♀の産卵数の話しになりますが、過去産まないといわれるP-1を筆頭に、過去ブリードした♀からは最低でも40頭は確保しました。
Qの元親♀からも70頭あまりの幼虫を確保。産まないと聞いていたP-1も1♀から80頭あまりの幼虫を確保。
その他の血統の♀からも50頭くらいは採ることが出来ました。
もちろん各血統♀の購入先はすべて御本家様より直接購入の個体です。
産卵させる方法は本などでよく聞きますのが、セットして2ヶ月ほどたってから幼虫の確認を・・・なんて聞きますが、筆者自身、
セットして2ヶ月放置なんて事は絶対に致しません。 コレではたぶん取れても20〜30程が限界のような気がします。
まず、いっぺんに材を3本入れたりしません。もし産まなければせっかくの材が無駄になります。
最初は、交配を済ませた1♀に1本の材のみセットします。 この1本の材は今までの経験で産みそうな材を選別してから入れます。
産卵を確認出来たら、次にその材と一緒に併せて3本くらい入るケースに入れます。
そして、ここでも放置はしません。次の材に産卵し始めたのが確認出来たら産卵済みの材を取り出し、次の新しい材に入れ替えます。
コレを産卵行動を止めるまで次々繰り返します。
取り出した材は別に保管しておきます。そして2週間ほどしたら割り出し、幼虫が有精卵か無精卵かを確認します。
一番最初に削られた材でコレを確認し、もし無精卵であればこの時点でブリードは中止。 有精卵であれば続行ですね。
そしてコレは賛否両論と申しますか、お叱りを受けそうですが、生き餌を与える。タイミングとしては3本ほどの材を生み終えたら1度
餌を与える。何の幼虫でも蛹でも構いません。 コレによって産卵数は全く違うと考えてます。
コツというか何というか、まず産卵行動を休ませないということです。セットごと変えるのでなくセットのなかの産卵済みの材のみを
交換するということです。
こうすることで♀の環境の変化も最小で済みますし、次々に新しい材を投入しますので♀も休む暇無く産卵し続けます。
過去6〜7本の材を入れほったらかしにしてた頃もありましたが、たぶん今の方法が沢山とれるかな?と思っています。
あと産卵誘発についてはどうしようもありません。持論は、どのような環境に持っていても産まない♀は産みません・・・
でも、ある日突然産み始めることがありますが。
産まない♀・・・なんかコレも人間の女性と類似してますね。
特に飲み屋の・・・どんなに金使って店に通おうが、「あなたの事はお客とはおもってないの・・・だいすきなの・・・」と言われようが・・・
できないモノはやっぱできない。 似てると思います(笑)
人間の女性についてはクワガタ♀のようにある日突然・・・なんてことはありましぇん。