亀を見つけた(7月25日)


クロベは獣や鳥と違って動きの鈍い亀はあまり興味なさそうだ

最近のクロベの散歩は暑さを避けるため5時過ぎに出かける。
今朝も5時頃出発。
下の南公園を通り抜け、幼稚園の一つ下の道を行くと道端に土方弁当のような黒いものが転がっている。

(今は土方弁当も死語になりましたね。
普通の弁当箱の2〜3倍ほどの大きさと厚みのある肉体労働をする人の弁当のことです。)

甲長22cmあり石亀としては最大級だ

何かなと近づいてみると大きな石亀だ。
持つと結構重い。

死んでいるのかと思ったが甲羅の中からこちらを窺っている。
早朝だから人通りはないがすぐ人や車が動き出す。
車に轢かれたり、子供にいたずらされるとかわいそうだ。
散歩用の買物袋にはクロベのウンチ袋や飲み水のペットボトル、飲ませるための容器が入っている。
それに入れて急いで家に戻って渇いているだろうから浅く水を入れたバケツに移し、散歩を再開した。

こんな池等がない住宅地の中を歩いていたのだから飼われていた亀だろう。
犬や猫であれば知っている人が多いだろうが亀は見当もつかない。

この小川は100m先(下)で山田川に流れ込む

以前クロベがフェンスを乗り越えて逃げ込んだ庭先のお宅は石亀を3匹飼育している。
発見した場所と100m弱離れているがまず訊いてみることだ。

もしそこの亀でないとなれば下の山田川に放そう。
山田川は去年改修されて生き物はだいぶ減ったがコイやイタチ、ヌートリアが住み水鳥も多い。
石亀も何度も見たことがある。

散歩から帰り電話をかけてみると「うちの子は皆、元気でいますよ。」との返事。
昼前にかみさんと山田川か支流の小川に放しに行こうとしたがふと思いついて幼稚園に電話した。
すると「どこに居ましたか。3日前に逃げました。」という返事があった。
亀を持って行って事情を聞くと水槽にかぶせてあったふたが外れて落ち込んだらしい。
それをスロープのように使って飼っていた3匹がみな逃げたようだ。


捕まえた亀はそれから3日間こんな酷暑の中、熱中症にもならずにどこに身を隠して過ごしていたのだろう。
他の2匹も見つかるか山田川まで無事に歩ききってくれればいいと思っている。

ところでたすけた亀は竜宮城に連れて行ってくれるだろうか・・・逆に恨まれているかな。

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