CVTにはCVTの踏み方がある

「何のこと?」と思われるでしょう

クルマです。CVT車です。CVT車のアクセルの踏み方です。
 自動車の評論家にはCVT車を評価しない人が多いですね。でも自分は、そんなに嫌いじゃないですね。初めてCVT車に乗ったのは車検の時の代車で、ミラクル・シビック(6代目シビック)です。当時、普段に乗っていたのはマニュアル車でしたが特に違和感は感じなかったですね。

実はCVT車の方が丁寧なアクセルワークが必要なんだと思う

 別に丁寧にアクセルを踏まないと壊れるとか、走らないとかそんなことはないです。…ないです。が…… CVT車はマニュアル車の様にエンジンの負荷に合わせて微妙にアクセルを抜いてやると、とてもスムースに走らせることができるのです。
 普及当初、エンジンの回転が変わらないのにスピードが上がっていくのが不思議と言われましたが、実際の運転ではその逆をします。つまり、クルマのスピードを一定に保つためにCVTの変速率の変化に合わせて(エンジン音の変化に合わせて)微妙に、連続的に、アクセルを抜いてやるのです。
 よく“ラバー バンド フィール”と呼ばれますがそういう人ってアクセルをガバーッと踏んでバーンと離しているんじゃないのかな? アッ、自分は田舎に住んでいるからガバーッと踏む必要がないからか?
 CVT車が苦手という人は今までとは全く違う乗り物に乗っていると思ってアクセルを踏んでみて下さい。CVT車のアクセルの踏み方のコツは段階的にならない様に、連続的に踏んだり離したりして、出来るだけエンジンを噴かさせないようにして、どこまでアクセルを戻せるかを探りながら運転することです。だから、CVT車にVTECは不要だというのが私の持論です。初代フィットを2バルブの低回転型エンジンで出したエンジニア氏は慧眼、慧眼。

評論家氏はAT車でも変速に合わせてアクセルを抜くのが上手い運転だと言われますが

 CVT車はそんなことしなくていいです。そんなことはクルマがやってくれます。むしろアクセルを合わせようとするからギクシャクするのです。それはパドルで変速する時も同じです。CVT車のアクセル ペダルはドライバーがクルマにどれ位のスピードや加減速を要求しているかを伝えるインター フェースだと考えてください。

CVT車は

 AT車にしか乗ったことがない人よりむしろマニュアル車に乗り慣れた人の方がスムーズ走らせるられるんじゃじゃないかな? と言うのが、5年以上初代フィットのCVT車に乗っている私の感想です。

2015/08/04
2015/08/11加筆



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