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漢方薬局の店舗改修

左京区高野 貸しビルの1階、25㎡ほどのこじんまりした店舗の改修です。
元は川端二条の京町屋で営まれていた創業320年の老舗漢方薬局でしたので、京町屋の雰囲気を取り入れつつ、
パリの薬草薬局のような。。。カフェのような。。。とお客様のご希望の中にある色んな要素を叶えられる設計を目指しました。

平井常榮堂薬局 京都市左京区高野西開町21-5  https://www.instagram.com/yakusou_jyoeido/

旧店舗でも梁に下げられていたふるいを設置できるよう、天井に梁を3本設置しました。
鉄骨造の建物なので梁は必要ないのですが、嘘っぽくならないよう建物の形に沿うよう留意しました。
カウンターから正面をみる
旧店舗から受け継いだ柿渋の箱には様々な漢方薬が納められています。
ガラスの向こうは調剤室。
カウンターから入口を見る。
漢方薬局は入りにくいものなので、外から薬剤師の姿が見えるようにというご要望でした。入口は真南を向いており、道路の反対側には団地の緑地が広がります。
カウンターを正面から見る。
旧店舗からの薬箪笥を納めました。
カウンター奥の調剤室。
調剤室内の棚
外観 改修前→改修後 
外観は開口部回りのみ改修しました。
元々は飲食店で、内部の窓枠なども同じオレンジ色で塗装されていました。今回は落ち着いた雰囲気にしたかったので、一旦撤去しました。
緑のテントをはずして、ガルバリウム鋼板の小さな庇を新設してダウンライトを入れました。


旧店舗のご紹介
 創業320年の和漢薬販売店「平井常榮堂薬房」 川端二条

 8代目店主平井さんは廃業を決めていましたが、薬剤師の古川和香子さんと出会い、意気投合。お客さんを引き継いで欲しいと依頼したところ、『いつかは自分のお店を持ちたい』と考えていた古川さんも快諾。
 京都府事業承継・引継ぎ支援センターのサポートで正式に事業承継し、古川さんが店名を『平井常榮堂薬局』に替えて9代目になりました。

 縁者ではない方が事業を引き継ぐという珍しいケースで、京都新聞やテレビでも紹介されました。



https://maidonanews.jp/article/14498174

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