Top>一般ログ>10年04月 |
∧ ∧ . ヾ(=w=;) Counter: URL:http://web1.kcn.jp/hal/ |
更新リスト | |
2010/04/26 | 一杯更新したよ |
2010/04/26 | 乱鴉の島/有栖川有栖 |
2010/04/26 | 最後の一球/島田荘司 |
2010/04/26 | 死神のキョウ/魁 |
2010/04/26 | とある飛空士への追憶/犬村小六 |
2010/04/26 | 虫とりのうた /赤星香一郎 |
2010/04/26 | 塩の街/有川浩 |
2010/04/26 | 火目の巫女/杉井光 |
2010/04/26 | 葉桜が来た夏/夏海公司 |
2010/04/26 | アイゼンフリューゲル2/虚淵玄 |
2010/04/26 | 人類は衰退しました/田中ロミオ |
2010/04/26 | サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY /河野裕 |
2010/04/26 | ダンタリアンの書架/三雲岳斗 |
2010/04/26 | 太陽の坐る場所/辻村深月 |
2010/04/27 | お留守バンシー/小河正岳 |
2010/04/29 | レンタル・フルムーン/瀬那和章 |
2010/04/30 | けいおんでポスター |
というわけで、こんばんは。咲村です。 最近読んだ本を13冊分更新しましたよ。 70日で13冊って随分少ないなぁ。もっと読んでる気がします。 本を借りて読んで返して借りてを繰り返してるので、何か絶対飛ばしてる気がする。 |
▲IndexListに戻る |
え。本当にミステリベスト10で一位?ほんとに? という内容でした。 有栖川さんなら、この内容のトリックであれば 短編でも充分書けると思うのになぁ……。 動機にしてもうーん。まぁ。というところ。 致命的なところを挙げれば盛り上がりに欠けるところだと思いました。 |
▲IndexListに戻る |
最近の島田荘司さんは、ミステリよりも人間ドラマに焦点を当てた物語が多いですね。 まるで一つのドラマを見ているような、そんな気分にさせてくれる物語。 BOOKデータベースに記載はありませんが、 どれだけ頑張っても二軍までしか行けなかったプロ野球投手の、 全身全霊を掛けた最後の一球の物語。アツいです。 |
▲IndexListに戻る |
ラノベのテンプレートか!!といいたくなるようなラノベでした。 普通に面白い。けどある意味おなか一杯。 とりあえず、後半の展開が予想外だったので、そこだけは評価されるべきかと。 |
▲IndexListに戻る |
せ、せつねぇぇ(;´Д`)-3 機械みたいに育てられたヒロインが、お馬鹿な王子に嫁ぐため 数日間身分の低い飛行士と二人きりの敵陣突破の作戦を決行することに。 ヒロインは敵陣突破の過程で徐々に心を取り戻し、飛行士に惹かれていくが……というお話。 飛行士は飛行士でヒロインと子供時代に運命的な出会いをしてるんですよね。 悶えるわ! 『あのシーン』を表紙にしようと最初に言った人にも拍手を送りたい。 |
▲IndexListに戻る |
うーん? ミステリにしてもホラーにしても中途半端。 何か作中に記されていない謎が残っているらしいですが、 あんまり気にならない感じです。 広がりの少ない『弟切草』を読んだような読後感でした。 |
▲IndexListに戻る |
甘いわーヽ(`Д´)ノ こんな甘い恋愛小説……。砂糖の入れすぎたコーヒーか!! といいたくなるくらい、べたべたの恋愛小説でした。 これはこれで大好きなんですけどね。 というわけで図書館戦争で有名な有川浩さんのデビュー作。 もう少し甘さ控えめ……というか、自衛隊の『秋庭さん』が パーフェクト超人じゃなければ誰でもお勧め度が☆四つなのに……。残念。 後半のクライマックスのシーンに至るまで盛り上げること盛り上げること。 |
▲IndexListに戻る |
電撃小説大賞の銀賞受賞作。同僚に借りた本です。 さすが『狼と香辛料』と同期で同じ銀賞を取ったというだけあって、 巧みな文章表現、そして後半の伏線回収が秀逸でした。 全編を通して戦闘シーンに爽快感はありませんが、 友情というテーマをこの上なく丁寧に描けていると思いました。 最後のページを閉じた後、もう一回小説の内容を思い返させる物語というのは貴重です。 |
▲IndexListに戻る |
電撃小説大賞の奨励賞受賞作。同僚に借りた本です。 内容はまぁBOOKデータベースを参考にしてもらうとして。 忌憚なく申し上げれば、作者の比喩表現がとても下手であることと、 主人公の異種族を憎む動機付けがあまりにも筋違いすぎるので、 全シーンで共感できないのが最大のウィークポイントかと思います。 最初から最後まで真摯な葉桜というヒロインは好感が持てますので、 シリーズを通して徐々に好きになっていく物語なのかも。 あと状況描写は比喩表現に比べて圧倒的に巧かったです。 |
▲IndexListに戻る |
Fate/Zeroを書いた虚淵 玄さんのアイゼンフリューゲルの二巻目。 同僚に借りた本です。 どうした虚淵!というくらいこの作者にしては無駄な表現が多かった気がします。 何だか二巻に分けて書いたおかげで尺があまりすぎて、埋めるために一杯書いたようにも見えました。 一巻は凄かったんですけどね。 最速のジェット戦闘機でプロペラ戦闘機を蹴散らすところを楽しむ以外は、 そこまで見るところもなかったかな、という感じです。 |
▲IndexListに戻る |
田中ロミオさんって有名な方らしいですね。 というわけで、これも同僚に借りた本です。 金太郎飴的に同じような話を量産できるように書いた話らしいですが、 それでも充分楽しめました。 なにこのゆるい感じ。 おっとりを装った主人公と妖精さんが繰り広げる、ぬるま湯の様なコメディ。 何一つ得るものはありませんが、妙味あふれる主人公の描写能力&突っ込みと 妖精さんのどこまでも奇態な性質を見ているだけで何か楽しい、そんな小説です。 僕は好きです。 |
▲IndexListに戻る |
時間スキップ系の物語。同僚から借りた本です。 BOOKデータベースの内容見ても何だか意味わかりませんね。 春崎という子は「リセット」というだけで自分の記憶も含めて3日間をなかったことにする能力者。 主人公は無条件で一度体験したことを「忘れない」能力者。 なので「リセット」しても主人公だけは「リセット前を覚えている」という設定です。 地の文は森博嗣のスカイクロラ風ですね。 事件は凄く個人的かつ小規模なものですが、時間スキップ系の物語の常として 時系列を上手に使ったカラクリと優れた構成を楽しむことができます。 猫を操る子との会話は結構好きでした。 生まれ変わったら大きな木になって猫に登ってもらいたいといった子に、 生まれ変わったら神様になりたいという主人公が、 そんな君と猫が一緒に見れるような虹を掛けても良いというあたり。 まぁセリフは全く覚えてないんですけどね。 |
▲IndexListに戻る |
作者の三雲岳斗さんは、大学時代に 『海底密室』ってのを読んだナァ。 年季があるだけに中々面白かったです。 個人的に好きだった表現。 ============================ 硬い表情のメイベルを見て、フランが声を上げて笑った。 「なんダ。最近の警察官は工場の案内もしてくれるのカ?」 (犯人登場のシーン) ------------------- 輝く銀髪を振り乱して、フランが笑った。世にも美しい少女の口から出たとは思えぬ、狂気に満ちた哄笑が響き渡る。 ============================ 哄笑が響き渡るって表現が良いですね。 だってノリノリですから。 「こら、ヒューイ! ○○なのです。ヒューイ、ヒューイ!」 ↑ちょっとあざといとは思った。 |
▲IndexListに戻る |
さすがは伏線の名手……といいたいところですが 残念ながら西尾維新さんと同じようなあんまり意味のない叙述でしたね。 二十代後半の女性の自意識と恋愛に関するどろどろした腹芸がこれでもかというくらいふんだんに出てきます。 個人的に面白かった表現。 ============================ しばらくして「ねぇ」と静かな声が言った。「陽平に会わない?」と。 顔を保てた自信がなかった。 指が強張り、咄嗟に腕に力を入れる。そうしなければ、掴んだグラスを床に落として割ってしまうところだった。歯を噛み合わせ、目を瞬く。答えられなかった。 ============================ 顔を保てた自信がなかった、というのは中々書けるものではない。 |
▲IndexListに戻る |
『狼と香辛料』と『火目の巫女』が銀賞だったときの大賞作。同僚に借りた本です。 児童文学みたいでなおかつ洗練された表現と、綺麗にまとまった話が印象的でした。 あまねく どんな宝石もかなわない 一頭一頭ひとしく見渡すと 外からもたらされたもののようだ 笑い声をとどろかせている 濡れそぼった洗濯物 手の平にすっかりおさまる いっそう惨め 待っていたのは心を切り裂かれるような現実 一度だけ大きく竿立ったが、すぐに前肢をおろし… これからあなたはわたしの足になって、風のように空を駆けるのよ ↑このあたりの表現は独特だった気がします。 文芸としてはとても優れていますが、ずば抜けて楽しいわけではない、そういう作品。 敵キャラの『クルセイダー』の策略と攻めてきた動機、その解決に至るまでは一連の流れが綺麗でした。 |
▲IndexListに戻る |
第14回電撃小説大賞で銀賞を取った瀬那 和章さんの三作目。 同僚から借りた本です。 一作目、二作目のunderは好みの分かれる伝奇で、 同僚は絶賛してましたが僕としては微妙でした。 ただ、レンタル・フルムーンは面白かったです。 地の文のツッコミが中々テンポ良く読ませてくれて、そこかしこで笑わせてもらいました。 ヒロインが黒髪つり目がちな「だ、だろう」口調の女キャラ……というとテンプレですが、 そのための性格設定以外、何一つ優れたものを持っていないというのは 逆に中々珍しかったです。 「残念な」という表現が何度も出てきてちょっと鼻に付きますが、 エンタテイメント小説としては全体的に高いレベルでバランスの取れた作品だったと思います。 あ、でもキャラの配置はベン・トーと軽く被ってるような。 |
▲IndexListに戻る |
良く思いつくなぁ。素直に感心しました。 |
▲IndexListに戻る |
← 新しいの ┃ 過去の → |