>>vol.101
2019. 6.28(Fri.)~29(Sat.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP TOKYO 東京の最終日は"BEAUTY&THE BEAST"公演でした。今後1階のフロアをさらにカオスな状態にするには男の力が必要なんですよ。もっと男性ファンを増やさないといけないなと使命感に燃えています。やっぱり女の子が多いとダイブしたときとかに"あ、今の、大丈夫だったかな?"とか気になっちゃったりするんですけど。男の場合はほぼほぼ気にすることもなく"それくらい大丈夫だろ!"って思えますから。男性が多いと気兼ねなく煽れる感覚がありますね。 いつもだと、ツアーがスタートした頃は"英語の発音を練習しなきゃな"とか、どこか慣れてない部分があるものなんですけど、今夏はアメリカでツアーを行ったあとで、すでにライヴはある程度出来あがっている状態からのスタートだったので、いいスタートダッシュだったと思いますね。 →6月28日・29日 HYDE LIVE 2019@ZEPP TOKYO(29日はBEAUTY&THE BEAST) |
2019. 6.30(Sat.) | "大日本令和ANTI集会"in 東京 アルバム『ANTI』の購入特典イベントで、おもしろい名前のほうがいいのかなと思って"大日本令和ANTI集会"って名づけたんですけど、案外普通のイベントでしたね(笑)。僕のイメージとしては会場も"密室"って感じだったんですけど、うしろのほうは当選者じゃなくても観られたりして。スタッフにはぶつくさ行ってました(笑)。だから、せっかく購入して当たったお客さんにはサービスしないとなと思って、結構、スタジオの中を暴れまわりましたね。MCの黒木(啓司)さんに「HYDEさんって自由ですね」と言われるくらい(笑)。 →6月30日 大日本令和ANTI集会@UDAGAWA BASE(渋谷Abema Tower 公開スタジオ) |
2019. 7. 1(Mon.) | 仙台へ移動し、石巻周辺の被災地へ せっかく仙台に行くし、地方公演のスタートでもあるので、ちょうどいいタイミングかなと思って東日本大震災の被災地に行きました。どこまでどうなったかっていうのを自分の目で確かめたいなと。ずいぶん復興は進んでいましたけど、人はいなくてガランとしてましたね。 その土地に行こうと思えば行けるのに、行かないでいろいろ言うのは違うなって気もするんですよね。かといって何も触れないと、どんどん忘れる人が増えて風化してしまう。ならば、今、どのような状態にあるのかを知ったうえで、思ったことを少しでも発言すべきなのかなと思ったんですよね。 |
2019. 7. 2(Tue.) | "HYDE LIVE 2019"@SENDAI PIT 基本的にライヴハウスって席がないから、みんな、前に押す、1歩でもステージに近づくようにジャンプすることが"ノる"ってことだと思ってると僕は思うんですよね。日本人にはそういう人がやけに多いなと。だから最前の子は苦しいんだよね。それは基本、日本の誰のライヴを観ていてもそう感じます。アメリカとかだとライヴをやっていてもそんな状況は見ないな。あれは、それぞれのスペースをあまり大事にしない日本人の特徴ですね。ちょっとでもスペースがあったら前に行きたい、ほかの人に前へ行かれなくないから自分が詰める、みたいな。でも、そうすると自分のスペースが保てなくなるから動きにくくなって、手も挙げにくくなって結局、全体としてライヴが盛りあがらなくなる。 そんな思いがあったから、ライヴ会場で掲出している"撮影禁止"のパネルの裏側に"ご当地俳句"として注意文を載せました。仙台なんで、「押すよりも牛タン食べて跳ねましょう」(笑)。なんか、注意事項としてきっちり記載するよりもポップに見せたほうが雰囲気いいのかなと思って。最初は東京だけのつもりで僕が考えたんですけど、今後の会場でも書いたほうがいいですよねって提案されて、仙台以降はスタッフもいっしょに考えてくれました。 →7月2日~3日 HYDE LIVE 2019@SENDAI PIT |
2019. 7. 3(Wed.) | "HYDE LIVE 2019"@SENDAI PIT 白い衣装を買ったけど、着ることってあるのかなと思っていたんですよ。白だとお医者さんみたいになるかな、白衣の天使になっちゃうのかなって(笑)。でも、まあ着るならツアー序盤にと思って着てみたら、やけに評判よかったですね。 |
2019. 7. 4(Thu.) | 福岡に移動 夜中、ひとりでのんびり歩いてたら、路上でカラオケを使って3人くらいの若者が順番に歌ってたんですよ、これがめちゃくちゃうまかった。すごく上手だったから気候もよかったし引きよせられるように聴きほれて、わりと近くで聴いてたんですよ。その男の子と話したら絢香さんとかが通っていた音楽スクールの生徒さんらしくて。「最後、みんなで歌いましょう」って。夜中の3時くらいに、みんな、それに応えて輪になって手をつなぎ始めて。で、「お兄さんも!」って言われたから、僕もいっしょになって「♪ラララ~」(笑)。お客さんが数人いて写真とかムービーとかを撮ってたから「やばい!」って思いながらも誰も気づいていない様子だったから、一生懸命、顔を伏せつつ。最後にみんなでっていう彼らの気持ちもわかるから盛りあげてあげたいけど、カメラも回ってたし思いきれなかったですね(笑)。 |
2019. 7. 5(Fri.) | 熊本にて知人の墓参り 熊本に行ったときにいつも顔を出していたバーのオーナーが今年の初めに突然亡くなって。デビュー直後に出会ったから25年くらいの間柄かな。福岡でライヴするときも必ず観にきてくれました。有名な店だったんで、常連客みんな、「行く所がなくなった」ってすごくショックを受けてましたね。やっとお墓参りに行けました。元気だったのにな。人ってわからない。 その後、熊本城の復興具合も見に行って。音楽でできることなんて大したことないと思っているけど、ファンの子たちは僕がそこに足を運ぶだけで喜んでくれるから、時間が作れるときは行くだけでも行ってみようかなって思ってます。お城がどこまで復旧したかって全体の復興の目安になるというか、それを確認するだけでも自分の中でどのくらい熊本の復興が進んでいるのか把握しやすかったりもしますから。そのときの熊本城は城と建設機械が一体になって今にもトランスフォームしそうな状態でした。 |
2019. 7. 6(Sat.)~ 7(Sun.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP FUKUOKA リニューアルしたZEPP FUKUOKAはよかったですね。これまでの経験の粋を集めたんじゃないですかね。 2日目は七夕だったから短冊に「平凡で☆」と願いごとを書きました。平凡であることの喜びというか、今、僕の過ごすこの日常が僕にとっては平凡なので。常に平凡でありたいなと思っていますね。 ライヴ終了後はラーメンを食べに行きました。普段は極力糖質オフを心がけているんですけど、福岡に来たらしょうがない。いつも最低2回は行くつもりでいますけど、今回は3回くらい食べた気がしますね(笑)。 →7月6日~7日 HYDE LIVE 2019@ZEPP FUKUOKA |
2019. 7. 8(Mon.) | "大日本令和ANTI集会"in 福岡 今回使用する会場を知りあいが作ったって聞いていて、ぜひ見てくれと言われてたんですけど、ファンがたくさんいて会場の外に出られなくて「すみません、無理でした」って。結局、会場の中しか見られなかったんですけど、きれいなホールでした。 イベント後は広島に移動してステーキを食べました。最近、ホテルで仕事をしたい日とか、特に食べたいものがないなっていう日は、なるべくステーキを食べてますね。僕にとってのダイエットDAY。糖質とかは摂らないで肉だけ。今はタンパク質と脂質だけを摂るっていう脂身中心の生活ですね。 →7月8日 大日本令和ANTI集会@イムズホール |
2019. 7. 9(Tue.)~10(Wed.) | "HYDE LIVE 2019"@BLUE LIVE HIROSHIMA これまで、ある程度規模の大きいライヴハウスを狙ってツアーを組んできたから、広島は行程からちょっと外れがちでしたね。でも、今回、ちょっと広めの新しいライヴハウスが出来たというので行ってみました。 ZEPPを小さくしたようなきれいなライヴハウスだったんですけど、ステージから最前列の柵までが近かったので、そこに足をかけるっていう手があるんだなと気づいて。使いなれているZEPPだと柵まで距離があってその発想はなかったけど、広島から自分の技としてそれを身につけました(笑)。 会場が小さいぶん、熱量が伝わりやすくて、すごく盛りあがって熱かった記憶がありますね。 →7月9日~10日 HYDE LIVE 2019@BLUE LIVE HIROSHIMA |
2019. 7.13(Sat.)~14(Sun.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP OSAKA BAYSIDE 僕の地元、和歌山のアイス クリームをZEPP OSAKA BAYSIDEの隣のコンビニで売ってください、っていうファンからのリクエストにそのコンビニの方がのってくれて、販売していたみたいで。地元ではすごく有名な「グリーンソフト」っていう抹茶アイスで、小さい頃からよく食べていたんですよね。糖質制限してるから普段アイスは食べないんですけど、せっかくだからスタッフに買ってきてもらって少しいただきました。懐かしい味でしたね。抹茶のあっさりした感じが、すごくおいしかったです。 →7月13日~14日 HYDE LIVE 2019@ZEPP OSAKA BAYSIDE |
2019. 7.15(Mon.) | "大日本令和ANTI集会"in 大阪 あべのキューズモールの広場でやったんですけど、昔、この建物の前を走ってるチンチン電車に乗って、近くでアルバイトをしていたから、そんな地元トークをしました。 →7月15日 大日本令和ANTI集会@あべのキューズモール3F スカイコート |
2019. 7.16(Tue.)~17(Wed.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP OSAKA BAYSIDE 大阪公演中は和歌山市からたくさんの差しいれをいただいて、そのなかにラーメンがあって。それはいわゆる"和歌山ラーメン"とはちょっと違うんですよ。「てんかけラーメン」っていう「グリーンソフト」と同じ玉林園っていう会社が作っているラーメンで、商業施設にアイスとかたこ焼きとかが食べられる"グリーンコーナー"っていう一角があって、そこで食べられたのが「てんかけラーメン」だったんです。安かったから学生時代によく食べてましたね。 でも正直、当時はあまり好きじゃなかったんですよ。薄味で、単に安いから食べてたっていうイメージだったけど、今食べるとうまい。これぐらいがちょうどええなって。中途半端な和歌山ラーメンのお店だと、ただ塩っ辛いだけみたいなものもあるけど、「てんかけラーメン」は安定してましたね。 今でいうところの和歌山ラーメンは小さな頃から食べてましたけど、当時は単に"中華そば"って呼ばれていて。大人になって東京に来てからしばらくして和歌山ラーメンって言葉を聞いて、"そんなのないで?"って食べてみたら、"ああ、中華そばのことか"って思いました。 →7月16日~17日 HYDE LIVE 2019@ZEPP OSAKA BAYSIDE |
2019. 7.18(Thu.) | 京都にてオフ いつも撮影してくれているカメラマンが最近元気がないって聞いて、"しょうがねえな、冥土のみやげに連れていってやろうか"と(笑)、そのカメラマンやバンド メンバーといっしょに京都へ行きました。あいにくの雨だったんですけど、まずはみんなで座禅をしに行って。庭に向かって静かに瞑想したんですけど、雨も手伝ってすばらしかったですね。目を閉じて、心を無にしてただ現世を感じる。呼吸を感じる。そうしたら、降ってきた雨粒が葉からしたたる音だったり、遠くのほうの街の喧騒の音だったり、通りすぎる車の音だったりを体感できるんですよ。いろいろな音が混じりあっていて、すごく楽しかった。お坊さんが通るときに、「お願いします」って合図をすると、目の前に来て叩いてくれるんです。その後、川床に行きました。でも、雨だったから部屋の中から川床を眺めただけだったんですけど、舞妓さんや芸者さんが来てくれて。一日、漫喫しましたね。 |
2019. 7.20(Sat.)~21(Sun.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP OSAKA BAYSIDE 5日目は"BEAUTY&THE BEAST"公演だったんですけど、お客さんが客席の鉄柵を何本も抜いてしまって、途中でスタッフから注意する場面もありました。盛りあがってモッシュ エリアを作りたかったってことなんでしょうけど。以前にもやられたことがあって、そのときに「やめて」って言ったつもりだったんですけど、伝わってなかったみたい。僕はおもしろいけど、それが原因でライヴハウスに出いりできなくなったら残念だからやめまようね。 金子國義先生の誕生日が7月23日なので、大阪最終日は先生の絵がデザインされたいただきもののギターをちょっとだけ弾かせてもらいました。 →7月20日~21日 HYDE LIVE 2019@ZEPP OSAKA BAYSIDE(20日はBEAUTY&THE BEAST) |
2019. 7.24(Wed.)~25(Thu.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP NAGOYA 前回のツアーくらいから自分の演出の肝になってるのが「ブレードランナー」や「AKIRA」に代表されるサイバー パンクな世界観で。「ブレードランナー」は何回も観てます。アジアの未来をああいうふうに表現したのを初めて観たし、それに影響されて数多くのカウンター カルチャーが創造されていったとも思うんですよね。「AKIRA」にせよ「攻殻機動隊」にせよ。 そんな僕自身が表現していきたい世界観の原点である「ブレードランナー」に出演していたルトガー ハウアーさんが亡くなったと聞いて。ステージを演出するにあたってもう1回観なおしたりして、さらに思いいれが深い状態だったんでかなり感慨深かったですね。しかも、「ブレードランナー」で描かれていた未来の世界=2019年に同じように亡くなるなんて。生き様を感じますよね。偲んでSNSにRIP投稿をしました。 →7月24日~25日 HYDE LIVE 2019@ZEPP NAGOYA |
2019. 7.26(Fri.) | SNSに浴衣姿を投稿 やっぱり夏はね、浴衣とか着たくなるじゃないですか。その一環としてね、こないだ京都に行ったときの写真をアップしました。みんなも喜んでくれるかなと思って。 |
2019. 7.27(Sat.)~28(Sun.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP NAGOYA 普段、ステージ上ではなるべく自分の芸術を表現しているんですけど、この頃になるとアルバム『ANTI』の全曲をやるのであれば、これしかないなって思う曲順が固まってきていて。それってすなわち毎日来るようなファンからしてみれば、今日も同じセットリストだってことになるんですけど。でも今日初めて来るお客さんもたくさんいるわけで。そういう初めての人たちには自分の芸術を見せたいから、どうしてもそのメニューから抜けだせないし、抜けだしたいとも思わないんです。けど、"BEAUTY&THE BEAST"の日はあまり芸術とかを意識せず、はっちゃけられたらいいんだろうなっていう思いもあったので、あえて「HONEY」や「GLAMOROUS SKY」を入れたりしました。このあとに続くフェスの予行練習みたいな意味合いも兼ねてここから解禁して、「GLAMOROUS SKY」はせっかくなので名古屋最終日まで毎公演やりました。 →7月27日~28日 HYDE LIVE 2019@ZEPP NAGOYA(27日はBEAUTY&THE BEAST) |
2019. 7.29(Mon.) | "大日本令和ANTI集会"in 名古屋 →7月29日 大日本令和ANTI集会@アスナル金山 明日なる!広場 |
2019. 7.30(Tue.)~31(Wed.) | "HYDE LIVE 2019"@ZEPP NAGOYA この頃になると、最前柵に足をかける技もずいぶん経験値がたまって、さらにレベルアップして最前列の柵から続く縦の柵に渡り、歩いて客席に向かうまでになりました。"ニュー アイテム ゲットだぜ!"みたいな(笑)。ライヴハウスで何ができるだろうかって、日々いろいろ考えてるんですけど、これは新しいんじゃないかな。 最終日はLiSAちゃんが観にきてくれました。ギタリストが同じということもあって、PABLOが「今のHYDEを観てほしい」って推薦してくれたらしくて。これまでフェスでいっしょのときにあいさつするくらいだったんですけど、わざわざ日帰りで来てくれてうれしかったですね。 この日をもって"HYDE LIVE 2019"が札幌を残してほぼ終了しましたが、今回は演奏面も含めて大きく進化したと思います。"自分はどこに行きたいのか""いかにエンターテインメントにロックを見せられるのか""いかにクレイジーでありながら安定した演奏を聴かせられるのか"ということをずっと考えながらやってきたので。いい成果だと思います。再始動として、いい方向なんじゃないかな。異常な盛りあがりでした。 僕が目指すエンターテインメント性って"芸術をいかに楽しませるか"ということなんですよね。例えば狂気とか、僕がかっこいいと思う部分を、それを観たお客さんがただ単に"うるさい"と思ってしまったら、それはエンターテインメントじゃないと思うんですよ。それをどうしたら"かっこいい"とか"美しい""怖い"とか思わせることができるのか。照明や舞台演出も含めて僕の芸術性を味わってもらう。一編の物語を観るような感覚で楽しんでもらえるエンターテインメントにしたいなと思っています。 言うなれば、ミュージカルみたいなものかもしれない。何が起こるかわからないリアルタイムなミュージカル。ミュージカルって台本があって演出上はビシッと決まってるじゃないですか。僕が演じるのはライヴなので、一定の骨組みはあるけど、そこにはもうちょっと自分でも予期できないミラクルが存在する。そんな空間を目指しています。 そういう観点でいうと、今回のツアーではまだまだ甘かった部分もあるなと思わざるを得ませんね。自分の歌をいかに聴きやすく、安定して届けられるかとか、何が起こるかわからないようなステージをどれだけ見せられるかとか。まだまだ突きつめていけると思います。 →7月30日~31日 HYDE LIVE 2019@ZEPP NAGOYA |
2019. 8. 1(Thu.)~ 2(Fri.) | オフ ツアーがひと段落して風邪をひきました。ここのところ、ツアーが終わるとすぐ風邪ひいちゃうんですよ。"HYDE LIVE 2019 US"のときも6月の終わった瞬間、風邪をひきましたし。普段ならヤバいと思ったらすぐに気を使って対処するのに、ちょっと気が緩んで加湿器つけなかったり、多少のどの調子が悪くても"いいや"って面倒くさくて寝ちゃったり。で、すぐに風邪をひいちゃう。 |
2019. 8. 3(Sat.) | "rockin' on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019"に出演 以前は毎年"BEAST PARTY"をやってたんですけど、最近はやってないから。そのぶん"rockin' on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019"は夏っぽいお祭り感があって楽しかったです。自分のファン以外にアピールできるのがフェスならでなのいいところで、ぜんぜん興味のなかったお客さんに僕のステージを見せて、いかに"HYDEってこんななの?"って思わせるかが自分にとっての勝負だなと思ってるんで、あの手この手を使ってなんとか盛りあげたいなと思っていて。そのなかのひとつの手段で思いついたのが"脚立プレイ"(笑)。"rockin' on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019"は規制がいろいろと厳しくて、ステージから降りちゃいけないし、水やピックも投げちゃいけないし、やれることがない状況のなかで"あとは脚立に上るしかないな!"って。2メートルほどの大きい脚立があったので、それを使いました。 ステージは「HONEY」や「GLAMOROUS SKY」を軸に盛りあがりましたね。「GLAMOROUS SKY」はちょっとアレンジを変えて激しくして。お客さんもすごくアッパーで、盛りあがってくれてうれしかったな。あのステージを初めて観たら、ワンマンに行きたいなって思ってもらえると思う。 →8月3日 rockin' on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL@国営ひたち海浜公園 |
2019. 8. 6(Tue.) | "大日本令和ANTI集会"in 札幌/"HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL" 情報解禁 これまではこういうイベントがあっても、"あんまりアピールするのもどうなの?"と思ってわりとかしこまってたんですけど、最近はせっかく来てくれたんだから"つまんなかったな"って印象で帰ってもらいたくないなと思ってきて。なるべく楽しませてあげたいですね。クールなままでいるのに飽きちゃった。どうせやるなら自分も楽しみたいスイッチが入ってますね。 アルバム『ANTI』のリリース イベントだったから、ライヴとは違った形でお客さんの反響を体感することができました。自分としては過激なアルバムを作ったつもりなんですけど、意見を聞いてみると、みんな、そんなに過激だと思ってないような印象を受けて。テンポが速くて過激なアレンジでもメロディがきれいであれば、日本人は好きなんだなって改めて思いました。ちょっと話は変わりますけど、僕の母親に電話したら「『ANTI』、ぜんぜん聴けるよ」って言うんですよ。まず、母親が『ANTI』を聴いていたなんて!(笑)しかも、聴きやすいなんて!!ちょっと予想以上でしたね。逆に"そこまで聴きやすいのか"ってっちょっと戸惑ったりしました(笑)。 アルバム『ANTI』を軸にしたライヴの集大成をやっておきたいと思って、この日、12月のアリーナ公演を発表しました。僕がライヴハウスで培ってきたエンターテインメント性の拡大版というか、自分の真価を大きな会場で発揮したいですね。いかにロックとエンターテインメントの融合を見せられるか、今から楽しみにしています。 →8月6日 大日本令和ANTI集会@サッポロファクトリー・アトリウム特設ステージ |
2019. 8.11(Sun.) | D'ERLANGERとGASTUNKが出演するイベントへ 発表があったときから"ぜひ行きたいな"と思ってて、いざ近づいたらひとりで行くのも肩身が狭いので"清春くんと行ったらおもしろいかな"と思いはじめ、誘ってみたら快くOKしてくれたのでいっしょに行きました。 D'ERLANGERはラルク アン シエルの事務所の先輩でもあり、普段からkyoさんとは連絡をとったりもするけど、実はちゃんとライヴを観るのはこれが初めてに等しかったんです。GASTUNKに至っては、20歳の頃に観たのを最後にライヴはご無沙汰してました。チラッとお見かけしたりはしてたんですけど、僕が好きって言うのもおこがましいんじゃないかなとか、嫌がっていないかなとか、ツイッターでTATSUさんとは少しやりとりがあったんですけど。もうドキドキした気持ちで今回ライヴへうかがいましたね。当日お邪魔してみたら、いきなり「こっちです」ってGASTUNKの楽屋に入ることになって。楽屋を通過しないと僕らの席に行けなかったからなんですけど、"え?あいさつしたこともないのに楽屋に入るの?"って小さくなって通りぬけました。ライヴ前、トイレへ行くにしてもまた楽屋を通りぬけないと行けないから"そんなの無理無理!"って客席のトイレに行ったり(笑)。困りましたね。ライヴは本当にすばらしかったですよ。ライヴ終了後に、かなり恐縮しながらあいさつに行ったんですけど、すごく喜んでくれて。いやあ、よかった~。TATSUさんもBAKIさんもみなさんいらっしゃって、僕に「ファンだって言ってくれてありがとう」と言ってくれました。終活のひとつがまた終わったなっていう感じでしたね(笑)。 |
2019. 8.15(Thu.) | the GazettEのライヴへ ヴィジュアル系だとガゼットがいちばん気になりますね。音楽的にかっこいいって思うことも多いし。SNS見たら今日あるみたいだったのでぜひ勉強に行きたいなと思ってライヴにうかがいました。ホールをあんなにもカオスな状態にできるんだって改めて思いましたね。激しいバンドでのホールはあんまり好きじゃないんだけど見直しました。すり鉢状の会場だったんですけど、演奏が始まった瞬間、天井までお客さんの髪の毛がグワーッて回ってすごかった!演出もオシャレだしこだわりを感じました。 |
2019. 8.19(Mon.) | "SUMMER SONIC EXTRA"にブリング・ミー・ザ・ホライズンのゲストアクトとして出演 この日のライヴは アメリカでのアウェイな環境を経験してなかったら、もうちょっとビビってたと思うんですよ。事前にアンチっぽいSNSの書きこみも見たりしていて、"僕も若い頃は特に洋楽ファンだったから、日本のアーティストは出なくていいやんみたいな気持ちはすごくわかるよ"って思ってたんですけど、僕はそういう人たちにもアピールしていかないと前に進めないから、これはもう悪いけど30分間アピールさせてもらうよって感じで気合い入れて挑みましたね。いかに30分間で僕の味方につけるか、固定概念のHYDEっていうイメージをガラッと変えるかということにかけました。僕もブリング・ミー・ザ・ホライズンの音楽は好きだし、少なからず影響を受けているから、僕の音楽のなかにもそのニュアンスはどこかにあると思うんですよね。方向性は違うけども、好きだからこそ共通する何かがあるんじゃないかなと。僕としては十分なライヴだったと思います。自分たちのステージのあとブリング・ミー・ザ・ホライズンのライヴも観て、やっぱりすばらしいなと思いましたね。 →8月19日 BRING ME THE HORIZON SUMMER SONIC EXTRA@新木場STUDIO COAST(ゲストアクト:HYDE) |
2019. 8.23(Fri.) | YOSHIKIのディナー ショーへ ぜひ観たかったYOSHIKIさんのディナー ショー!びっくりするくらい前の席で(笑)。いちばん前のいちばんいい席。しかも、その席にはお客さんの目の前を通っていかないと行けなくて、しかも撮影OKだったから"めっちゃ間接的に撮られてるわ"と思いながら観ましたね。ショーはこれぞエンターテインメントというか、あのステージでできるすべてのことをやってたんじゃないですかね。レーザーやCO2はもちろん、バレエ ダンサーやオペラ歌手も出てくるし、ドラムセットが上がるし。あんなディナー ショー、ほかにないですよ。 |
2019. 8.24(Sat.) | 香川へ移動 香川ってうどん以外に何がおいしいのかなと思っていたら、骨付き鳥が有名らしくて。せっかくだからそれを食べてみようとおいしいお店を調べてもらったんですけど、どうも普通の居酒屋さんみたいな所しかなかったんですよ、それで「こういう所じゃなくて、もっとB級っぽいお店で食べたいな」と言ったら、車に乗せられてどんどん街から離れていって。僕、ごはんを食べるのに20分以上かけて移動するのっていやなんですよね。往復40分でしょ?食事のためだけに1日のうちの40分も移動に使うのって時間がもったいないじゃないですか。結局、30分くらいかかって"うわ~、これは失敗した"と思ってたんですけど、着いた場所が河川敷にあるプレハブみたいなお店で、それを見た瞬間"このB級感はありかも?!"と(笑)。 で、さっそく「よろしくお願いしま~す」ってお店に入っていったら、スキンヘッドの親父さんはひと言も発せず。普通、どんなに無愛想な店主でも「いらっしゃい」くらいは言うじゃないですか。なのに、その親父さんは僕を睨んでそれっきり。なんか"変なチャラチャラした客が来やがって"とか思われてんのかなとか思ってたんですけど、出てきた骨付き鳥は、わざわざ来てでも食べておいてよかった味でした。おいしくて、ちょっと個性があって。香川に行ったら、また食べたいかもな。 |
2019. 8.25(Sun.) | "20th ANNIVERSARY MONSTER baSH 2019"に出演 ちょっとやりすぎたかなと思うくらい、やれるパフォーマンスは全部やりました。客席に降りたり、脚立や鉄柱に上ったり。最後に客席にダイブしたときは、ちょっと押しが強かったから、下の子にかわいそうなことしたかなと思って気にしたりもしつつ、すごくはっちゃけてやりきりました。 自分のステージが終わって、UVERworldとマキシマム ザ ホルモンとDragon Ashを観たんですけど、どのアーティストもフェスに慣れていて"あそこはこうすればいいんや"とか、とてもいい勉強になりましたね。 →8月24日~25日 20th ANNIVERSARY MONSTER baSH 2019@国営讃岐まんのう公園(HYDEの出演は25日のみ) |
今号のシメのひと言
お待たせしました!いよいよL'Arc~en~Ciel |