フランス旅行
□■旅行、どうしよう・・

 そろそろ暑くなり始めた7月始め。アイルランドに留学していたともえと待ち合わせてパリに旅行をすることに決めていたけれど、どうしようかと一応悩んでしまいました。
 T先生には受診の時に当然聞いてみたけど結局決めるのは自分。
先生は「飛行機に乗ったから、海外旅行したからといって流産するわけじゃない。行っても行かへんくても駄目(流産する?)な場合は駄目やし大丈夫な場合は大丈夫。そうでなくても今の時期の流産の確立っていうのは10人に1人くらいあるし、そんなこと言ってたら寝てすごさなあかん」。

 で、悩んだけど、行くことにきめました。行ったことで流産の確立は変わらないと言うし、会社にも行くことは(当然)報告してたし、とにかく利己的だと言われても、自分の可能性を制限したりするのがいやだったから。
 安静にしなければいけないのならそうするけど、そうでないのなら、普通にしてても大丈夫なのなら、好きなことをしたいって思ったのです。そのことで後で「あの時行けなくて」って後悔したくなかったのです。
 もちろんもし流産なんかの最悪の事態になったときには、「あの時行ったせいで…」って後悔することになるだろうけど。それでも今行かなければぱぱ、1号、赤ちゃんを置いて旅行するチャンスがあるかって考えると、きっとむずかしいと思う。そしたら、今、無理をするわけじゃないねんし、行ってみようという結論になったのです。

 ぱぱは「自分で決めて納得したんならまかせる」と言ってくれ、快く送り出してくれました。ホントに感謝感謝。1週間以上家を開けて、好きなことさせてもらったのはとにかくぱぱのおかげやって感謝してます。

 肝心のパリ旅行は、無事終了。飛行機の中でコンタクトが破れちゃってびっくりしたり、ちょっとした行き違いはあったりしたけど、楽しく過ごせました。今度は子供たちが大きくなってぱぱと2人で行きたいな。
 帰りの飛行機のなかでは12時間ずっと座ってたせいなのか、どうもお腹が動くように感じて仕方がなかったです。
4ヶ月に入ったばかりの頃で、胎動なんてまだまだ感じる時期じゃないと思ってたのに、懐かしい感触。赤ちゃんが自分の存在を主張してるのか、「赤ちゃんなの?」って不思議に感じてた11時間でした。

□妊娠中の旅行について

 初期:不安定な時期のため、注意が必要。流産の危険性も高い時期なので慎重に。
 中期:安定期に入っていれば、特に問題なし。この期間が一番自由に動ける時期。
 後期:予定日近くは注意が必要。32週くらいまでは特に問題なし?
 全般を通じて:体調が変わりやすい時なので、無理は避ける。事情のわかる場所、よく知っているところ、移動時間もできるだけ短い方がよい。

 航空会社の対応(詳細は必ず、航空会社に問い合わせて)
 国内線:出産予定日より40〜15日までは医師の診断書(飛行時間に耐えうる状態であるという証明)、本人の誓約書(何かあっても責任は自分でという)を提出する。
      出産予定日14日前以降は上記に加えて医師の同伴が必要。
 
 国際線:妊娠32週までは、特に問題なし。
 32週以降は、4日以内の医師の診断書、本人の誓約書が必要(上記参照)
 いずれの場合も最終判断は機長が行う。

私の場合、この初期から中期への間って時期にあたってたようで、やっぱりちょっとどうだったかな?と思います。ま、何事もなく、先生も大丈夫やろう、って言ってたけど、いっしょに行ったともえは心配やったやろうなぁ。ホント、ごめん。申し訳なかったです。
□この頃のタマゴちゃん
13週。
元気でしょ?足を蹴り上げて動いているのが見えました。

98年7月24日

 

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