妊婦の仕事
□■妊婦として

 妊婦の仕事って、“ビジネス”の仕事だけではなく、妊婦としてどう過ごすかということもです。胎教とか、安全に暮らすとか、栄養に気をつかうとか、どちらかといえば、好きに過ごしてた方やったけど、それでもやっぱり、いろんな事を考えました。

  まず最初に自分でも考えたし、みんなから言われたのは、コンピューターの影響でした。コンピューターの出す電磁波は胎児に影響があるとまことしやかに言われていて、実際に電磁波を遮断するというエプロンをしてる子もいました。
 でも本当のところ、その影響については、正確な数字や記録というのはでていなくて、影響があるという人もいれば、大丈夫と言う人もいて、はっきりしたところはまだ判っていないのが現状でした。
 私が知っているのでは、アメリカではあまり問題視されていないけど、イギリス系の医療機関等では話題になっているということでした。

 だからというわけでもないけれど、特に気にしないことに決めました。電磁波というのは、コンピューター機器だけが出してるわけではないし、他の家電でも同じようにでているものもあるらしいのです(特に電子レンジとか冷蔵庫とか)。 それよりは、コンピューターに限らず、デスクワークの姿勢の悪さから来る目や身体の疲れ、クーラーの効きすぎ、満員電車の疲れとか、いわゆる仕事疲れの方を気にするようになりました。

 □■仕事もそろそろ・・・。

 ちょうど5ヶ月に入ろうとしていた頃。仕事を調整してもらいはじめました。
その頃していた仕事が7月の始めから支店の導入を始めるということで、群馬、茨城、神奈川、山梨等に出張しないといけなくなって、代わりを立ててもらうようになりました。
 遠方への出張自体がきついかも、ということと、重い導入機器をもって動かないといけないということで、この頃の周りのメンバーには本当に感謝してます。

 でも、妊婦にしては本当にしたいことをしてました。社外の研修なんかにも出かけてたし、4ヶ月の終わりにはさおりの結婚式に神戸まで出かけて、着物を着て出席しました。
 ちなみに腹帯はちゃんと5ヶ月の戌の日、7月24日お父さんが東京出張の時に持ってきてくれたのをまきました。お母さんが奈良の帯解寺でもらってきてくれたものでした。

□■江戸川区母親学級
 母親学級にも出かけました。
江戸川区で行っているもので、母子手帳をもらいに行ったときに聞いて電話で申し込んだのですが、結構いっぱいのようで、9月に行くことにしました。
 毎週一回、月曜日の2時?4時というものだったのですが、本当にいっぱいで、5〜6人のグループが6つ位ありました。

 ビデオを見たり、栄養士さんや産婦人科医の話を聞いたり、歯科検診をしたり、なかなか盛りだくさんの内容で満足しています。
 私がはいったグループは26才、27才、30才が2人づつ、6人で、家も近かったのだけど結局母親学級以外であうことはありませんでした。それでも最後の回には、終わってからみんなで食事に行きました。


□江戸川区母親学級スケジュール
第1回 平成8年9月2日 オリエンテーション(自己紹介・病院とか仕事とか) 
妊娠の経過と生活(池下レディースクリニック院長) 
トークタイム(グループ内で話) 
お産の準備(保健婦さん)
第2回  平成8年9月9日 お産の兆候と経過(保健婦さん) 
ビデオ「生命創造」(外国の人の出産シーン) 
呼吸法・妊産婦体操
第3回 平成8年9月17日 歯科検診とお話 
ブラッシング法 
妊産婦の食生活
第4回 平成8年9月24日 赤ちゃんのお世話と沐浴 
卒業生の体験発表

 第4回目の回は父親も来てもよいことになっていたのですが、結局1人も出席しませんでした。本当は1人来てたそうですが、妊婦の集団に圧倒されて帰ってしまったそうです。かわいそう、、、。
 ちなみに奈良に帰って、病院の両親学級に行ったときは、なんと8組も出席。きてないのは、私を含めて、3人だけでした。それも(やっぱり)お勤めしてる旦那さんはお休みを取っての参加。ううーん、意識の違いなんでしょうか。

 それから、自己紹介の時に、「現在、フルタイムで仕事してます。産休、育休を取って復職します」といったらみんなに「すごーい、えらーい」とびっくりされてしまいました。
 仕事をしてる人は3人位、それもアルバイトで、復職するなんて人は1人もいなかったのです(母親学級に来るような人は普通仕事してない人が中心ですがね)。
 これだけ、働くお母さんに対する制度が発展してきて機会も増えてきてるっていうのに、まだまだすくないのかなあとかえってびっくりしてしまいました。この気持ちは今でも変わってないけど、もっともっと働くお母さん達が増えるといいね。

 

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