この度私が、ボイストレーニングのレッスンを始めた趣旨は、正しい発声方法のための呼吸運動を訓練するものです。それは綺麗な声や美しい歌を歌うものではなく、その基礎になっているのは、お腹の力を支えて、よい姿勢で発声するものです。
それは座っても、立っても行うことが出来ます。先ずは深呼吸をしなければなりません。つまり大きく息を出すと人間の身体は自然に息を吸います。それを何度か行うと身体の中に酸素が広がります。
人間の声帯という筋肉を正しく開閉すると、大きな声が出るようになります。イタリアで生まれたオペラ歌手の発声法であるベルカント唱法の秘訣は、“あくび”です。人が疲れると脳が命令するその“あくび”をこのトレーニングに採用するものです。
人は”あくび”をすると自然に声帯が開くのです。そして、そのような状態で発声すると大きな声が出ます。やがてその声にメロディーをのせると、オペラ歌手のような歌が歌えます。嘘だと思ったら、一度このレッスンを見に来て下さい!大きな声が出て、健康になり、長生きになりますよ!
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