>>vol.26

2000. 9. 6(Wed.) 『ミュージックステーション』出演。
2000. 9. 7(Thu.)〜15(Fri.) 一週間ほどL.A.に滞在。で、L.A.に着いたはいいけど、スケジューリングされてた仕事がいっぱい飛んじゃって、朝から晩までL.A.の海岸で
インライン・スケートやってましたね。撮影の日でも「どっかに路面ないかな」って、反射的にすべれる場所を探しちゃったりして(笑)。もう、コ
ンクリートでつるつるした路面を見つけたときには、狂ったようにすべってましたね(笑)。あと、俺たちが海岸ですべっているときに、たまたま
どっかのテレビ局が来ててさ。日本人のしゃべってる声が聞こえて、カメラとか照明とかの団体が側にいて、やべえー!って、俺はかなりあ
せったんだけど、マネージャーのSとかは全然気づかずに「イエーイ」とか無邪気に言ってるの(笑)。とにかく、俺は彼を抜かして逃げようっ
て。抜かしちゃえば後ろ姿だからわかんないじゃん。で、通りすぎるときに「S、カメラ!」って言ったら、それ見てテンパっちゃって、そのまま
砂浜に追突。実は、俺もそのあとコケたんだけどね(笑)。ホント、あれには動揺したね。
あと、買いものデーのときに、みんなでユニバーサル・スタジオに行ったんだよね。前行ったときに、ヒッチコックの『サイコ』って映画に出てく
る“ベイツ・モーテル”のタオルとスリッパが売っててさ。家中、もう全部それにしたくて、夕方ぐらいにそれだけを買いに行ったんだよね(笑)
。そしたら、閉館30分前でチケットすら売ってない状態で、ぞろぞろ人が出てきてて。で、出てきた中国人から半券もらって、買い忘れたモ
ノがあるから入らせてくれって、俺ひとりで出口から入っていったんだけど、ちょうど俺が入っていくときにすごい勇敢な音楽が流れてて、な
んか、今から冒険に行くみたいな感じでさ、♪パランパランパアーってタオル探しに行った(笑)。(
マネージャー・S「外から見てたら『はじめてのお
つかい』に見えたけど(笑)」)
結局、なかったんだよね(苦笑)。散々探したあげく……。まあ、そんなこともありながら、結構、満喫したね、L.A.は
。朝起きたらまず海岸に降りていって、何キロも続くサイクリング・コースを走って。午前中はストイックなまわりに何もないようなコースを走っ
て、午後から街側のほうを走って。で、夜ちょっと仕事(笑)。それを一週間くらい繰り返してたかな。
それで、帰りの飛行機では、ほとんど寝ずに映画を片っ端から観てたね。特にいちばん印象に残っているのが『スキップ』っていう犬が出て
くるやつ。物語自体は単純なんだけど、すんごいかわいくって、俺ね、3回くらい号泣したね(笑)。その犬のおかげで主人公の男の子がど
んどん成長していくんだけど、もうね、感動だよ、感動。俺、悲しくて泣くのは好きじゃないんだよ、男じゃないような気がして。だけど、うれし
くて泣くのはありかなって思って。もう、この映画はかなり自分のリミッターをとって、ひとりでひっくひっくしてたね(笑)。暗いからだれも見て
ないしさ。とにかく超いい映画!こんだけ宣伝したからには、製作会社からなんかもらわないとな(笑)。
2000. 9.18(Mon.) 『SWITCH』の取材。4年くらい前からファンクラブで“羽の裏側特集”ってやってたんだけど、まあ用は俺、入れ墨入れたくって羽の裏側ずっ
と探してたんだよね。で、ファンの子にいっぱいもらったんだけど、なかなか自分の求めてるやつがなくて。で、結局、ファンの子が送ってきて
くれた絵を参考にしたりしながら自分で絵を書いて、それを夏に入れたの。すぐファンの子に言おうかと思ったけど、両親にも言ってなかった
からね。で、この前話して……「実は、あやまらなあかんことがあんねん」って、すぐ背中見せてぱっと脱いで「入れ墨入れた」って言って。そ
したら、うちの両親、それ見て大笑い。「ほかになかったんか?」って(笑)。母ちゃんなんて、絶対いやな顔するだろうって思ってたけど、す
ごく意外だったね。でも、いい反応だったからよかった。これもひとえにみなさんのおかげだと思ってます。ちなみに、その入れ墨が『SWITC
H』の11月20日号に載ってます。
2000. 9.21(Thu.)〜22(Fri.) 全体ライヴ・リハーサル開始。
2000. 9.23(Sat.) 打ち合わせ。
2000. 9.24(Sun.)〜26(Tue.) リハーサル。今回は“REALIVE”と“REAL”というふたつツアーのメニューを考慮に入れてやらなきゃいけなかったから、結構、ヘビーでしたね
。特に『REAL』が出たばかりで、ライヴのための演奏っていうのをまだやってなかったから、最初のうちは『REAL』を集中してやったね。でも、
今回は、結構、ビデオ撮るのを目的にしてたから、大阪の。そっちを完成させると必然的にツアーが見えてくるだろうなあと。“REALIVE”の
最終日を目標にしてましたね。
2000. 9.27(Wed.) ラジオ収録してますね、レギュラーの。
2000. 9.28(Thu.)〜10. 6(Fri.) リハーサル。10月4日にteっちゃんの誕生会がありましたね。
2000.10. 8(Sun.)〜9(Mon.) “REALIVE”の本番初日。赤坂BLITZ。ライヴ・ハウス自体久しぶりだから、ちょっと緊張してたかな。この日からTHE JUNKETという、イギリ
スのスリー・ピース・バンドが前座に出てくれたんだけど、ステージの横から観てて、俺、かっこよくてファンになって、たのむからみんなノッ
てくんないかなーって陰で見守ってた(笑)。
                     
→L'Arc〜en〜Ciel CLUB CIRCUIT 2000 REALIVE 詳細@:10月8日 赤坂BLITZ/9日 赤坂BLITZ
2000.10.11(Wed.) ラジオのレギュラー収録とライヴ写真のチェックをしたあとに、『R&R News Maker』の連載を作りました。
2000.10.16(Mon.)〜17(Tue.) “REALIVE”Zepp Sendai。2日目、ついに俺もダイヴ。でも、慣れてない子や女の子が多いせいもあって、つぶれちゃってかわいそうだった
よね。わりーなって。だけど、ライヴはすごくよかったよね。あと、そのあと、スタッフ懇親会があってどんちゃん騒ぎ。この日は、THE JUNKE
Tのメンバーとしゃべろうと思ってたんだけど、社交的じゃないからじっとしてたら、一時間くらいたったら向こうから来てくれて、お互い誉め殺
しでした(笑)。
                                                
→詳細A:10月16日 Zepp Sendai/17日 Zepp Sendai
2000.10.19(Thu.)〜20(Fri.) “REALIVE”のZepp Tokyo。(文中Sendaiとなってますが訂正してます)
                                                 →詳細B:10月19日 Zepp Tokyo/20日 Zepp Tokyo
2000.10.21(Sat.) この日は、ライヴが立て続けで、のどがヤバくなりかけていたので病院に行きました。変な医者だったな。なんか薬にさ、「色男」なんたらこ
ーたらって書いてあるの(笑)。なんかね、先生が患者の印象をペンで書くんだって。俺の知り合いも書かれたって言ってた。
2000.10.23(Mon.)〜24(Tue.) “REALIVE”Zepp Sapporo。そんときに「北海道はドームないからライヴ・ハウスしか来れないんだ、ごめんね」って、言ったら「あるよー!」っ
ていっぱい言われて「それ、野球するところじゃないだろ?」って言ったら「できる!」って。おい、話が違うじゃねーかって(笑)。そういうのが
あれば行きますよ。今度はね。
そうそう、北海道のときにTHE JUNKETとお別れしたんだ。彼ら自身も、だいぶ緊張がなくなってきていい感じになってきたところだったんだ
けどね。で、ライヴが終わったあと、いっしょに飯を食ってビリヤード大会。すごい盛り上がったね。最初はひとりずつTHE JUNKETのメンバ
ーと勝負して、最終的にはラルク・アン・シエル対THE JUNKETで勝負しようということになって、8ボール対決で。向こうは酔っぱらってたせ
いもあって、俺らほとんどアルコール飲んでなかったから、結果は4対0で圧勝。最後なんか自分で落としちゃって、負けちゃってかわいそう
だったな。一試合終わるごとに「あと一試合、一試合」って、「わかったよ、勝つまでやれよ」って。でも、店が終わっちゃって、負けたままで
かわいそうだったね(笑)。
                                              →詳細C:10月23日 Zepp Sapporo/24日 Zepp Sapporo
2000.10.26(Thu.)〜27(Fri.) “REALIVE”Zepp Osaka。この日は、ビデオを撮るという目的があったからその段取りで忙しくて。しかも、カメラをいっぱい入れてたから、そ
れだけでライヴ・スペースがだいぶつぶれてたしね。だけど、それが目的で最初から始まったようなものだから、「いいライヴになってくれー」
って残すは神だのみのみ。結果的にはいいのが撮れたと思うから、あとはどう編集されてるかだね。
で、最後に、ライヴ・ハウス・ツアー終わりってことで中締め的な打ち上げをやったんだけど、二次会でビリヤード場にまた行って、そこでヘビ
ーな夜があったんだよね(笑)。みんな酔っぱらって、終わりまでにいろんな修羅場があったんだけど、最終的にきくちゃん(本誌担当編集者
)が俺のモノマネをイスの上でして。しかも、ひっぱるから余計みんなに注目されて恥ずかしかったね(笑)。
                                                 
→詳細D:10月26日 Zepp Osaka/27日 Zepp Osaka
2000.10.29(Sun.)〜31(Tue.) リハーサル。
2000.11. 2(Thu.) ラジオ収録、レギュラーの。
2000.11. 4(Sat.)〜5(Sun.) “REAL”初日。ナゴヤ・ドーム。まあ、初日ってこともあって初々しいライヴでしたね。でも、初日っぽいギクシャクさはなかったな。その前に“
REALIVE”やってるしね。(
マネージャー・S「俺は感動しましたね。熟年のライヴっていうか」)まあ、そんな2日間でした。
                           
→L'Arc〜en〜Ciel TOUR 2000 REAL 詳細@:11月4日 ナゴヤドーム/5日 ナゴヤドーム
2000.11. 9(Thu.) “トマラルクルーズ”開催。俺が今年さんざん宣伝している『トマラルク』が発売されまして、初回チャートでなんとか『ファイナル・ファンタジー
\』と『ドラゴン・クエストZ』にはさまれて、それなりに好調なすべり出しだったんだけど、もうひと盛り上がりしたいなあって思って。実は、作
っている段階からこの企画は立てていたんだけど、攻略本が出たあたりから実現化に向けて着々と進行し始めて、それが当日“トマラルク
ルーズ”という形でついに実現したわけです。で、船が動き出したと同時にトマラン大会開始。100人が一斉に対戦してるのを俺がちょっと
裏から見たりして(笑)。みんな、真剣にやってるなって確認して。で、上位10名と俺がついに対戦することになったんだけど、結果は5対5
でした。正直、忙しくてあまり練習する時間がなかったから、4回は負けるかなって思ってたんだけど、5回負けたからね。もう、最初からハ
ンデいらない、武器もいらないって言われて対戦して思いきり負けたから、すごいショックだった(苦笑)。しかも、あの日から風邪気味なんだ
よね(笑)。でも、ゲーム作った以上、みんなにやってもらいたかったから、みんながやってくれてるだけでもうれしかったね。
(マネージャー・S「
ただ、船でやる必要はまったくなかった……」)
なんだとー?(笑)でも、さんざん楽しんだあとに会場から出たらもう岸に着いてて、「全然クルーズの
意味ないじゃん」って(笑)。なんか、不思議な感じだったね。でも、制作してくれたデザート・プロダクションの人と話して、開発者が知る裏ワ
ザとかも知れたりして満足でしたね。
2000.11.10(Fri.) 有線放送大賞のコメント収録。
2000.11.11(Sat.)〜12(Sun.) “REAL”大阪ドーム。実はね、大阪だけやってないんだよ、新曲を。今回、ドームで何ヶ所かソールド・アウトしてないところがあって、ソール
ド・アウトしてないのがくやしいから、そこでだけ新曲やってやろうと思って。来てたら観れたじゃん!って感じでいたずら心で始めて。で、始
めたのはいいけど、それでいくと大阪はソールド・アウトしてたから「来てくれたのに悪いな」って思いつつも。だから、できなくってすごく悪い
なと思ってます。……ごめんなさい。でも、その代わり、ほかの曲が増えたから、許してね。
                                                  
→詳細A:11月11日 大阪ドーム/12日 大阪ドーム
2000.11.18(Sat.)〜19(Sun.) “REAL”福岡ドーム。ライヴ・ハウスのときは行けなくてごめんねって感じ。ライヴ・ハウスが埋まっちゃってたんだよね。やろうと思ったけど。
時間的にそれを逃すとできなくって。やれる日がなかったから、ドームしかできなかった。でも、ライヴはすごい盛り上がってよかったね。
                                                  
→詳細B:11月18日 福岡ドーム/19日 福岡ドーム
2000.11.22(Wed.) (マネージャー・S「カート大会で、一部損傷(笑)」)とにかく楽しかったね。走ってるほうは無我夢中で、前のヤツ抜け、前のヤツ抜けの繰り返しだ
から30周走ってるとだれが1番だかわからなくなってくるんだけど、途中で2台くらい抜かして、赤い服着ている人はメンバーだから赤い奴を
抜けば、結構、いい感じになってるなってガッツ・ポーズしたら、実はそんとき、俺、1位だったってあとで聞いてビックリした。だけど、優勝は
逃してしまったんですね。しかも、最後の最後で。周回遅れのヤツが俺の走行の邪魔をしやがってさ(笑)。でも、そんとき、俺、1位と思って
いなかったから、とりあえずアイツを抜かなきゃって。でも、抜く必要はなかったんだよな。逆に突っ込んじゃって、どんどん抜かされて。で、
そのために一部損傷(笑)。というか、競技終わってから損傷だね。レースが終わって、みんなで一時間くらい遊んでるときにね。そんとき、
途中でちょっと棄権したのよ、ヤバイなって思って。でもまあ、失敗は成功のもとっていうの?今、ケガしておかないと、たぶん次でまたケガ
するから。
(マネージャー・S「何もドームの間でやらなくても(苦笑)」)たしかにね。
今号のシメのひと言。

 まあ、今年もいろいろありがとうございました。
 みなさん、よいお年を!!