>>vol.61

2009. 6. 3(Wed.) “VAMPS LIVE 2009”@ZEPP SENDAI 4日目 歩いて会場入り
アイライナーを買いに行きました。お店でいっぱい試して買ったんだけど、やっぱりダメでしたね。“タトゥーみたいに落ちない”って書いてたからこれでい
いかな〜と思って買ったんだけど水で落ちる(笑)。それ以来、ファンの子にいろんなアイライナーをプレゼントしていただきました。
(編集担当・きくち「歩い
て会場に行くってどんな気分なんですか?」)
ドキドキしますね。どこまでたどり着けるかな〜みたいな。ラルク アン シエルでやったときはみんな本人かどう
か疑ってましたけどね(笑)。
                                                             
→6月3日 “VAMPS LIVE 2009”@Zepp Sendai
2009. 6. 4(Thu.) “VAMPS LIVE 2009”@ZEPP SENDAI 空き日 釣りに行く
渓流なんだけど釣堀になってて、たぶん川の途中で養殖してるんじゃないかな。だから非常に釣りやすい渓流釣り。いい画が撮れたよ。エサが蚕みた
いなヤツなんだけど。俺触れないからね。キャーキャー言いながら(笑)。K.A.Zにやり方教えてもらったらいっぱい釣れた。
                                                      
→6月4日 “VAMPS LIVE 2009”VAMPARK@Zepp Sendai
2009. 6.18(Thu.) “VAMPS LIVE 2009”@ZEPP SAPPORO 空き日 日帰りで富良野に行く
『森の時計』(テレビドラマ「やさしい時間」に登場する喫茶店)が復活してましたね。「北の国から」に出てくるラーメン屋さんが、もう年内で閉まるって言
うからね、行くなら今しかない!と思って行ったんです。でも行ったら定休日で閉まってた。話が違う!と思って最初はそれでムカついてたんだけど、パ
ークゴルフっていう普通のゴルフとパターゴルフの中間くらいの、ちょっと大きめの公園みたいなところでやるゴルフがあるんですよ。パターゴルフより
はもう少しリアル感がある。球はゴルフボールよりも少しデカめのヤツで、ドライバーみたいなクラブで打ってく感じ。おもしろかった。
                                                     
→6月18日 “VAMPS LIVE 2009”VAMPARK@Zepp Sapporo
2009. 6.26(Fri.)〜7. 3(Fri.) “VAMPS LIVE 2009”@ZEPP TOKYO
(きくち「これでライヴハウスツアーは終わりなわけですが、ライヴ全体を総括しての感想は?」)最後でもありながら、アメリカへの前段階という感じでしたね。あとガ
ンダムも見ながら……。ライヴ中泊まってたホテルの部屋がちょうどガンダムビューだったんですよ。お台場にある等身大のヤツの。夜は電飾の試運
転みたいなのをしてて、キラキラさせたりしてました。
                                      
→6月26日〜27日、29日〜30日、7月2日〜3日 “VAMPS LIVE 2009”@Zepp Tokyo
2009. 7. 1(Wed.) 『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』鑑賞会
観ましたね!あれはすごかったな。(きくち「ライヴのMCで「絶対観るべき」ってオススメしてましたもんね」)すごかった!映画、おそるべしと思いました。“映画と
は!?”みたいなね。この映画は今までで1番ですね。アメリカでも外国人にオススメしました。日本への航空チケットを買ってでも行け、と。それくらい
の価値はある!って向こうの人たちに言ってやりました(笑)。
2009. 7. 8(Wed.) アメリカへ出発 ニューヨークを散歩する
俺が公園へ行きたいなと思ってみんなをほったらかして、とりあえず先にセントラルパークへ行って日光浴してました。なんか太陽を浴びたほうが時差
ボケが治るって聞いたことがあるんで。そしたらあとからみんなもやって来て、どこへ行くでもなく、ダラダラと散歩しましたね。
(きくち「時差ボケは結構ひど
いほうですか?」)
いや〜今回は長かったね。ちゃんと寝る時間には眠たくなって、朝には起きてたんですけど、すごい浅い眠りでね。今回はツアー通じ
てずっとそうでしたね。
2009. 7.11(Sat.) “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@ニューヨーク
ライヴ会場の前でずっと待っててくれた人がいたみたいで。ライヴハウスの人もびっくりするぐらいだったって。そういうのもあって、ちょっと勇気づけられ
ながらのライヴだったんで、楽しめましたね。いつものライヴができたっていうか。前の(アメリカでの)ライヴのほうが緊張してた気がする。盛り上がって
たしよかったな。ありがたいですね。
                                                 
→7月11日 “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@Fillmore at lrving Plaza
2009. 7.12(Sun.)〜14(Tue.) “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@“Warped Tour”ハートフォード&コロンビア
ニューヨークはライヴ終わりで雷雨になって、次の日のハートフォード大丈夫かなって心配してましたけど、実際はピーカンでした。(きくち「“Warped Tour”
はイヴェントツアーなんですよね」)
そうだね。俺らは2回参加しましたけど、ツアー自体はずっとアメリカ中をグルグル、毎日ライヴやりながら回ってる感じで
す。前のバンドが終わって10分でセッティングしてスタートするので、それはすごいな〜と思いましたね。それをやってのけるVAMPSのスタッフもすごい
なと思った。そんなにいっぱい人数行ってるわけじゃないからね。いろんなバンドが同時に演奏してて、つまんなかったらすぐとなりに行けるって状況だ
ったから、お客さんをどんだけ増やせるかって感じかな〜と思いながらやってました。
(きくち「ニューヨークからずっとサロンバスで移動して、すごくステキな道中だ
ったそうですが」)
意外と快適でしたね。ベッドもあったし、インターネット完備だったんで。でも唯一問題だったのが、理由はよくわからないんだけど、うん
こをしてはいけないって言われてた(笑)。
                                
→7月12日〜14日 “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@“Warped Tour”Hartford,CT&Columbia,MD
2009. 7.17(Fri.) “OTAKON 2009”プロモーション@ボルチモア
このときに『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』をオススメしたりしてました。で、“OTAKON 2009”が案外早めに終わったんですよね。それでカメラマンとい
っしょにお茶しようってことになって、その途中にペイントタトゥー屋さんがあったんですよ。そこで店のオヤジに10ドルぼったくられて、かなりムカつきな
がらずっとお茶を飲んだという(笑)。カメラマンは機嫌が悪い俺につき合わされてかわいそうだったね(笑)。
                                                   
→7月17日 “OTAKON 2009”@Baltimore Convention Center
2009. 7.19(Sun.) “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@シアトル
ボルチモアからシアトルに移動する飛行機からの景色でマウントレーニアが見えました。雲から突きでてて、おっきい山だなと思ってたんですよ。上か
ら見たらすごいステキな景色でしたね。シアトルは水と森って感じですっごいきれいだった。着いてからも楽しそうだったんだけど、忙しくてあんまり散歩
もできなかったな。
                                                
→7月19日 “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@Showbox at The Market
2009. 7.21(Tue.) サンフランシスコを観光
おもしろかったですね。ちんちん電車とかケーブルカーに乗ったことがなかったから、みんなでぶら下がりながら乗ったりして。それがすっごい楽しかっ
た(笑)。遊園地のアトラクションっぽい感じでしたよね。海まで行って、クラムチャウダーの有名なお店に入ったりして。かわいい街でしたね。でもすご
い寒かった。シアトル〜ポートランド〜サンフランシスコって南下してきてるのに、北の街のほうが暑かったな。
2009. 7.24(Fri.) オフ カリフォルニアのワイナリーへ行く
ワインの試飲したり、チーズ食べたり、楽しいらしいって聞いたから行ってみました。おもしろいのが、やっぱりサンフランシスコを離れると暑くなった。カ
リフォルニアの気候に途端に変わるし、ふり返るとサンフランシスコのほうだけ雲がかかってたりするんですよね。サンフランシスコは温かい空気と冷た
い空気がぶつかるところで、常に雲ができてて寒いんですよ。で、ワイナリーに着いたはいいけどチーズがなかったから、置いてある店を探して入った
んだけど、そこのチーズがすごいうまかった。それから俺のなかではチーズブームが訪れててね、いろんなところのチーズ食ってます。カラスミみたい
な味のチーズなんですよ。これが酒のあてにホントいい。でもね、その味がなかなか見つけられないんですよ、こっちでは。チーズって熟成期間で味が
コロコロ変わるらしくて。どこで作ったかによっても違うし、年月によっても違うし。ミモレットを熟成させたヤツがうまい。昨日買ってきたのは2年もので、
おいしいんだけどちょっと違うんだよね。向こうで食べてうまかったのは気軽に買ったからそんなに熟成させてないとは思うんだけど。ワイナリーの庭の
テーブルでワインを飲んだりしました。
2009. 7.26(Sun.) ラスベガスへ移動 空港で荷物がなくなる
出発遅いな〜と思ってたら、「HYDEさんの荷物がないです」って言われて、なんで俺のだけなの!?って。ほかの人のもないならわかるけど。どんどん
悪いほう、悪いほうへ考えちゃうじゃないですか。空港にはあったけど、誰かが持ってったんじゃないか、とか。すごくいやな感じでしたね。しかも俺、手
ぶらで行くのが好きで、全部その荷物の中に放りこんでたから、なくなったら本当にイタイな〜と思って。見つかると期待しながら、そのままふてくされ
て部屋にいるのもしゃくなんで、みんなにくっついてストラトスフィアタワーに行ったんですけど、クルクル回るヤツ(INSANITY)あるじゃないですか。あれ
が怖かったですね〜。なかなかいい恐怖感でした。足下が何百メートルもあって。でもスタートしてしまえば気持ち悪いだけでしたね。ゆったりフワフワ
してるだけでステキだったのに。高度の恐怖は大丈夫だけど、遠心力かかっちゃうとダメなんですよ。う〜ってなっちゃう。夜には荷物も見つかって、カ
ジノに行きました。でも、韓国だと勝てる気がするんだけど、ベガスだと勝てないな〜。お金が湯水のようになくなった(笑)。
(きくち「この頃U.S.A.ツアーは
中盤戦から終盤戦へ向かっていきますけど、ライヴはどうでしたか?」)
だいぶ慣れてたね、怖さがないというか。ライヴ自体に慣れて、自然にできるようになって
た。
2009. 8. 1(Sat.) “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@ロサンゼルス
(きくち「U.S.A.ツアーのファイナルを迎えて、ライヴの成果、感想はいかがでしたか?」)やっぱりファンが待っててくれてる感じがしましたね。もちろんVAMPSを好き
な人たちが来てるわけだけど、ライヴがあったからこそ、それだけの人たちが待っててくれてるんだなっていうのは感じましたね。初めてやる場所だか
ら、こっちが少し心細く感じながらやってたり、自信がなかったりとか、そういうところをファンの子が励ましてくれる、応援してくれてるっていう図式。これ
って日本ではまずありえない。日本ではもう偉そうにやってるからさ(笑)。だから今回のライヴで改めて“ファンの人たちがいるから偉そうにやれてんだ
だな”って、日本のファンの大切さに気づけましたよね。当たり前だと思ってるけど、当たり前じゃないんだなって。何日も前から待ってたっていうアメリカ
のファンが偉い、ってことではなくて、日本のファンだって負けてねーよな!って俺は思う。
                                                      
→8月1日 “VAMPS LIVE 2009 U.S.A.”@Wiltern Theater
2009. 8.11(Tue.)〜12(Wed.) “2009 Summer Rock Summit”@台湾
(きくち「台湾に台風がきていて、飛行機が飛ぶか心配もあったようですが」)飛んでしまえばこっちのもんだからね。なんとか雨は降らずに、初日は無事迎えられ
ました。でも、2日目は昼からザーッとバケツをひっくり返したような雨が降ってきたんだよ。あんまり気にしないようにはしてたんだけど、結局15時から
のリハーサルもできず、18時くらいにやっと小降りになってきたから、リハーサルをちょっとだけやりに行ったら晴れ間がのぞいてたんで、その瞬間に“
勝った!”と思いましたね。
                                       
→8月11日〜12日 “2009 Summer Rock Summit”@Husahan 1914 Creative Park
2009. 8.15(Sat.) “JACK IN THE BOX 2009 SUMMER”
DEAD ENDを観て、感慨深いものがありました。MORRIEさんともしゃべってたんだけど、10代の頃に聴いてた音楽っていうのは、今聴いてるどんなに高
度な音楽でもってしても超えることはできないですよね。その当時音楽を聴いて受けた感動だったり衝撃だったりっていうのは、今どんなにいい音楽が
あっても、超えることは本当にむずかしい。そんなことをMORRIEさんとしゃべってました。俺が自然と歌えるバンドはDEAD END以降ないな〜って思った
んですよね。何を演奏されても全部口が勝手に動いちゃうんですよ。そのときは自分でちょっと感動しましたね。
(きくち「VAMPSのライヴはいかがでしたか?」
演出とかも含めて当日に変更したことも結構ありましたけどバッチリでした。(ファンクラブ担当・S「K.A.Zさんが花道から出てくるのは当日決められたんですか?」
そうそう。最初はダメだって言われてたんだけど、交渉したらできるようになった。やっぱり俺、そういうの考えるのが好きだからね。楽しかったです。
                                   
→8月15日 “JACK IN THE BOX 2009 SUMMER”@幕張メッセ 国際展示場 1〜3ホール
2009. 8.17(Mon.) ラルク アン シエルの仮歌入れ
仮歌っていっても、やっぱりその曲の雰囲気を決めちゃうじゃない?しかもむずかしい歌なんで結構大変でしたね。ワンコーラスだけ入れてみたんです
けど。ステキな曲になってほしいよね。
(きくち「VAMPSからラルク アン シエルへのスイッチングってすんなりいくものなんですか?」)うーん……俺はあんまわけて
ないですね。環境が変われば変わるだけで、やってることは変わらない。フレンチレストランに行く俺と、中華料理屋さんに行く俺と、そんなに大差ない
と思うんで。その場に行けばその場の空気になれる。
2009. 8.19(Wed.)〜23(Sun.) “VAMPS LIVE 2009”@ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 野外特設ステージ
本当はアリーナ公演としてやろうと思ってたんだけど、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでできるっていうおもしろい話があったんで、やってみようと思
って。だからこのライヴだけアリーナ公演というよりも、ちょっと特殊で“大阪だけお祭り!”みたいな感じ。だからこそ、お客さんにも喜んでもらえるように
したいなと思って、結構なんでもありなお祭りっぽいライヴに仕上げました。俺のなかではできる限り、エンターテインメントのVAMPSをやりました、って
感じですね。ライヴハウスツアーは自分の美学を追及するような感じで、VAMPSっていうバンドがどうすればかっこよく見られるかっていうのを意識した
けど、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはそういうのを度外視して、ロックバンドが野外でやるかっこよさ、そしてだれもが楽しめる、っていうのを意識し
ました。やっぱりロックって暴力的なまでの音圧、そこが気持ちいいところだと思うんですよ。もちろんダンスビートもありだと思うけど、ロックならではの
野外の気持ちよさを意識して構成しました。雨が心配なときが何回かありましたけど、なんとか持ちこたえて、終わる頃には星が見えてたり。やっぱり
野外は楽しいね。
                              
→8月19日〜23日 “VAMPS LIVE 2009”@ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 野外特設ステージ
今号のシメのひと言

この次の「hyde's Diary」はもう年末
ですね。恐いね……1年って早いで
すね。