念願の 三峰山〜局ガ岳 縦走しました
縦走尾根と局ガ岳

GPS軌跡


 
 行き先    三峰山〜局ガ岳  
 登山方法   日帰り  
 日 時    '10-5-29 & '10-6-6  
 コースタイム 自宅5:00⇒6:30道の駅御杖(集合場所)⇒若宮八幡宮⇒7:20三峰山登山口

7:30→8:50三峰山9:00→涸谷山→11:50修験業山12:20→栗の木岳

→13:35若宮峠→14:50若宮八幡宮⇒三峰山登山口⇒自宅 


自宅5:00⇒6:30道の駅御杖(集合場所)⇒若宮八幡宮⇒局ガ岳登山口8:00

→9:15局ガ岳→11:55庄司峠→13:05庄司山→14:00若宮峠14:05→

15:20若宮八幡宮⇒局ガ岳登山口⇒19:10自宅

 メンバー   汗かきヒロシ オサム コマクサ 山幸やまさち   

山幸が台高に初めて足を踏み入れたのは'92年7月 大台ケ原であった。
以後徐々に行く回数が増え'94年ごろには完全に取り付かれてしまった。 足しげく通ううちに高見山〜大台ヶ原の縦走がしたくなり特に日帰りでは出来ない 池木屋山〜大台ヶ原を繋ぐためテントを購入し挑戦したのが'04-9であった。 何度か挑戦し'06-7やっと繋ぐ事ができた。
その間に'06-5から池木屋山〜迷岳の縦走に挑戦し'08-10完走を果たした。 また '07-5には高見山〜三峰山の縦走を試みた。
そのときからすでにこの三峰山〜局ガ岳縦走は頭の中で意識していた。 そしてようやく今回それを果たす事ができた。



1台を下山口の若宮八幡宮に配車し 三峰山登山口駐車場に着いたのは7時半前だった。
ココへ来るのは三年ぶりだ。 前回は奇しくも三峰山〜局ガ岳縦走を実現したいとの思いを強く持たせた時 そう 高見山〜三峰山縦走を終え下山した所だ。
想い出を振り返りながら歩いていると今日歩く滝コースの入り口である不動滝に着いた。 昔はこの滝で身を清めるための白衣が備えられていたが今はない。

ココは御杖村だが 隣は美杉村だ。 昔から林業が盛んなのだろう。 美しく手入れされている植林内のルートは実に気持ちがいい!! 
瞬く間に山頂に着いた。 今日は天気がいい!! 気持ちがいい!! 周囲の山がすがすがしく見渡せる!


登山口  滝コースはこの不動滝から始まる

 気持ちのいい植林  三峰山山頂から見る山々


ワクワクしながら歩く縦走路はブナたちの新緑で覆われ そのやわらかい若葉を通して降り注ぐ日差しは グリ〜ンシャワーとなり歩いている皆は緑に染められそうだ。  そんななか ヤマツツジが鮮やかな色で咲き誇っている。 天気はいいし 季節はいいし 何と気持ちのいい縦走路なんだ! 

おっといけない 道がおかしいぞ!! コンパスで確認する。 先ほどの休憩場所まで戻る。 いい気分に浮かれて確認不足! 道間違いをしてしまった。 ロスは 15分 500Mと小さかったが 道間違い自体が危険だ!!
山幸の過去の道間違いは 休憩後に起こっている。 単独行の時にはないことなのに!! 緊張感の欠如なのか! 反省しなくては!

今日の最終の山栗ノ木岳が見えてきた。 修験業山にしろ栗ノ木岳にしろ 円錐形の美しい姿をしているが 直登を強いられるので傾斜の厳しい登り下りだ。
栗ノ木岳をすべるように下りると若宮峠だ。 今日の縦走はココまで。 若宮八幡宮向けて谷コースを下りる。
お疲れ様 いいコースだったね 続きは何時にしよう 来週はどうだ? そーしよう!! と言う事で次の日曜日完走する事に決まった。


新緑のまぶしい縦走路  堂々としたブナが出迎えてくれた

 ヤマツツジもお出迎え  今日の最終の山 栗ノ木岳


先週に引き続き同じ顔ぶれが同じ時間に同じ道の駅 "御杖" に集合した。今日も天気は上々だ。
1台を前回同様若宮神社に配車し 局ガ岳登山口へ向かう。 
登山開始早々つづら折れながらかなりの傾斜だ。 最終は少々の岩場で手も使いながら頂上に躍り出る。 風が爽やかだ。 遥か彼方の大台ケ原からの尾根続きでは あるが その尾根もココで途切れる。 まるで"終止符"のような山だ。 そんなに高くはないが 富士山型の美しい形をして 堂々と聳えている。 

今日はその長大な尾根の終着点であり 始まりの点でもある局ガ岳から歩くのだ。 そして前回の若宮峠まで行けば 遥か遠い大台ケ原まで足跡は繋がる事になる。
ワクワクしてくる。 しかし最初から厳しい直下降だ。 用心用心 慎重に下りる。 

北側の登山口案内板が在った。 栗ノ木岳4:55 がしっかり書かれている。 これから以後のアップダウンは標高差百メートル程度で遠目から見ると緩やかではあるが いざ近づいてみると小さなコブが幾つも重なり傾斜が又半端ではない急登だ。 体力を消耗する。 大きいうねりをいくつか越え 庄司峠を過ぎ 庄司山に差し掛かった。  例により急登だ。 ふと見ると巻き道がある。 巻き道とは言え急斜面の巻き道なのでなかなか手強い。やっと越えて一服。 ”山頂を踏みに行く?" と声をかけたが ”待ってる!" とつれない返事 人を待たせてまで行く事はないだろうと出発する。 これが今回のマタマタ失敗の始まりで1.5キロ 40分のロスの始まりだった。

歩き始めてリュックに下げている球形のコンパスを見ると 概略北を向いている。 歩きながら地図を見るとしばらく北西を向いているので 納得する。  しばらくしてもう一度確認するとまだ北を向いている。 テープもあり確りした踏み跡もあるのだが! 
GPSで現在地を確認すると 庄司山の北に居る!! 前回までの事が学習できていなくてまたまた失敗してしまった。


局ヶ岳登山口  局ガ岳山頂 小さなプレートが

 北側からの登山口もあるようだ  局ガ岳 もうあんなに遠くなった

休憩地点まで引き返し庄司山に登る。 私的プレートが5枚もつけられている。 それほど沢山の人が来る人気の山なのだろうか? 先ほど間違った踏み跡はこの 人たちの物だったのだろうか? そして登山口は何処なのだろう? 

庄司山から小さいが急斜面のアップダウンを繰り返し ようやく若宮峠にたどり着いた。
この瞬間山幸の足跡は局ガ岳から大台ケ原まで繋がったのだった!!


ようやくたどり着いた庄司山  ベニドウダンでホッと一息

 やっとたどり着いた若宮峠  谷川の水で汗を流して・・・


台高全縦走(高見山〜日出ヶ岳)に加え 台高番外ルート(これは山幸が勝手に言っている名称)の池木屋山〜迷岳 高見山〜三峰山 三峰山〜局ガ岳の縦走を果たす事ができた。
あと台高番外ルートとしては"尾鷲道"を歩いてみたい。 旧ルートの消滅や 数箇所の崩落箇所があり テントを担いでの歩行となる。 ルート不明瞭箇所の情報が なかなか集まらず 実行に踏み切れずに居る。 体力の衰えないうちに実行したい事の一つである。


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