紅葉燃える 焼岳 に行きました
イオウ臭漂う焼岳

GPS軌跡


 
 行き先     焼岳 (長野県と岐阜県の飛騨山脈の主稜線上)  
 登山方法    日帰り (前夜泊) 
 日 時     '09-10-4 
 コースタイム  自宅19:00⇒23:00駐車場所・車中泊・登山口6:20→8:40山頂9:20→

 10:20釜トンネル分岐→11:25下山⇒ひらゆの森(入浴)13:50⇒18:10自宅
 
 メンバー    コマクサ 山幸やまさち   

10-3(土) 快晴 明日も全国的に晴れの模様。さて 何処へ行こうか? "お気に入り"に登録している"行きたい山"一覧を見る。 ”焼岳”に目が止まる。   そうだ!! 上高地周辺の山はほとんど行っているが なぜか焼岳が残っている。 少し外れているので他の山と縦走するのに組み入れ難くて残ってしまっている山!  もしかして紅葉もいいかも!!

マイカーで現地入りし 中の湯温泉からの新ルートで行こう。 ネット検索をしていると とあるHPに目が留まる。 安房峠越えの旧R158に駐車スペースがありそこに登山口がある。 ヨシそこにしよう!!
睡眠後早朝の出発か 現地で仮眠するかの選択であるが 駐車場確保もあるので後者を選ぶ。 安房トンネルのまだ出来ていない時期は 安房峠越えのあの狭い ヘヤーピンカーブの連続する道を良く通った。 久し振りの道に懐かしく ワクワクしてくる。

夜半に現着 この周辺だけ2車線になっていて駐車スペースも設けられている。 煌煌とした月明かりで登山口も確認できた。 先着5台。 持参のビールで小宴会 2〜3台到着する。  ふっと目覚めると5時半だった。 駐車スペースはすでに埋まってしまい反対車線にも駐車している。 現地仮眠は正解だった。

さっそく朝食とする。 のぼり3時間 くだり2時間 温泉1時間 移動5時間計11時間と見込んでいるのであわてる事はない。 朝食中に中型バスが到着する。 かなり高齢者が多い。  3〜40名ぐらいか? これは追い越すのに大変だぞ〜。

肌寒さを感じるシャキッとした空気の中出発する。 まもなく始まる急登 そのさなかに先ほどの団体に追いつく。 仲間同士声を掛け合いながら追い越させてくれた。 一声かけながらの挨拶も30名となると大変だ。

標高二千メートル付近から紅葉が始まる。 陽光に光る笹の緑 ダケカンバの黄色 ナナカマドの赤 そして抜けるような青空 見事だ!!
見上げる紅葉 岩山の向こうに吹き上げる蒸気が微かに見える。


ずらり駐車の旧R158登山口  見事な紅葉

 輝く笹原の中の紅葉  紅葉の向こうに水蒸気が

硫黄のにおいがだんだん強くなり蒸気噴出口に近くなる。 山肌を回り込むとさらに大きな噴出口がある。その周りはイオウが付着している。  90数年前に爆発して以来この形になったのだろう。それにしてはクリーンなガスだね! 生きている地球を感じさせる。


盛んに噴出す水蒸気  別の噴出孔

 あちこちから湧き出す蒸気 火口湖 山頂より

一気に視界が開ける。 目の前にでっかく穂高の峰々 穂高連峰の奥に聳える槍ケ岳 そこから延びる西鎌尾根 アルプス縦走路の三叉路三俣方面には 双六岳 水晶岳 鷲羽岳等が見える。  さらに西へ 弓折岳 抜戸岳 笠ガ岳 それらの山が手に取るようだ。

アルプスには良く訪れた。 折立から三俣経由で笠ヶ岳  新穂高温泉から槍ケ岳経由で奥穂高岳,西穂高岳,そして新穂高温泉  上高地から涸沢,そして前穂高岳  高瀬ダムから水晶岳,そして読売新道 歩いたときを思い出しながら見る山もひとしおだ。
十二分に堪能して下山にかかる。


山頂 バック笠ヶ岳  穂高の峰々が目の前に

 穂高連峰の奥に聳える槍ガ岳  三俣方面 双六岳 水晶岳 鷲羽岳など

前泊で行った焼岳 天気も紅葉も狙い通りだった。 こんなにうまくいく事はめったに無い。
喜びをかみ締めながらひらゆの森に行く。 この温泉も良く来たな〜。 6〜7回ぐらいだろうか? 広々とした木立の中に7箇所の露天風呂 明るい陽光とフェトンチッドと そして森から生まれたての新鮮な酸素に包まれ 入浴,森林浴をすると 山の汗も,疲れも 心の疲れもすっかきり洗い流された!!

今回の山行き 駐車の問題がうまくいけば日帰りできる領域だ。 すべてがうまく行ってコマクサも大満足の山行きだった。



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