山沈講習(12月2〜4日)

山沈してしまったらどのように安全に下りるか?

1日目
穏やかな天気で4回フライト出来た。
この日は親父と同じ時期に入校したBさんが初ソロフライトをした。
校長先生が慎重に選んだ夕方の穏やかな風の中、落ち着いた飛行で無事ランディングした。
ランディング場にいた皆に祝福されてうれしそうだった。
親父も9月11日の初フライトの喜びを思い出す。

初ソロフライトで皆の祝福を受ける B さん

2日目
朝からずっと雨でタンデムフライトを予定してわざわざ金沢から来ていた学生4人の飛行は結局キャンセルになってしまって気の毒。
親父は午前にシミュレーターを使い旋回やスタンディング・ポジションを練習し、午後はノンちゃん先生から気象の講義を受けた。
講義のまとめに1年分の気象衛星「ひまわり」からの画像を連続で見せてくれるビデオを観た。
これを見ると1年間の大きな天気の流れが俯瞰でき、参考になる。
3日目
朝の雨は上がったが風が強くこの日もフライトはできない。
午前中は航空力学の講義、そしてこれでベーシックコースのすべての学科は受講したので試験があった。・・・満点で合格です。


午後は近くのワイナリーの裏山の杉林で山沈講習があった。
山沈とは別名ツリーランディングと云って飛行中何らかの事情で不時着する時、付近に適当な広場がなければ樹木にパラグライダーを 引っ掛けるのが比較的安全な方法となっている。
このためレスキューパラシュートとともにツリーランディングセットとしてロープやカラビナ、エイト環、スリング等がパラグライダーの ハーネスのシートの下に入っている。
これを使って安全に自己確保し下りてくる訓練だ。
樹が相手だから岩場とは勝手が違うが親父程度のクライミングの腕でも基本はあまり変わらないので理解しやすかった。
あまりこれのお世話にはならないよう注意しなければ・・・

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