湿原とブナ林の 籾糠山 へ行きました

GPS軌跡
| 行き先 | 籾糠山(岐阜県飛騨市 天生県立自然公園) |
| 登山方法 | 日帰り |
| 日 時 | '09-09-06 |
| コースタイム | 自宅4:30⇒8:30天生峠8:45→湿原→11:00籾糠山11:30→13:30天生峠13:45⇒18:00自宅 |
| メンバー | コマクサ |
湿原 ブナ林のキーワードで山幸の気持ちを捉えていた籾糠山へ行ってきた。 何故今頃? こんな中途半端な時期に? との自問自答はあったがそれぞれのいい時期は短い。混みあわずもっとスケールの大きいところに行きたい。 それならばここは今が一番いい時期になるだろう。 天生峠にはこの自然公園の人気を裏付ける広大な駐車場が設けられている。 "天生県立自然公園環境整備推進協力金"を"天生県立自然公園協議会"に納入して出発する。 登山口には自然公園の説明と何処にでも見られる"熊注意"の看板がある。 コースの表土流失防止用に階段が設けられているが あちこちでよく見るプラスチックの材料ではなく間伐材を利用している。 手間はかかるだろうが良い方法だと思う。 湿原に着いた。 木道が整備されている。 ”パトロール”の腕章をつけた2名と出会う。周辺の情報を色々教えてもらう。 熊の話はなかった。 湿原には草紅葉しかけた植物が一面を蓋い シラヒゲソウとウメバチソウの白がひときわ目を引く。 その中にエゾリンドウの紫がぽつぽつと咲いている。 ![]() ![]() 湿原を半周して木道は終わり 山道となる。パトロール隊はベンチで一服。 ココでわかれて先へ進む。 しばらく行くと降り道となりその先は左にカーブしているところの差し掛かる。 勿論植生の豊かなところなので山道の両側は低木類で覆われている。 と・・・ 左手の茂みの中から バリバリ ガリガリ と何かを噛み砕いているような音がする。 ん?!・・・ 何だこの音は???? 耳をすまし目を凝らすと 黒いものが見える!!! ひょっとするとこれは ひょっとするぞ!! 静かに静かに後ずさりする。 と バリバリ ガリガリ がなくなり 至近距離の目の前を黒いものが横切る!! 熊だ!! 写真で見るあの姿そのものがこちらを気にする様子もなく右側の茂みの中に消えた行った。 ほっ!! とするやら うれしいやら!! そうだ! 今日は鈴を鳴らしていなかった。 急ぎ鈴を取り出そうとしたが ない!! 何時もの所に入っていない!! う〜ん どうしよう! ラジオだ!! しかし携帯に便利な小型ラジオは ボリュームを最大にしても 大して大きな音はでない。 仕方がないが気休めにするか!! だがここで山幸は考えた。 熊は群れを成す動物ではない。 むしろ孤独に暮らす動物だ。 テレトリーはかなり広いがその中では重なることなく暮らしているはずだ。 と言う事は 今日はもう遭遇することはないだろう。 そうこうしているうちに女性三人の賑やかな声が追いついてきた。 熊目撃の話をする。 同行することになった。 ブナ談義 熊談義をしながら歩く。 そんなに広くない頂上だが見晴らしはいい。 直ぐそこに見えている山並は北アルプス 槍ケ岳 穂高 笠ヶ岳などなのだが 雲に隠れている。 ![]() ![]() くだりは谷コースにする。 植種が変わり木はカツラが主となる。 そして足元はトリカブトになる。 カツラの大木があちらにもこちらにも・・・・そして"カツラ門"の周囲には群生している。 この様なカツラの大木を山幸は見たことがない。 蛇谷ヶ峰のかつら谷のカツラも立派だがこれほどではなかった。 ![]() 籾糠山 少し遠いが満足のいく山だった。 熊にもあえたし!! いやいや鉢合わせでなくて良かったが。 帰りの高速でマタマタおまけの話しがあった。 飛び石によるフロントガラスの損傷。 幸い小さなヒビだけだったので走行には支障なく帰ることが出来た。 そして保険適用で修理できた。 トップページへ |