大蛇!!


まだ若いのか、冬眠明けなのか長さは1.8mもあったが太さは最大3cm程度で痩せて見えた。

芝生で寝ているクロベを撫でながらふと隣との境界のフェンスを見たら木の根のような長いものが絡んでいる。
何だろうと思ってよく見ると「ゲッ!」大きな蛇、青大将だ。
かみさんと娘を呼んで写真を撮って観察した。

金網に尻尾があるためか上部アングルでも安定して直進する

蛇はしばらくじっとしていたが近づくとフェンスの金網を縫うようにゆっくりと右の方に進んでゆく。
まったく蛇行せずに流れるような動きだ。
この蛇は冬眠から覚めて間がないせいか長さは1.8mもあったが太さは最大3cm程度で痩せて見えた。

青大将だからおとなしい蛇なので娘とちょっと触ってみたりもした。
金網を縫うように体を通してゆくのでこちらに急に向きを変えることはできない。
やはり人に触られるといやなようで進む速度が速くなる。
娘は蛇が「ヤメレー!」と言っているようだという。

全身がアングル上にのると蛇行して落ちそうになる

一時フェンス上部のアングル上を進んだがバランスが悪いようでまた網の中に戻った。
家の梁から青大将が落ちてきたというような話を聞いたことがある。
直進できるといっても梁の上やアングルのような細い部材の上では不安定なのだろう。

フェンスにいるのでちょうど観察しやすい高さで邪魔物もない。
隣のジンチョウゲの枝の中に潜り込んでゆくまで10分ほどじっくり見ることが出来た。
この蛇は1年半ほど前、物置の裏にいたがあの蛇だろうか。
青大将は長さ2m、太さ5cm以上にもなるらしいから次はそんな大蛇になって出るかもしれない。

結局、金網を縫って進む方法に戻った

調べたら蛇の進み方は4種類ある。

1、 蛇行運動
2、 アコーディオン運動
      伸びた状態から頭を残して尾の方を縮め、次は頭のほうを伸ばす
3、 横ばい運動
      砂漠の毒蛇、サイドワインダーの進み方
4、 直進運動

このうちの直進運動が青大将のやっていた方法だ。
大型の蛇の基本的進み方はこれらしい。

腹面の筋肉を伸縮させ鱗をひっかけて進むというが観察するのは初めてだ。
全く体をくねらせたりすることなく流れるように滑るようにスムーズに進んでゆくのは不思議に見える。
スキーシーズンが終わって暇な親父は面白いので機械で実現できないか構想を練っているところです。

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