ヒヨドリのヒナ

親を待つ4羽のヒナたち。親父が近づくとフリーズする

庭にカボス(スダチのように果汁を搾って香りの高い酢を利用する大分特産の柑橘類の一種)の樹が2本ある。
そうめんつゆなどに絞って入れるとさっぱりしておいしいのでそれはわが家の夏の定番料理である。

25日ほど前、客間の前にあるカボスの樹の繁みにヒヨドリが出たり入ったりしていた。
なんだろうと覗いてみたら直径15cm位の立派な巣が出来ていた。

この樹の中に巣がある

子育てをする写真を撮ってやろうとその周りをうろうろしていた親父をヒヨドリは見ていたのだろう。
その後、ヒヨドリが近づく気配がなくなった。
警戒して巣は放棄したものと思ってかみさんと「ヒヨドリに悪いことをしてしまった。」などと話していた。

ところが今日、ヒヨドリが繁みの中で動いているようなので覗いてみたらなんと4羽のヒナが生まれていた。
ハトなどと違ってほとんど羽音を立てずに飛んで来るしヒナもあまり騒がないので気が付かなかった。
この写真を撮った時もヒナは親父に気付いているが鳴きもせず動きもしなかった。
多分、見つからないようにするための習性なのだろう。

カボスの樹の下には外部水栓があるし駐車場への通路でもある。
全く近づかないという訳にはいかないが巣立つまであまり刺激しないようにしよう。
かみさんも藤棚に巣を作ろうとしたハトの場合と違って、いたって好意的に見守っているようだ。

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