白銀の白馬を楽しむ会(2月10〜12日)


パウダーなのでこんな斜面を大曲り高速ターンでも滑れる

1日目(10日)

前夜22時、Yさんを乗せて出発。
運転を交代しながら大雪などの障害もなく順調に走って、朝7時に白馬のホテルに着いた。
昨年の「白銀の白馬を楽しむ会」は暖冬で雨が降り新雪も少なく、せっかく計画されたファットスキー体験が中止された。
今年は気温が低く大雪の予報もあり雪が豊富だ。
ファットスキー(パウダーで大きな浮力を得ることができる幅広のスキー)体験にも最適なコンディションが期待できる。

右端の丸山貴雄プロの指導を受けるメンバー

講師の丸山貴雄ナショナルデモンストレーターは技術選優勝を4回で今年度も最有力候補である。
親父から観れば雲の上の人だが気さくで褒め上手、教え方がうまい。
今回のメンバーも奈良技術員会でも活動的なレベルの高い人たちが9名である。

前回より人数が少ないので講習はさらにスピードアップされ、移動も他のスキーヤーなどに注意しながら遅れずに付いてゆくのがやっと。
午前の講習が終わったところでもう20kmほど滑りましたと軽く言われた。
単純に平均速度を出せば10km/hだがリフトや指導時間、コーヒータイムなどを考えるとすごいスピードで滑っていたことになる。
午後も同じように貴雄さんが選ぶ白馬八方の厳しいコースを滑りまくった。

ファットスキーは太く長いがずいぶん軽い

2日目(11日)

20cm程度の積雪がありファットスキーに挑戦することになった。
小賀坂から提供されたファットスキーを履いて滑ってみると違和感は全くなく滑りやすい。
親父がはいた板はセミファットということもあるのだろうが今回のように極上の雪質の場合は通常のスキー操作で問題ない。
深雪では刺さりこむことが怖くて本能的にトップを上げてしまうが2日間そんなことはなかった。

もっとスキーを信頼して前に重心をかけてもよかったがいざとなるとつい後傾になってしまう。
そんなことを考えている間に貴雄さんはまだ荒らされていない深雪の急斜面をどんどん滑らせる。
何しろ白馬の主みたいな人でどこにどんな深雪があるか知り尽くしている。
林間やコースサイドの深雪をどんどん滑った。
親父が遅れずに大転倒もなしについて滑れたのはセミファットスキーの性能に助けられたのだろう。

このルートは長く滑る切るのに体力が必要だ

貴雄さんからは深雪や林間などに入るときの心構えや準備などの話もあった。
林間に入るときは木にストックを取られて腕を捻ることがあるから手皮ははづした方がいい。
深雪でビンディングが外れた時のためテール部を差して空中で装着する方法。
スキーが外れて深雪の中に見失った時の見つけ方。・・・等々。

3日目

この日も上部では20cmほど積雪があった。
昨日で貴雄さんの講習は終わり今日はフリー滑降である。

M指導員からビデオを撮りましょうと提案があって撮影してもらいながら皆で滑る。
昼まで深雪を攻めて最後に以前リフトが通っていたという林の中の深雪の急斜面を滑るシーンを撮った。

こんなに集中して深雪を滑ったことは初めてで楽しいが体がもう余裕がない。
帰りの運転を考えてこの辺りで終了とすることにした。


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