金属の錆、風化される様を歴史てき出来事と関連して表現したレリーフ状の作品。

　ベニヤに衣服、紐、朽ちてきた木材、樹脂、有刺鉄線や鉄類を貼付け、金属調の
塗料を錆させたものを製作してきた。

宗教的なシンボルを使った作品が多いが、私自身はいかなる宗教に対しても崇拝者
ではない。ただそれらによって、どの様に歴史が流れ、過去の出来事、これから
おきる事象には興味がある。

宗教だけで無く、〜主義、〜派と言われるものは、人や国を救い 高め、潤いを与え
ている反面、悲惨な惨劇をもたらしているのも事実である。
　
　なぜそうなるのか、何がそうさせるのかというのも色々な方々が論じて来ているが、
私自身は、このような事を行う『人間＝生き物＝生命』とはいったい何者なのか、
という疑問がいつも脳裏に浮かび、このような疑問が作品の根底に渦巻いているの
である。


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