10ヶ月目(11月10日〜12月9日)

 12月に入り、断乳をすることにしました。しょっちゅう乳腺炎を起こしてたから、できれば早くしたいって思ってたし、仕事に復帰することを考えたらそれまでに何とかやめないといけない。でもホントは、ママの最後の武器なのになぁなんて思ってました。
 以前にも助産婦の奥田さんに相談やマッサージをしてもらっていて、「仕事に復帰して子供を預けるつもりなら、できれば1ヶ月前には断乳した方がいい」と言われてたのです。それから「するのならパパもいて泣くのにも対応できる週末をターゲットに」と。

 で、決めたのが12月の最初の週末。断乳をする最後のおっぱいは欲しがるだけあげて、ちゃんと「ばいばい」をしました。前の日から「もうおっぱいおしまいよ。なくなるからね」と話して聞かせて。わかってるかなーなんて思いながら。
 1日め、昼間は忘れてたみたいだったけど、寝る前にやっぱりおかしいと気づいたらしく、少しぐずったようです。それでもあっけないくらいすっきりと寝てしまい、身構えてたこっちが拍子抜けするくらいでした。

 大変だったのは、1号より、ママ。いくら1日の量が減ってきていたとは言っても、毎日、2回はあげていた母乳を一切飲ませなくしたのだから、パンパンに張って夜には寝返りもできないくらいにかちかちになってしまいました。
 本には3日間は搾ってもいけないって書いてるし、あんまりほっとくとまた乳腺炎になっちゃうし、痛いし、どうしようって。あんまり張ったもんやから搾ることもできひんくなって、冷やしながらそーっと押さえてはすこーし出して、地獄の3日間でした。

 結局3日めの火曜日、奥田さんにマッサージをしてもらいました。ぱんぱんだったから最初は痛かったけど、もう、気持ちよかったこと!身体が軽くなって、腕も肩も軽くなって、違う体になったみたーいと言って笑われてしまいました。
 それまで1号を抱くのもおっぱいが張ってつらかったけど「これで抱っこもできる」と思っちゃいました。

 自分1人では本や雑誌に頼るしかできないし、プロの助産婦さんにきちんと教わって助けてもらえたことはほんとうによかったと思います。中途半端な知識ややり方でごまかしてしまわずにおけたのはラッキーで、そういう人に巡り合えた、T産婦人科に関しては感謝してます。
 この後しばらくは粉ミルクを、それから少ししてフォローアップミルクを食後に与えていました。でもこれもすぐにやめ。ある程度食事も増え、特に欲しがる様子もなかったのでミルクはさっぱり卒業です。
 おっぱいがなくなって私はやっと自由の身になった気分。洋服も胸の開くものや下からあげられるものと選ばなくても、自分の好きなものが着られるようになったし、1号をあずけて出かけるのにも、その間のおっぱいのことを気にしなくてすむようになって。
 悩みはその後は産後太りをしないように考えないといけなくなったことと、おっぱいがほんとに小さくなったこと。そうでなくても小さかったのにショック・・・。


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