CVT車にVTECは不要です
それがCVT車に対する僕の意見です。
初代フィットのCVT車に6年乗っています。1.5LのVTEC搭載車です。でもVTECのハイカム側に切り替わるほど回したことはほとんど無いですね。特にオートモードのままだとそこまで回転が上がる前にCTVの変速率が変わって低回転を維持してしまう。
それに高回転まで回してもそれほど旨味が無い。トルク感を感じない。
CVT車のキモは低回転のトルクです
ココ一発の加速が欲しい時にマニュアル車ならクラッチを切ってギアを落としてトルクが出ている回転まで上げてから繋ぎ直すとかできるけどCVTではそれができない。だから低回転からトルクが出ていないと乗りづらくなる。
ガソリン エンジンの弱点の低回転を、低回転の得意なモーターでアシストさせる
「IMAシステム」のCVT車はけっこうアリだと思うんですけどね。
街の中で普通に乗っていると、高回転まで回さないとトルクが出ない設定の車よりも、馬力の数値が低くても低回転からトルクが出るような設定になっている車の方がよっぽど乗りやすい。
パドル シフト付きだと
擬似的に変速できるんですけど、ただ単に変速比を段階的に区切っているだけなんですよ。ギア比が固定されてエンジンの回転とスピードが同期するのは感覚がつかみやすいんですけど、あの、マニュアル車の自由自在な感じ、キレの良さ、とは違うんですよね。もちろんマニュアル車を運転するには慣れも必要ですけど。
ホンダ車ならSレンジにすれば けっこう元気に走らせられますからね、これで十分だと思う時もあります。
初代フィットの発売当初
1.3Lの2バルブだけで物足りないなと思っていました。「なんでホンダなのにVTECが無いんだ」と。でも実際にCVT車に乗ってみると、高出力型のVTEC付けてもほとんどハイカム側に切り替わらないから無用の長物と化してしまう。
「CVT車にVTECは不要です」。ただし、エコ追求のバルブ休止型のVTECになると話は別ですけどね。
初代フィットを
「これでいいんだ。これがいいんだ。」と、2バルブの低回転型のエンジンで開発したエンジニア氏は慧眼慧眼。
2015/09/15