>>vol.30
2001. 9. 4(Tue.) | (マネージャー・F「ハリーポッターの教科書を2冊ほど買ってますね。ヘアメンテもしてますね」)きっとその頃ポッター・ブーム、ピークだよ。好きで好きでし ょうがなかったから、関連本とかに手を出して。『クィディッチ今昔』と『魔法生物なんとか』ってやつ。イギリスではもうロードショーしたから、 テレビでも新聞でも毎日どっかで見ますね、ハリーポッター・ネタを。イギリスの映画館の半分はハリーポッター上映してたし。だからスタジ オの近くのちっこーい映画館でもハリーポッターやってて。で、上映された日の夜中に前を通ったら、大人がザーッと並んでるの。「なんでそ んなに並ぶんだろう?大人も好きなのかな?」と思ってて。で、次の日もスタッフが観に行こうとしたら、もう前売りとか立ち見も何もないの。 どうもよく聞いたら、その前の日の人たちが子供のために前売りを買いに行ってて。次の日が休みだから。 |
2001. 9. 5(Wed.) | 『フライング・ラルク・アタック』収録。曲作るとき、いつもデモ・テープを作ってから、それをイギリスに投げっこするんだけど、そのデモ・テープ を日本にいるときはほとんどスタジオで作ってるのね。それを作りつつ、ラジオやったんで、スタジオとラジオ局の往復でしたね。 →ニュー・マキシシングル『Spirit dreams inside-another dream-』発売日。 (映画「FINAL FANTASY」のエンディングテーマ『Spirit dreams inside』の日本語バージョン) |
2001. 9. 6(Thu.) | 「evergreen」P.V.撮影 |
2001. 9. 7(Fri.) | (マネージャー・Fに『ミュージックステーション』に出演と言われ)あ〜、そんなん出たっけ?ああ、Gacktくんが出てたやつだ。何年かぶりにしゃべりま したね、Gacktくんと。マリスミゼル以来。一回、ラジオ局ですれ違ったことがあるんですけど、向こうは僕に気づかずに通りすぎていった(笑 )。目が合わなかったですね。 |
2001. 9.17(Mon.) | 『フライング・ラルク・アタック』収録。(マネージャー・F「yukihiroさんといっしょに入って「パンチョ伊東からえなりかずきへのヅラの贈呈式」の絵を描きましたね」 )あー、そんなこともあったね。そういう絵を描いて、絵だけでユッキーがお題を当てるっていうコーナーなんですけど、みごと当てましたねえ 。えなりかずきなんか、丸坊主描いた時点で、ユッキーが「えなりかずき」って答えて「はやっ!」って(笑)。すごい早かったの。ホッとしまし たねえ。パンチョ伊東もわかってたみたいなんだけど、でも名前が出てこない、みたいな。ヘタに言っちゃってヤバいケースもあるじゃないで すか、ヅラって。「間違えないでくれ、ユッキー!」と願いましたね。だいたいヅラかぶってる人は隠してる人が多いですからね。このときの意 志の疎通はすばらしかった!絵がどうのこうの言うより「よくそれでわかったな」って不思議なくらいだったね。 |
2001. 9.20(Thu.) | ユニクロCM撮影日。代官山にて撮影。すごい恥ずかしかった〜!でもテリー伊藤さん(CMのチーフ・プロデューサー)はすごい優しい人でし たよ。まあひとそれぞれでたぶん対応変えてるんだろうとは思うけど、「こんな柔らかい人見たことない」っていうぐらいソフトな人でした。 |
2001. 9.21(Fri.) | 映画『ドラキュリア』試写会。そうだ、2回ぐらいCMで見てね、「これはイケる!」と思ったね。「カッチョいいんじゃないかな?」っていう感じ。こ こ最近のドラキュラ映画にはない攻撃的なドラキュラのイメージで「あ、いいね!」と思って行ったんですが、イマイチでしたね。企画とかはす ごくよかったんですけど、もうひと息欲しかったなあ。ただドラキュラの新しい設定で「なぜ十字架がダメなのか」とか「銀の玉に弱い」とか、 そういうことがわかりましたね。わかったっていうか、その映画なりに解釈して作ったんですけど。「あ、なるほどね!」っていうオチで。そうい う意味では観てよかった。「ドラキュラ好きだったら観るべき」ぐらいかな。ドラキュラものって、もっとカッコイイのができると思うんですけどね 。あ、『ドラキュリア』のオチにヒントがあったんだ。“我が名は裏切り”ってサブタイトルなんですけど、それがすごいヒントになってて。「なる ほどー!」って(笑)。 |
2001. 9.23(Sun.)〜10.11(Thu.) | ロンドンへ。さすがにこのころになると、もうイギリス通になってますね。昔、「虹」のときに行ったイタリアンの店ですごいおいしいとこがある んですけど、かなりの常連になってます。行くとそこのママがチューするぐらいの勢いで(笑)。そこでは“ブロンディ・ボーイ”って呼ばれてま す。 このころ、僕の中でのカート・ブームは去ってるわけじゃないんですが、向こうに行くと昼間はスケジュールがびっちり入ってるんで、以前ほ ど余裕がまったくなく、カートをする機会がない感じなんですね。でもイギリスに行ったら、最低一度は行ってますね。このときはちょっと郊外 のほうのカート場行って。車で1時間くらいの、すごーい田舎にあるところだったんですが、そこはもう最低でしたね。ツイン・エンジンでマシ ンの馬力はすごいあるんですけど。でもハンドルからアクセルからすべて固い!!もう曲がるときは「んーっ!(←踏んばる)」っていう感じ、 ホントに。握力がもう全然追いつかなくて、コーナー曲がるときは、もうハンドルにぶら下がってる感じで。あれはひどかったな。ここ最近はい いカート場にめぐりあってないですね。 このときはハリーポッター・ブームだったもんで、オモチャ屋さんとか行ってましたね。行ったっていうか、ホントに時間がないから、帰りの空 港の空き時間とか。今まで4階のすみっこにあったハリーポッター・コーナーが1階の入り口の横に移動して拡張されてて、すごい充実して て。それでもあんまり欲しいのないんだけど、スニッチっていうボールを買いましたね。ハリーポッターの中でクィディッチっていうスポーツが はやってて。そのスーパーボールを買ったんですけど、それが超お買い得で。スケルトンの黄色いコーティングのスーパーボールに白い羽 がついているんですよ。それだけでも俺は「あ、これはいい買いものだ」と思って買ったんだけど、何か衝撃を与えると光るの、ストロボが。 例えばスーパーボールだから壁とかに投げると、ピカッピカッピカッって光る。ちょ〜お買い得(はぁと)普通、そういうのって買うときにわかる じゃん。買ったあとに知ったからさ。でも日本に帰ってきていろんな人にあげたら、なくなっちゃいましたけどね。 それと最終日くらいにアー写を撮りました。スタジオの近くにある教会で、前から「いい教会だなあ」と思ってて「ここでアー写撮れないかな」 ってコーディネーターに頼んだら、「あそこはもう何十年も閉鎖されてて、エクソシスト教会だって地元の人が呼んでる」って言われて。で「ま すますいいじゃん!そこでやらして」ってなって撮ったんだけど、けっこう浮浪者とかがあの敷地内にいるらしくて。あと教会の真ん中にでっ かいウンコがあって、すごいクサイんですよ。ウンコのまわりはすごいカッコよくてそこで撮りたいんだけど、クサくて近寄れない。でもその前 で一応撮ったの。ちょっと距離をあけて撮った写真があるんですけど。クサさに耐えながら、カッコつけて。さてそのアー写はどれでしょう? たぶんこの(「Angel's tale」の)タイミングで出てくると思うけど。あっ、このときすごい高いコート着てたんですけど、マヨネーズこぼしちゃって 超シミになっちゃって。それ、撮影してるときに気がついて。「なんか黒いのあるなあ」って目の横で気付いてはいたんですけど、あんまり考 えないように(笑)。そのシミとるの、ほんっと大変でしたね。穴あきながらとりました。えらい騒ぎでしたね(笑)。 |
2001.10. 2(Tue.) | 「Angel's tale」P.V.撮影 |
2001.10.11(Thu.) | (マネージャー・F「帰国直後に自宅でカレンダーのチェックを」)ああ。よくまあ限られたアー写であそこまで作ったなって感じです。 |
2001.10.15(Mon.) | 『フライング・ラルク・アタック』収録。(マネージャー・F「腕ずもうをする企画ですね」)ああ、腕ずもうをラジオ局のエレベーター・ホール前でやるって いう企画なんですけど、通りすぎるプロデューサーなんかをつかまえて無理やり腕ずもうやって、勝ったらその人が持ってる番組で「evergre en」をかけて!っていう企画で。3、4人やったねえ。DJのやまちゃんが「ファイッ!」って言ったら試合開始なんですけど相手の人にインタビ ューしてる最中とかに「ファイッ!」って言うから、絶対僕が勝つんですよ。いつも僕的には気が引けてるんですけど。「せこい勝ち方しちゃっ たあ」みたいな(笑)。ずるいタイミングでやるっていうのはもう暗黙の了解みたいなもので、だから僕は常にピリピリしてる。いつ「ファイッ!」 って言うか。でも相手も前の人の見ててやったりするから、「いい加減このタイミングでくるってわかれよな」みたいなのもあるんですけど(笑 )。相手が動揺してる間に俺が勝つんです。だから今のとこ無敵。今日(12月3日)は「Angel's tale」をかけて腕ずもうやったんですけど、全 部勝っちゃいました。すごい後味が悪い(笑)。 |
2001.10.17(Wed.) | 「evergreen」発売日。今回はあんまりプロモーションとかしたわけではなかったので、けっこう心配でしたね。今までみたいにまかせっきりじ ゃない感じで、全然安心できないですね。「ちゃんとプロモーションされてんのかな?」とか気にしてました。その日はオリコン・ランキングみ たいなのをインターネットで見ましたね。本当にプロモーションしなかった思い出しかないから、どこまで浸透させたのか全然把握できなかっ たっていうか。いつもだったら「やるだけやった」みたいなところがあるんですけど「何をやったんだろう?」みたいな。ちょっと寂しかったし。思 ったよりも少なすぎたなあって。タイアップも、別にそんなに流れないしね。ちょこっと鼻歌歌ってるぐらいだから(笑)。 →hyde新レーベル「HAUNTED RECORDS」設立、ソロワーク第1弾シングル『evergreen』発売日。 (10月22日〜 UNIQLO「フリースキャンペーン」CMにてhyde出演、『evergreen-english ensemble-』O.A.) |
2001.11. 5(Mon.) | 『フライング・ラルク・アタック』収録。 |
2001.11.12(Mon.)〜11.27(Tue.) | 再びロンドンへ。さすがにこのへんは、ちょっとロンドン通。外には遊びに行かないんだけど、いつもロンドンの中かけめぐってメシ屋さんとか 探したりするから、もういろんなとこの常連になっちゃって(笑)。行くところはだいたい決まってきましたね。「22時まわっちゃうとここしかな い」とか「早い時間だったらここ行こう」とか。あんまり冒険しなくなったね、最近。 (マネージャー・F「16日に『ハリーポッター』がイギリスで公開になってます。ワーナーの人が言うには、イギリスが世界でいちばん盛り上がるオープニングになるだ ろうと」)本当にタイミングが悪くて。僕が行く前の火に試写会とか。で、帰ってくる数日前とか、そんな感じで全然合わなくて。で、そういうふう に聞かされてロンドン行って。向こうでは当然公開されたりして、すごい話題になってて「うらやましい〜!」って。向こうではもういたるところ で「ハリーポッター、ハリーポッター、ハリーポッター」、新聞見りゃ「ハリーポッター」。うらやましかった。で、映画館の前で写真撮ったりして (笑)。ちゃんと向こうに行ったらね、映画館の中で物語の中に出てくるお菓子売ってるの。かえるチョコとか百味ビーンズとか。日本のレコ ード会社のスタッフが来てたんですけど、その人たちが買ってきて「あ、すごい!」って。百味ビーンズって、いろんな味が入ってる甘い豆み たいなやつ。その中にビックリ・マークのが入ってるのがあるのね。それ以外はだいたいよくある味っていうか、オレンジとかレモン味とかチ ョコレート味とか。そのビックリ・マークだけはね、ニンニク味だった(笑)。ホントね、物語と同じにちゃんと作ってあって。かえるチョコの中にも ちゃんとカードが入って。ま、さすがに物語みたいに動かないんだけど、斜めにやると動く、そういうカードが入ってる。夢があるよね。 あとまたカートに行ったんですけど、これがまた前とは別のさびれたとこで。地元の子供が遊園地代わりに遊んでるようなとこで、すごいや すーい感じの。俺が行ったの、もう夕方だったんですけど、照明がなくて真っ暗な中を走ってました。「ヤバイよ、これ」って。で、ボロっちいヘ ルメットだからシールドが曇ってて。閉めるともう見えないの、夜だし。だからシールドあけっぱなしでカートするっていう。そうすると前の車の タイヤの砂みたいのとかはねるんですよね。シールドがないから、もう目の中にバンバン入っちゃって、かなり過酷なカートでしたね。目の中 とか黒いの。タイヤのカスがどうも入ってるみたいで。「あれ?アイラインいれたっけなあ?」とか思って(笑)。あれはヤバイよ。 で、また最終日近くに撮影があって。今度は前から日本でお世話になってるモート・シナベルと日本で一度会ったんですけど、「イギリスに 遊びに行くよ」って言うから「じゃあ仕事してよ」って。「どうせだったら写真撮ってよ」って呼んで、なんかお城に行って撮影しました。朝6時ぐ らいから撮って。郊外の城に1時間半ぐらいかけて行ったんだけど、すごいかわいくて。真っ暗な中、湖で撮ったんですけど、ちゃんと撮れて んのかどうか知んないですけどね。でも、まわりのスタッフが普通のカメラで撮った写真あったんだけど、すごいカッコよかったよ!モートの ほうは大丈夫かな?(笑)で、街中に帰ってきて、夜の街で撮影して。オシッコ我慢したりして(笑)。俺、オシッコ我慢できないんで「部屋で 撮ろうよ」って俺の部屋に呼んで。で、酒飲みながら写真撮って。モートは「今日のベスト・ショットかも!」とか言って(笑)。「おまえなー、そ んなんでいいのかよー。なんだったんだよ、今日一日(笑)」 |
2001.11.28(Wed.) | 『ハリーポッター』試写会。ロンドンで試写会の話を聞かされて、「ラッキー!やった!!」と思って。映画始まっちゃうと行く気しないから。す ごかったね。すごかったっちゅうか「俺は何を期待して行ったんだろう?」っていう。映画終わっても「ふ〜ん」って感じで終わっちゃって。よく 考えたら本のとおり作ってんだから、本のとおり終わるのが当然で(笑)。それなりに感動はしたけど、新しいものは何もなかったね。でも、 本で2回読んだんですけど、本って頭の中で想像して読むわけじゃないですか。それをよくぞあそこまで映像化したなっていう。全然違和感 がなかった。CM見てても思うんですけど、もうワン・シーン、ワン・シーン「あそこだ、あそこだ」っていう感じ。あんな映画まずなかった。だか ら夢が現実になった感じがしました。そりゃ多少のスケール・ダウンとかはあるんですけど、全然そんなの気になんなかったね。配役もすば らしい!たとえイメージが違う人がいても「あ、こいつのキャラって、俺、適当にしか考えてなかったな」ってぐらいで、ホントに落差がない。原 作と違うのは違うのでアリだけど、ハリーポッターみたいに忠実にやろうと思えばできるんだなって感じ。 |
2001.12. 3(Mon.) | 『フライング・ラルク・アタック』収録。2度目の腕ずもう大会でした。久しぶりのメンバー集合で。みんな、相も変わらずでしたね。そしてリスナ ーにプレゼントをひとつ。さんざん遊んだデジQ。チョロQみたいなののちっちゃいラジコン。コース作ったりして遊びましたね(笑)。ちっちゃい もの好きなんで。買ったその日は十分レースで盛り上がったんだけど、だんだん飽きてくるじゃないですか。なかなかそういうスペースもない し。 |
今号のシメのひと言。 ま、2001年はあまり世に出ませんでしたが、 |