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というわけで咲村ですこんばんは。 今日はいただいたお便りを曲解してお送りしたいと思います。
…脳は思考時に酸素を消費します。 うがいをする際に体内に保管される酸素量には限りがあり、無駄な思考を行うことによって無駄な酸素が失われ、結果うがいに失敗する、どうしましょう、という相談ですね。 それでは人の賢さとはいったい何なのでしょうか。今回はそれについて話して生きたいと思います。 そもそも人の賢さとは一面的なものだけでは表しきれないと思われます。例えば記憶力が突出して秀でていたとしても、それは確かに賢いということもできると同時に、それ以外の賢さがあることも何となく感じられることでしょう。 ここから「賢さ」とは多面的な言葉であることが伺えますが、しかしもちろん無限に多面というわけではありません。 そこで、人の賢さの分類について少しご紹介しましょう。 まず人の賢さを大別すると記憶量、回転率、自律の三種類に分けることが出来るのはご存知でしょうか。 記憶量とは文字通り、物事を記憶する吸収率と、その容量のことです。これが膨大であれば膨大であるほど賢いと表現される。 回転率とは文字通り、物事を回転させる速さ──といったら語弊がありますが、すでにある知識を別の知識と結びつけ新しいものを生み出す力と、記憶の本棚にしまった知識の所在を見つけ出す手際のよさのことであり、それが素早ければ素早いほど賢いと表現されます。 自律とは文字通り、自らを律する才能。スケジュールを決めたならそれに従うことのできる意志の強さや、モラルを理解し守る強さ。本能のままに動かない理性的な動物であり続ける才能に秀でた人も、賢いと表現されます。 この中で、もっとも重要なのは記憶量でも回転率でもありません。そんなのは人並み以下でも問題ない。 大切なのは、自律です。 人並み以下の記憶力でも、システムを理解し効率的な学習を繰り返せば人並み以上の記憶力に勝ります。回転率は発想の面白さだともいえますが、金田一少年ほど無知ではよほど幸運でない限りそれを活かすことなどできないし、そういう発想が求められるのは所詮ごくごく特殊な状況のみにおいてです。 そんなものが多少あるよりも、発想のための方法を自らに覚えさせることだけでも、十分大抵の状況は切り抜けられます。 実は、昔ながらの秀才は、自律に長けた人のことを指し示すのです。その人たちは、自らに何か課題を提示し、それを計画的にこなしていく。スケジュールにしたがって勉強する、行動する。だから、賢い。 …であると同時に、自律の精神は才能に大きく依存する前者二つと比べて、時によって変動しやすいという特徴もあります。真面目な人が快楽を知って堕落する、というお話は世界を探せば星の数ほど見つかりますよね。秀才の堕落、よくありすぎて陳腐なくらいのテーマです。 しかし、同じ条件なら逆もまた真なのではないでしょうか。 昔の自分にアドバイスしてやりたい、もう少し勉強していればと教えてやりたい。 人は、もう少し若かったら勉強していたのに、とかいいますが、そもそも物事を始めるのに今現在より早い時間はないのです。 それはつまり誰もが秀才になりうる可能性を持つということ。大切なのは根気とやる気です。それオンリーです。俺は頭が悪いから…などというのは楽をするための言い訳にすぎません。 いいですか。誰だってヒーローになれるんです。 だから…あなたもやってみませんか? イソジンガーグルのうがいを。 |
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