hyde's Diary vol.51

2006. 9.27(Wed.)	事務所にてソロのライヴDVD『FAITH LIVE』のジャケット打ち合わせ＆映像チェック。その後、スタジオでDVDの編集 DVDの仕上がりはね、まあ、あんなもんじゃないかな。案外大変だったんですよ。ラルクアンシエルだとさ、人にお任せすることが多いんだけど、ソロだとよりこだわっちゃうし、凝っちゃう。自分が監督みたいな感じでやるから、すごい時間がかかる。で、だいたい予想どおりの出来。反応も予想どおり。ファンの子はドキュメントのほうが絶対おもしろいだろうなって思ったんだけど、あっちは本当に時間がなくて作りこめなくて。でも、あれくらいの粗さでちょうどいいんじゃないかなって、きっとこっちのほうが好きだろうなって思う。
2006.10. 2(Mon.)	ソロ写真集のチェック＆DVDのデザイン打ち合わせ
2006.10. 3(Tue.)	ラルクアンシエル『ark 15th Anniversary Expanded Edition』『ray 15th Anniversary Expanded Edition』、ソロ『FAITH LIVE』の映像チェックチェックばっかりですね。ラルクアンシエルとソロ。『ark』『ray』の“15th Anniversary Expanded Edition”がDVDつきで出るから、このころから古い映像を観たりしてた。そういう映像とかって、やっぱり恥ずかしいのはあるんだけど、すごい新鮮だったね。昔もよかったなって。昔は昔でいいところあるんだなって（笑）。
2006.10.15(Sun.)	スタッフの披露宴で「Anemone」「HONEY」を演奏レコード会社のスタッフの結婚式があって、「歌ってくれ」と。けっこう派手な宴だったんで、俺の歌はいくつかの余興のうちのひとつかなと思ってて。でもさ、なんだかその結婚式って外国人さんとかいっぱい来てて固～い雰囲気なの。で、俺の余興の前が人間国宝（笑）。新婦のお父さんが人間国宝なのよ！もう引退するんだけど、娘の結婚式では絶対に踊るんだって、獅子舞みたいなのを踊って。え？その次、オレ！？みたいな（笑）。感動的な踊りでさ、もうそれでいいじゃん！みたいな。けど、しゃしゃり出てって。もうシーンとしてて、こわかったな～。そのあと、二次会があったんだけど、そこではアーティストがいっぱい余興で出てて。俺もその中のひとつだったから結構派手に。うちのソロのメンバーに弾いてもらって、盛りあがりました。
2006.10.31(Tue.)	MONORALのハロウィンライヴに特別参加ハロウィンは前の年に派手にやったんで、今年はちょっと遠慮して。MONORALがやってるから、じゃあ、それには飛び入りしようかな、みたいな。でも、なんで俺、モヒカンにしたかったのかな？なんか、パンクって決めてたんだよね。で、SIGUE SIGUE SPUTNIKみたいな格好が好きだったから、そういうふうにして。網タイツかぶってさあ、真っ黒いメイクしてさ。最初、オレが出ていっても誰かわかんないみたいだったね（笑）。
2006.11. 6(Mon.)～11.22(Wed.)	“15th L'Anniversary Live”リハーサル初日のリハーサル終了後、原宿でスノーボードを買いました。俺、好きなボードって持ってないんですよ。これかなって思うものを買って使ってはいたんですけど、本当は自分でデザインしたいくらいだったんです。気に入ったものがないから。でも、毎年どういうのがあるか一応チェックはしてたんです。そしたら、今年はBurtonにすごい気に入ったのがあって、これは自分で作るよりカッコいいなって思って、ぜひともほしいなと思ってたんだけど、神田にあるお店でなかなかそっちのほうまで行く時間がなかった。だから、とりあえずイスを探してたから、リハ終わってから原宿に見に行ったんですよ。家具屋さんを見てたんだけど、なかなかいいものがなくてお店の外に出たら、目の前のショップにBurtonって書いてあったんですよ。なんでこんな裏原にBurtonがあるんだろうって思ってたら、Burtonのオンリーショップが裏原にできてた。だから、俺はたぶんここに引き寄せられたんだなと。イスは俺を呼ぶための神のイタズラだなと思って。店員さんに聞いたらまだこのお店は紹介してないって。謎の展開じゃないですか？お店作ってるのに紹介してないって。どんなショップだよ、みたいな（笑）。いっぱい種類があって、もちろん俺の欲しいボードもあった。当然今年も行かないだろうなって思いつつ、でもボードは毎年デザイン変わるから、気に入ったものは買っていかないと！と思って買いました。もう今シーズンは行けないけど、気に入ったものがそろったのはすっごいうれしい。気に入らないものを買うほどつまらないものはないからね。リハーサルは、ユッキーが叩いたことない曲が多いから、序盤戦は「All Dead」とか「I'm in pain」とか、久しぶりの楽曲を。今まで「White Feather s」とかはSakura以外のドラムではやったことないわけですよ。難解な雰囲気がなくなって、非常に聴きやすくなって、“こうだったんだ、この曲”みたいな。すごい新鮮な思いで聴きましたね。あと、メドレー。あんまり人任せにできないなって感じが毎回あって、けっこう時間かけて作った。頭やわらかくして、このギターソロと次の曲のこれはコードがいっしょだからこうしようかとか、そういうデモテープを作ってメンバーに聴かせました。こんなに長時間のライヴはやったことなくて、どうすんのかなって心配だったから、一生懸命歌わないと歌が成長しないなと思い始めて、ここのリハではすべてにおいて全力で歌いあげました。ヘタクソだなと思ってね。そういうのはメンバーにも悪いし、誠意を見せようと思って。15年目にしてやっと（笑）。そしたら、やっぱり気持ちいい。人生もそうじゃないかな。一生懸命やるとしんどいけど、結果、完璧なものが手に入る。なんでもそうだけど、適当にやってれば達成したときも“あ、終わった”くらいで終わるけど、一生懸命やると一つひとつが充実する、感動する。
2006.11.25(Sat.)	“15th L'Anniversary Live”1日目もうね、忙しいったらありゃしない（笑）。スタッフがちょっとかわいそうで。複雑な設定にして、当然そんなのなかなかまとまるわけないのに、俺らがガンガン言っちゃって。“違う、ここはこうなんだよ”とかさ、“照明はこうなんだよ”とか。かわいそうだったな。無理だよ、みたいな。でもね、やっぱりスタッフにとってもそうだけど、できる限り完成されたものにしないと、みんな、誇れないと思うし、俺らも誇れないし、やっぱりファンの子たちも自慢できないかもしれないし。だから、みんなのためにも、お互いに気づいたところはチェックして。やっぱり面白いね、初日は。観に来た人は何も知らないわけじゃない。驚きの反応がいちばん大きいから、やりがいがあるっていうか。初日はそういう意味でいちばんおもしろいなって。慣れてないから粗い部分があると思うけど、逆にそれがおもしろいなと思って観てほしいなと。完成度を求めるより。例えば歌詞間違えるとか、ちょっと衣装がズレてたりとか、そういう粗い部分を楽しんでもらえればと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→11月25日　15th L'Anniversary Live＠東京ドーム
2006.11.26(Sun.)	“15th L'Anniversary Live”2日目 2日目は前日の反省をいかして、ずいぶんスピーディーに。今回のライヴはすごい企画だったというか、いいライヴだったなっていうか、記憶に残るライヴだったと思うし、見応えがあったんじゃないかな。誕生日企画はリハの間に準備しました。やっぱりふたり誕生日が重なってたから、これはやらないとね。初日のユッキーは、全員が知らないふりをするんだけど、kenちゃんにあんまり匂わせたくなかった。“次の日は俺かもしれないな”って思わせたくなかったから、あんまり前に考えさせる時間を作らないようにして。teっちゃんとかには言ってあったんだけど。当日までkenちゃんにはユッキーのサプライズを黙っておこうって。それが1週間くらい前で。当日のギリギリに“今日実はユッキーのバースデーやるぜ”って言って。で、初日終わってからユッキーに“明日kenちゃんのバースデーやるから”って言いました（笑）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→11月26日　15th L'Anniversary Live＠東京ドーム
2006.12.21(Thu.)～12.25(Mon.)	金子先生の絵を買い、事務所の忘年会へ『FAITH』のジャケットを描いてもらったんですけど、あの絵を買ったんです。あれはもともと買うつもりでいたんですけど。ちょうどこの頃に“天嘉　 -伍-”の誘いがあったかな。それまでにも軽いジャブはあったんですけど、そんなに本気にもなってなくて。俺作曲に忙しいからって言ってたんだけど、5日くらい前に、Sakuraから電話かかってきて、やっぱきたか～って（笑）。その時期になるとSakuraから泣きそうな声で電話かかってくるの。絶対断れないと思って（笑）。出るの発表されちゃったから、せっかく来てくれた人に、ギターだけ弾いて帰るのが申し訳ないなって思って、「I 'm so happy」やろうよって俺が言って、Sakuraも「やろうか」って言ってやりました。昔から「I'm so happy」はSakuraと共通する曲のようなイメージがある。あと、今回の“天嘉”は最初から最後まで観ました。事務所の新人とか、毎年顔は合わせてても、ライヴは観たことなかったから観ようと思って席を作ってもらいました。いいバンドいるなって思いましたね。ライヴのあとの忘年会は、先輩とかとも普段顔を合わす機会がなかなかないんで、そういう意味では楽しくできたかな。後輩はもう弟とかに近い感じだね。20代とかなんだもん。昔から男がいてもかわいいなとか思ったことないんだけど、最近男ってかわいいなって思いますね（笑）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→12月25日　天嘉-伍-＠日本武道館
2006.12.29(Fri.)～2007. 1.12(Fri.)	曲作り、ラルクアンシエル確認ものもうやめてくれってくらい確認ものを渡されるんですよ。これ前も見たじゃん、みたいな。（マネージャー・FA「結構何回も変わったりもしたんで」）でもね、おもしろいところはおもしろいんだよ。時代がすごいわかる。もう自分の忘れてるようなところも展開されていくわけで。今は忘れてるようなこともあって。のんびりお正月を挟みながらやってました。
2007. 1.15(Mon.)	ラルクアンシエル曲出し会仮歌をうたいました。やっぱ、歌を入れると雰囲気がガラッと変わるね。作曲者はメロディにこだわってるから、絶対間違えちゃいけないって思って、聴いた曲のメロディを確実に覚えて歌うんだけど、だんだんそれがうまくなってきてる。だから逆に作曲者よりも自信あるかな、ぐらい。何か言われたら「いや、そうじゃなかったよ」みたいな（笑）。この才能を何かにいかせないかな（笑）。
2007. 1.21(Sun.)	個人プリプロ合間の雑談で、行きたい国とか場所の話で盛り上がったな。一生にこれだけは見ておきたいってところ、あるじゃないですか。俺が絶対見たいのはオーロラ。オーロラは絶対見たいんですよ！あとは場所で言うとピラミッドだよね。生きてるうちにそういうのを全部見るのは不可能だと思ってるから、あんまりほかに強いのはないんですよ。それ以外だと、モナコとか自然に街がかわいいっていうよね。よくモナコは街として最高って聞くから、ぜひ見たいな。あとイタリア。あんなに有名なのに行ったことない。そういえば、ラルクアンシエルってフランス語なのに、俺フランス行ったことないな（笑）。もう一度行きたいのはギリシャ。建物とか最高だね。一生に一回見ときたいのでいうとなんだろう。グランドキャニオンは見たし、ストーンヘッジも見た。あ、ダイヤモンドダストが見たい。霧氷は見たんですよ。朝起きたら、木にとげのような結晶がいっぱいついてて桜が咲いたような感じ。桜の白バージョン。山が雪とは違う真っ白さになってた。風が吹くとそれがとれて、すごいきれいですよ。こんなのがあるんだあってビックリした。
2007. 2. 4(Sun.)	GLAYのライヴに行く初めて行ったんですよ。TAKUROくんとは何回か飲んだことはあるんだけど、実際にライヴを観に行ったことはなくって。かなり忙しい時期だったんですけど、俺はいっつもそうやって人のライヴに行かないから、これは最初からスケジュールに入れておいて、絶対に行こうと思ってましたね。やっぱり今まで第一線を走ってきたバンドらしいライヴだったな。あと、全然思いもよらないようなあったかいライヴだった。すごい心があったかくなったライヴでね。そういうのを全然予想してなかったから、行ってよかったなって思いました。