野沢温泉スキー場(12月31〜1月3日)

開校式が終わりこれから3日間の講習会が始まる

昨年まではゲスト参加だったが今回はKサークルのクラブ員になって始めてのお正月スキーツアーである。
最初に参加したお正月ツアーでスキー2級、スノボー3級を頂いて以来、検定は連敗記録更新中でそろそろ スノボー2級に合格しなければ1級獲得の展望も開けない。
そのつもりで年末からスノボーに専念して練習し、だいぶ自信もついた。
スノボーに集中するつもりでスキーは持ってきていない。
いつものように師父さんと30日夜出発、31日朝旅館に着きウェアを着替えてゲレンデに向かう。

後の人の滑りを見守る受講生

10時に開校式がありこのツアーの参加者は28人だった。
班分けされ、さっそくN指導員について講習を受ける。
受講生は8名で1級、2級所持者が多く上手な人ばかりだ。
N指導員は皆をどんどん滑らせながら教えてくれるので楽しい。
フォーム矯正のためにいろいろな滑り方をさせて指導する。
デモのDVDを観て練習してきたのだが客観的に自分の滑りを見るわけに行かないので親父の滑りは考えていた 以上に後傾になって、特にトウサイドターンで倒れこむ癖があった。

フリー滑降のとき師父さんと深雪で遊ぶ

指導してくれることはすぐ理解できたが一旦ついた癖はなかなか直らない。
ビデオ撮影をして夜に懇親会で講師から指導を受けた時も明らかにその癖が出ていた。
この講習の間中、頭が倒れこんで「臍だし!右肩を上げて!」と注意をされ続けた。
ツアー期間中、毎日積雪があって特に2日の朝は大雪だったので急斜面の深雪に挑戦することになった。
「新雪で軟らかいから転倒しても大丈夫、思い切って突っ込むように」と指示が出されたが前日コブ斜面で飛ばされて 痛い目にあって少し膝が心配になった親父はどうしても腰が引けてよいターンが出来ない。

やっと獲得出来たスノボー2級章

若い人は頭から突っ込んで転げるような果敢な滑りを見せているのだがそんな滑りをすることはついに出来なかった。
圧雪されたゲレンデも夕刻にはだいぶ荒れてくるがコブに跳ばされながら翌日の検定に向けて遅くまで練習を続けた。
最終日はいよいよ検定でいつもより30分早い朝食を済ましてすぐゲレンデへ向かう。
今日も積雪がありゲレンデコンデションは良い。
大回りから検定開始、連続小回り、総合滑降と続く。
親父は転倒を警戒するあまりつい安全側でテールを滑らせ速度を抑えてしまう。
特に連続小回りでは中間で低速になりすぎて無理に加速するようになった。

昼食を食べながら検定結果の発表を待つ間に会長から去年のミカタのときと同じように「練習のときのカービングの滑りが出て いなかったじゃないか」と云われた。
「ああ、今回も駄目か」と思っていたら「2級合格!」と名を呼ばれた。
あきらめていただけに意外で驚いた。
後から採点表を見たが3種目とも合格ラインの65点、良い評価だった科目はなかった。
一緒に頑張った若い人達は果敢に攻めた科目は高得点がある。
たまたま転倒があったりして合格しなかったがあの子の方が上手だった。
会長からも、N講師からも1級に進むためにはスピードに乗ったカービングを見せなければ難しいと指摘された。
弱気になって安全策を採るようになったのはいつごろからか。
検定を受けるときいつもそれで点数が出ない。
これからは「スピードに乗ったカービング」が親父の課題になった。
それでも不本意な滑りで何とか2級合格したのだから親父の実力はだいぶ1級に近い、などと密かに思ったりしている。
複雑な心境です。

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