩く。
河原歩き30分ようやく右岸取り付け道に着く。さあ〜始まるぞ! 緊張感が走る。
やがてガマ滝と思う頃ロープで通行止めしている。はるか下には桟橋の残骸が落下している。
辺りを見ると ありましたありました。 かなりの人数が歩いたと思われる高巻きルートが!!
高巻きルートをクリヤーして小休止 空も明るくなってきている。よーしこのまま決行だ!!GO〜

谷底まで見渡せる水平桟橋  垂直はしごの途中で撮影タイム   秋色盛りの千石ー  大ーと双門の滝

河原歩き特有の 渡り 大岩乗り越え へつり 等を繰り返しようやく仙人ー前のテラスに到着 双門の滝を見ながら昼食にする。
このコースで見た周りの山々 垂直梯子から見渡す弥山川を取り巻く景観 千石ー そして双門の滝 身震いしそうだ。
来てよかった。このような凄みのある景観が 近くにあるんだ。大峰の深部に! これは病みつきになりそう。

相変わらず続く桟橋 梯子 右岸左岸への渡り へつり 少ないテープで確かめながら進む。
13時ごろ河原小屋を過ぎた辺りで小さなリュックの単独者に出会う。熊渡まで行くと言う。
6時20分熊渡発で来ている事を話す。少し考えていたがそのまま下りていった。自分たちも急がなくては!!

立ちはだかる大岩に掛かる”弁慶の縄梯子”  山幸が兆戦中   垂直の壁に鉄筋を打ち込んだだけの”空中歩道”  ようやく狼平小屋に到着

と おもいきや目の前に立ちはだかる岸壁 それにかけてある縄梯子 続いて垂直の壁に鉄棒を打ち込んだだけの空中歩道
予備知識ではこの空中歩道を一番怖がっていたコマクサ すいすい渡り途中で余裕のポーズをしている。 岩とび 空中桟橋 垂直梯子 高巻き 縄梯子 数々の難所をクリヤーしてきた後の自信か?
15時 ようやく狼平に到着 小休止する。後は一般道と下見してある下山コースを下りるだけだ。
やはり下見しておいて良かった。下見してある事が気分的に大きな余裕となった。


日本アルプスもいいけれど 大峰の深部 大岩をよじ登り 或いはへつり 連続する垂直梯子 空中桟橋 を経てたどり着いたあの身震いするような景色 その景色の中での孤独感  達成感は何物にも変えがたいものがある。
又下見する事で確信部以外の不安材料をなくしたことは気分的におおきなプラス要素となった。
近くでも魅力的なコースはありますね。 又行きたい!!





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