ブリ釣り(4月23日)
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GPSで記録した航跡、赤が低速(0〜3m/s)で紺が高速。つまり赤い部分が潮に流されながらジギングしたところを示す。
昨年暮れにタチウオ釣りの手ほどきをしてくれたKサークルのメンバーにブリ釣りに誘われ、行ってきた。
今回の釣りはジギングと言って竿をしゃくって金属のルアーを動かし、魚を誘う方法のようだ。
ネットで調べると重いルアーを水深100m以上の海底からしゃくり続けるので体力が必要でなかなか忙しいらしい。
乗る釣り船は丹後半島の舟屋(海に面した家で1階は船の収容と作業場、2階は住居になっている)で有名な伊根町から出る。
前夜、近くの道の駅で車中泊し舟屋に6時半集合、7時出港。
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このような舟屋が並ぶ風景は趣がある |
船には我々のグループ4人のほかに3人の釣り人が乗り込んでいる。
舟屋を出てから45分素晴らしいスピードで白波を立てて走る。
だいぶ沖で止まり「ここで釣りましょう。」と船長から案内があった。
早速ルアーを垂らしてYouTubeなどでにわか勉強をした通り一生懸命竿をしゃくる。
となりの人にすぐ当たりがあり大きなオニカサゴが上がってきた。
「棘があるから気を付けて!」と言われている。
ブリにできれば鯛を釣りたいと思っていたがこんな水族館でしか見られないような魚もかかるようだ。
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釣り上げたスズキ、ブリか鯛も釣ってみたかった |
しばらくしてMさんがメジロ(ブリと呼ばれる前の80センチ以下のもの)を釣り上げた。
これは幸先がいい、釣れすぎてリリースするようになるかと思っていたらその後全く反応がない。
船を移動してはジギングするが時間だけが過ぎてゆく。
昼頃になって親父の竿に何かがかかった。
使っている仕掛けは1mクラスのブリでもあげるほど頑丈で糸も太い。
ブリほどの引きではないと感じたのでメジロかさらに小さいサワラクラスかと思ってぐいぐいリールを巻いた。
割に簡単に上げることができたが上がってきたのは60センチ以上ある立派なスズキだった。
ブリに比べれば細身でスマートな魚なので引きが弱かったのだろう。
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初めて本格的に魚を捌いてみた |
この後はほとんど当たりがなく船長は他の船と情報交換をして海面や魚群探知機で探しながら移動する。
この海は同じような釣り船がたくさん出ているようだ。
波は穏やかで適当に曇って釣りにはよさそうなのだがどの船も釣れていないらしい。
若い船長は改造したばかりの船をすごい速度で走らせてよいポイントを探すが思わしくない。
親父のGPSの記録では120kmも走り回っていたようだ。
結局、この船の釣果はメジロ2匹、スズキ2匹、オニカサゴ1匹だった。
ブリが入れ食いになってリリースすることになるというような話もあったがそううまくいかないものだ。
それでも親父は立派なスズキを釣り上げることができたので意気揚々と帰る。
そして生まれて始めて魚を捌いて三枚に下ろした。
それは次のような料理になり2日間かけて3人と犬、猫で食べきった。
この上ブリでも釣れていたらとても食べきることはできなかったなあ。
刺身
塩焼き
フライ
あらの味噌汁
皮の酢の物
いやあ、おいしかった。
かみさんもむすめも次の釣りに期待している。