A回収チャート・フタのメリット

太線部が効率の良いチップの流れ
細線部が今までのプレスの流れ

上図の太線部にご注目。

缶だけを取り上げて考えてみますと、各市町村の清掃工場で回収されるルートとは別に、飲料業界に於ける業種で、自動販売機への飲料缶の供給をしているベンダー業あるいはオペレーター業というのがあります。

この業界から発生する空き缶も、昨今膨大な量になっています。

各市町村の清掃工場で分別処理された缶は、通常委託された産廃業者が引き取ります。

しかし、全国各オペレーターから回収された空き缶も産廃業者が引き取りしていますが、その後は廃棄される例もあります。

そこで上図の太線部にご注目。

廃棄されずにリサイクル処理された分は、今までのようにリサイクルの通過地点にある産廃業者ではなく、リサイクルの最終に近い所に位置する金属商(スクラップ業)あるいは、リサイクルの最終地点にある精練工場製鋼所に直接持ち込むことで効率の良いリサイクルが出来るのです。




スチール缶のフタ回収のメリット

フタメリット スチール缶のふた部分は上質のアルミが使用されています。

しかし、現状のプレスではこのアルミ部分はスチールを溶解するときに燃えてなくなります。

このようにして無駄に消えているアルミ量は、缶に使用されている全アルミの1/3にもなります。

これをチップ化するかプルタブを取ることによって、はじめて資源として利用することが可能となります。

今、無駄に燃やされているフタを計算してみましょう。

例えば、スチール缶1万個をプレスした場合と、チップにしてふたの部分を約40%回収できた場合とで比較してみましょう。

図で見ますと、1万個でたかだか16kgの回収量ですが、空き缶処理対策協会発表の、スチール缶の年間回収率数値に照らし合わせると、なんと2.5万トンにもなります。

回収されたアルミだけで再び缶に戻すことは出来ませんが、もしこれでアルミ缶を作ったとしたら11億缶出来るのです。

スチール缶のフタに使えば62億缶出来ます。ものすごい量のアルミが燃えて無くなっているのです。

ちなみに1年間のスチール缶の生産数は185億缶です。このスチール缶からプルタブを取って、貴重なアルミ資源を有効活用しましょう。


空き缶処理対策協会資料

平成12年度の飲料缶生産量は、約353億缶。この膨大な量の飲料缶のおよそ52%にあたる約185億缶がスチール缶です。

平成12年度のスチール缶の再資源化率は、84.2%。

ちなみに平成12年度のアルミ缶の再資源化率は80.6%です。(アルミ缶リサイクル協会資料)



(中身は一体全体?) それでは缶の中身は一体いくらなのでしょう。

某大手製罐及び製缶メーカー
空缶(製缶メーカーが飲料メーカーに卸す価格)17円〜26円


飲料製造メーカー
缶飲料の原価予想
空缶=17円〜26円
中身=3円〜16円(珈琲が一番高い)
その他=8円〜10円
原価合計平均値=30円〜50円

一言メモ:
まだ中身が入っていない缶を空缶(くうかん)、飲んだ後の缶を、空き缶(あきかん)と呼び方を区別しています。

最近では缶の塗装がド派手で厚化粧になり、リサイクルにとって不向きな傾向にあります。
アメリカのコーラ缶の貧弱な塗装をスーパーなどで見かけたことありますでしょう。

合理的な米国ではちゃんとリサイクルの観点からあのようになっているんですね。えらいですね。





自動販売機へジュースなどを入れる会社
ベンダー会社への販売価格=47円〜67円
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一般消費者
自動販売機での販売価格=110〜120円



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