小学生からプログラムのお勉強ですか、、、でもね、、、
僕がコンピューターに興味を持ち始めた頃の
コンピューターの雑誌なんてコンピューターの動作原理やプログラミングの仕方の解説が中心でした。
現在のコンピューターは複雑になり、僕にはとてもアプリケーション プログラムを作るなんて事はとても出来ませんが、コンピューター、プログラミングのことは少々 理解しているつもりです。
その僕が不安に感じることを書かせてもらいます。
プログラミングなんて全然理解できない。
「自分が理解できないのは始めるのが遅すぎたせいだ。そうだ小学生のうちに始めさせよう」そんな考えから生まれてきた発想でしょうか?
音楽や
外国語など感覚的なことが要求されるものなら小さい頃から始めるのもいいでしょう。でも、プログラミングとは論理的なものです。目的を持ったパートを積み上げていって一つのプログラム(アプリケーション プログラム)が出来上がります。論理的な思考が出来る様になってから始めても遅くはないはずです。
僕は「誰が教えるのか?」が問題だと思うのです。
小学校で教えるとなると多分、担任の教師が教えることになると思います。
プログラミングができる小学校の教師はどれくらいいらっしゃるのですか?
コンピューターとはどのように動作しているものなのが完全に理解していらっしゃる教師はどれ位いらっしゃるのですか?
コンピューターやプログラミングを十分に理解していない人があやふやな知識で用語などを教えたところでプログラミングなんかできるようになりません。
「鉄は熱いうちに打て」と言われますがズブの素人が熱い鉄を打ったところでろくな物はできません。
お願いです。小学生にプログラミングの勉強をさせるなら
テストはしないでください。成績をつけないでください。本当にプログラミングができる人が、児童に「自分の考えた手順に従ってコンピューターが動いていく」というプログラミングの本当の楽しさを体験させてあげてください。
実体のある機械を作ろうとすると労力と技術力が必要ですが、コンピューターのプログラミングは、小学生でも画面上とはいえ自分自身で考えたことを具現化できる面白い道具です。
初歩のプログラミングでも楽しいと感じられれば その子はきっと自分で勉強して、プログラミングが理解出来る人になることでしょう。
2016/06/13