ねこドア

スポンジ製のねこドアを押し開けて出かけるタイ。自由に出入りできるので楽になったようだ。

5日間ほど旅行で家を留守にすることになった。
クロベとタイの世話は息子夫婦が夜に来てやってくれることになっている。
息子夫婦は日に1回しか来られないので外にいるクロベは問題ないが家にいるタイのトイレが難しい。
もう18歳になる年寄ねこに室内でのトイレの訓練もできないので猫用の出入り口を作ることにした。

ドア下部の緑色のものは磁石

いつも庭に出るとき使っている引き戸を締め切ってタイ専用の出入り口を工作した。
そのため我々はもう1ヶ所の引き戸から出入りすることになった。
タイの出入りするところは厚さ10mmのスポンジ製としてどちらにも楽に曲がる。
スポンジの弾力だけでは心もとないので下部に強力な磁石を付け、強い風でも吹き抜けないようにした。

このドアは非常にうまくいってタイはすぐ慣れて通るようになった。
今までは人に開けさせてから出るのでタイも不便だったろう。
思うように出入りできないので便秘になって腹が膨らんでいることが多かった。
ねこドアを作ってからいつでも自由に出入りできるのでタイの便秘は治ってしまったようだ。
そんなことも気づかずタイには長いこと我慢をさせていたらしい。

シリンジで給餌してもらうので周りにこぼれない

タイへの餌やりは以前作った道具でも食べづらくなってかみさんが前のように指で口の中に押し込んでやっていた。
それでは時間がかかるし周囲に餌がこぼれて汚れる。
息子は考えてシリンジ(注射器)を買ってきて給餌してみた。

うまくいったとメールで報告があったので帰ってからやってみると確かになかなか具合がいい。
最初はシリンジの出口で詰まったりしたがチョッパーを使って餌を柔らかいペースト状にするとスムーズになった。
また、シリンジは使い捨て仕様なのですぐ動きが硬くなる。
ピストンのゴム部分を削ったりして調整している。

シリンジを使うことは思いつきもしなかったが楽にうまく食べられるのでタイも太ってきた。
時間もかからず周りも汚れない。
旅行をきっかけに工夫をしてタイのために素晴らしい改善が二つできた。


むすめはシリンジで給餌しながら「お父さんが食べられなくなったらこれで食べさせてあげるね。」などと言う。
「あ・・・ありがとう。よろしくな。」


ホームへ戻る