>>vol.54

2007. 6. 5(Tue.) 「Hurry Xmas」P.V.撮影
はまぐりが食べたくてしょうがなかったな。海沿いで民家が近くにあるから、遠くから人が見てるんだよ。それが噂で広まったりするのかなっていうのは
ずっと気になってた。本当にここにラルク アン シエルが来てると思ってるのか。あとでネットとかで調べたけど、やっぱり載ってなかったんだよ。来て
るってわかんないもんだね。
2007. 6. 7(Thu.) “Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”ゲネプロ@戸田市文化会館
久しぶりのホールツアーで、何ができるのかなあと思ってた。ホールがどういう所だったか忘れてて、実際行ってみて今回のコンサートの演出とかが全
部そこでリアルになるわけですよね。ホールっていう世界観の中で、かなり凝ったステージができたなって思いました。まだまだ作れるところはあった
んだけど、演出自体よく考えられてるって感じでした。新しいことっていうのはなるべくメンバーが発信しないと、スタッフもどこにいけばいいか迷うと思う
。メンバーが言わないと、スタッフは今までの色を変えるわけにはいかないじゃないですか。そうすると今までとあんまり変わらないライヴになる。なる
べくライヴでは、方向性っていっても“あっちに行きまーす”ってだけだとなかなかむずかしいから、細かいところまで伝えました。今回はセットの材質ま
でチェックしたしね。でもその分「そこまで気にするんだな」っていうのがスタッフに伝わったと思う。“Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”
のコンセプトはディスコだったけど、コンセプチュアルな雰囲気を出して、ダンサブルな曲を集めてとか、何かひとつの目標に向かってコンサートを作るっ
ていうことはあまりやってなかったと思うんですよ。そのときやりたい盛り上がる曲をガッとやるって感じだった。今回はダンスっていうところで、コンサー
トに似合った曲とステージっていう、コンセプチュアルなところが今までと全然違いましたね。
2007. 6.16(Sat.) 岩手県民会館
(編集担当・ササノ「kenさんがわんこそばにチャレンジしました」)あんなに食べるなんて思わなかった。前掛けしたまま曲にいったのを見た瞬間衝撃だったから
ね(笑)。わんこそば俺も一回食べてみたいな。
                                        
→6月16日 “Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”@岩手県民会館
2007. 6.25(Mon.) 愛媛県県民文化会館
誰にも言わなかったけど、移動中にkenちゃんが、ちょっと古い感じの路面電車“坊っちゃん電車”の看板か何かを見ながら「なんやねん坊っちゃん電車
って!見てみたいわ」って言ってた。そしたら、そのときちょうど後ろをその電車が走って、俺は“今後ろに走ってんのになあ。今こっち向けば見れるのに
な”って思ってた。でもあえてそれをkenちゃんに言いませんでした(笑)。
                                    
→6月25日 “Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”@愛媛県県民文化会館
2007. 6.26(Tue.) 愛媛〜島根 本州へ船で移動
出航を待ってる間、ずーっと民家を見てた。旅のそういう風景、新幹線とかもそうだけど、どこかの田舎を走ってて、田んぼがあってあぜ道があって、あ
ぜ道を誰かが歩いてるのとか一瞬見るじゃない?サーッて。今のステキな景色だ!と思いつつも、きっとそこに行くことはまずないじゃないですか。そ
れが「ALONE EN LAVIDA」の歌詞のイメージなんですよ。そこに行くことはないんだろうけどっていうわだかまりとか。憧れはあっても、俺の人生でそこ
に行くことはたぶんないだろうなって感じ。常々思うんだけど、ツアーで旅しててすごいステキな景色だったりとか、今通りすぎた人も、俺が存在を確認
したことですらもう奇跡なんだろうなって。
(ササノ「この頃『世界の中心で、愛をさけぶ』のテレビ版を観てました」)そうそう、その前に“HYDE TOUR 2006 FAITH”
で四国に来てるんですよ。それで海で遊んでるときに「この辺観光名所あるんですか?」って聞いたら、「“セカチュー”で有名なロケ現場がありますよ」
って言われて、「知らないしそんなの」って思ってた。そんなのいいし〜みたいな感じで。なのにドラマを観たらもうすっごい惚れまくっちゃって。“セカチュ
ー”ブームが俺にもきて、あのとき行けばよかった!って(笑)。あのふたりの恋が超かわいらしい。あれから普通に綾瀬はるかがテレビとかに出てると
、ホッとするもん。“ああ、生きてるこの子!”って。最近はもう慣れたけど、しばらくは“よかった〜!”って思ってましたね(笑)。
2007. 7.13(Fri.) 函館〜帯広 セスナで移動
運転席の写真撮ったなー、そういえば。普通飛行機だと撮れないじゃないですか。このときは大丈夫だったと思う……たぶん(笑)。
2007. 7.25(Wed.) 長崎〜鹿児島 移動日
ホテルで「夏の憂鬱[SEA IN BLLOD 2007]」のデモを作ってた。スタジオより、気分が変わってよかったな。
2007. 7.28(Sat.) “2007 INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL”本番
ライヴがすごくよかったですね。オーディエンスとメンバーとの関係がすごいよかった。日本のお客さんには申し訳ないけど、やっぱり雰囲気はすごいで
すね。声が全然違う。アメリカとかのライヴと同じような感じ。例えば、タラバ寿司を「これうまいんだよな〜」って言って、「そうそう、そうでしょ!」って言
われたら「だろ!?」ってなるじゃん。それを「そうですね」って言われるだけより盛り上がるじゃん。そんな感じ(笑)。いい勉強になったっていうか、韓国
の人に教えてもらったって感じですね。
                       
→7月28日 “2007 INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL”@韓国仁川(インチョン)市 DAEWOO MOTORS
2007. 8. 7(Tue.) 長良川国際会議場
(マネージャー・FA「ドッキリ企画をやりました」)もうドキドキですよね。言いふらすと誰かに止められそうだから、あまり言わないようにして(笑)。会場から歩い
て5分くらいのところまでマネージャーと車で行って、そこから会場に向かってひとりで歩いた。携帯電話で話しながらっていうのは(予定に)なかったん
ですけど、声かけられたときに、しゃべってるから聞こえない、くらいの勢いでいこうと。だから誰ともしゃべってないのに「うん、そうだよねー」って。それ
で物販の袋とか持ってるけど、ルックスはhyde(笑)。サングラスだけ。すれ違う人は、怪しい目で見るんだけど、コスプレさんかなーって振り返って二度
見されるくらい。会場に着いて、開場待ちをしてる人たちがたむろしてる真ん中を、悠然と歩きました(笑)。目の前にゴールがどんどん近づいてくるんで
すよ、俺にとっての入り口が。開場前だから、俺だけが唯一通れる入り口。そこへ行けば俺はもう大丈夫!その瞬間、これは何かに似てるなって思っ
たのが、『レオン』のエンディングで、あの扉を出ていったらこのビルから脱出できるっていうのといっしょなんですよ。あれは怖かったなー。
                                       
→8月7日 “Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”@長良川国際会議場
2007. 8.24(Fri.) 富士急ハイランド コニファーフォレスト 前乗り 『戦慄迷宮』へ行く
存在を知った瞬間からいつかはここに行くだろうと思ってました。でも富士急ハイランド自体が遠い。だからこういう企画がないとなかなか行けないから
、これを逃してなるか!みたいな。でもカメラマンのチャーリーがうるさくて、ムードが台なし。うるさいな〜って。このとき、“♪闇とは深く味わうもの”って
いう、「DRINK IT DOWN」のイメージが浮かんだ。闇の中で精神をフラットな状態にして、味わうように次のステップに行く感じ。
2007. 8.30(Thu.) ツアーファイナル 沖縄コンベンション劇場
達成感はありましたね。晴れやかな気分でした。それぞれ体調管理もあったんでしょうけど、緊張の糸が切れる感じっていうかね。まさにお休み前で、
悲しいっていうよりもうれしい(笑)。
                              
→8月30日 “Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”@沖縄コンベンションセンター劇場
2007. 9. 1(Sat.) 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』鑑賞
これはよかったねえ!やっぱりエンターテイメントであるべきだなって。ヤシマ作戦はテレビシリーズでは盛り上がるっていう感じではないと思うんだけ
ど、あれが映画のクライマックスとして、どう盛り上がるのかなって。ちょっと心配してましたけど、こういうのを待ってたって感じでした。
2007.11.29(Thu.) “TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS”映像打ち合わせ
基本的には“Are you ready?2007またハートに火をつけろ!”のグレードアップ編って感じで、ディスコから少し離れて、劇場っていうのをテーマにしよ
うってずっと前から決めてたんです。劇場をおとぎ話のようなものとごちゃ混ぜにしようかなって思ってたんだけど、混ぜたら伝わりにくいかなーって思っ
て『不思議の国のアリス』限定にして。何かやりたいことがあったら、それに関係させるようにしながらベースを絞っていきました。
2007.12. 1(Sat.) “TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS”リハーサルスタート
前回のツアーよりもさらにコンセプチュアルっていうか。アンコールで区切った感じをあまり出したくないなあって思ってました。そのあとも本編と繋がっ
てる感じ。いろいろ試行錯誤しながら新しいものを出していきました。
2007.12.15(Sat.) “JACK IN THE BOX 2007”リハーサル
ずっと前から話してたんですよ、春くらいから。出たいなーってTAKUROが言ってて。どうせやるんだったら俺がGLAYから曲選ぶから、TAKUROはラルク
アン シエルから何か曲選んで、俺がGLAYの曲歌って、TAKUROちゃんがラルク アン シエルの曲歌うっていうのをやろうよって。だから「誘惑」は俺が
選びました。
2007.12.20(Thu.) “TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS”公開ゲネプロ@さいたまスーパーアリーナ
段取りが謎の状態でやるわけで、心配が山のようにありましたね。でも、ある意味ここにお客さんを入れることによって、意識が高まるというか。演出は
前回から今のチームでやってるから、初心者的な話はなかった。基本的なところはもう前回話して散々修正したから、今回はそういう話じゃなくて、もっ
と中身の話ができたからよかったというか進歩した。どんどん新しいこともやってるしね。
2007.12.21(Fri.) 『ミュージックステーション Special SUPER LIVE 2007』
幕張メッセに行くと、なぜか病気のようにずっと、「幕張メッセ〜」って言ってますね(笑)。
2007.12.22(Sat.)〜23(Sun.) さいたまスーパーアリーナ
完成度を高めるというか、まだまだ詰めきれてないなっていうのがありました。やってみないとわかんないことっていうのは、なかなか想像するのはむ
ずかしいですね。まあ基本的にやりたかったことはできたかな。
                                  
→12月22日〜23日 “TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS”@さいたまスーパーアリーナ
2007.12.26(Wed.) “JACK IN THE BOX 2007”
EAETHSHAKERがやばかったね!あの当時、誰もが興奮したギターフレーズだったり曲だったりを、ステージ真横で今この歳になって観るっていうのは
、感慨深いものがあって涙が出ました。自分の本番は、盛り上がってるかどうかはあんまりよくわかんなかったな。すごかったらしいけど。ほかのバンド
も結構盛り上がってんなーって思ってたから、あんまり自分の印象はなかった(笑)。基本的には相手の曲を歌いながらも、一部分本人が歌うのもいい
んじゃないかってアイデアをもらったりして。いっしょに考えながら、すごく楽しんでできた。
                                                       
→12月26日 “JACK IN THE BOX 2007”@日本武道館
2008. 1. 9(Wed.)〜13(Sun.) 大阪城ホール
だいぶ安定してきたね。基本的にこの構成でやるベストな状態は見えたかな。まあ微妙な調整はありますけど、すごく安定して、演奏に集中できる感
じになりましたね。オフにおいしいお店を発見して、翌日の入り前にも行きました。あと、ハンバーグをここ1週間くらい食べたかったから、洋食屋さんに
行きたかったの。ハンバーグと、白いご飯が食べたかったんだけど、もうストライク!大阪の食べ物は、俺の場合たいがい無難だなあみたいな感じなん
だけど、久しぶりにおいしかったです。
                                           
→1月9日〜13日 “TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS”@大阪城ホール
今号のシメのひと言

半年分でしたが、そりゃ歳とって死ぬよねって感じますね。
やっぱり早いなぁって。言うなれば、この2時間少しで、はし
ょってはいるけど、思い出しながら語れる半年なんだよね。
そう考えると人生って短いな……ってそこまでいっちゃう(笑)。
人生って、これの集合体。何個かわかんないけど。そりゃ歳
もとるだろ、死ぬだろって感じがちょっとした。この後もツアーが
あるみたいですし、まだまだ今年も始まったばかり。今年もが
んばるぞ!