>>vol.98

             
2018. 9.17(Mon.) 「MUSIC STATION ウルトラFES 2018」にYOSHIKI feat.HYDEとして出演
生演奏としては「Red Swan」の初お披露目でした。やっぱり緊張感がありましたね。テレビ朝日の屋上で歌う予定で、リハーサル前には結構、雨が降っていたんですけど、いざリハーサルを始めると、ほぼ雨はやんで。でも、リハーサルが終わるとまたザーザー降りになったんですよ。YOSHIKIさんとは「雨は雨で雰囲気はいいんじゃない?雨でも屋上でやりましょうよ」って話してたんです。雨については、実は普段から結構不安なんだけど、根拠のない自信もどこかにあって。"今は雨降ってるけど、本番はイケるんちゃうかな?"と言う謎の自信がありました。結局、このときも見事に本番は晴れました。雨上がりの景色が美しかったですね。
YOSHIKIさんから最初に「Red Swan」が送られてきたときは1コーラス分、テレビサイズしかなかったんですよ。TVアニメ「進撃の巨人 Season3」のオープニング テーマということだったからアップテンポなのかなと思って聴いてたら、メロディアスな楽曲で。"ああ、こう来たか"と思いましたね。とても素敵な楽曲でした。それから、追加のデータをいただいては歌い、またいただいては歌うといった流れで徐々に完成形に向かっていって。最初は好きに歌わせてもらったんだけど、YOSHIKIさんはすごく褒め上手で「すばらしい!鳥肌が立ったよ」みたいにおっしゃってくださって。そこから別の部分がとどくたびに「ここはハードに叫ぶように歌ってください」といったリクエストに沿って歌っていきましたね。特に大サビの部分とか、そういうリクエストが反映されてます。ちょっとだけ歌いなおした箇所はあったんだけど、そんなにやりとりすることもなく、基本はオールOKでした。
2018. 9.20(Thu.) 「FAKE DIVINE」ミュージック ビデオ完成
ミュージック ビデオは、僕としてはストーリーがわかりやすくないと嫌なんですけど。二階 健監督はストーリーがわからなくても構わないタイプなんですよね。結構、その部分でやりとりするんですけど、今回もストーリーがいまいちわからないところが何ヵ所かあったので、追加撮影をしたりして、最終的にまとめていきました。よくやってくれたなと思います。企画自体も短時間でまとめ上げて、ほとんどグリーン バックで撮影して、それを短時間でイメージどおりに仕上げていく。さすがだなと。
2018. 9.21(Fri.)~28(Fri.) 各種作業
この時期は"HALLOWEEN PARTY 2018"についていろいろな準備をやってましたね。ここでやっておかないとヤバいなと思って。あとから追加したいと言っても、もう間に合いませんって言われるかもしれないから、一層懸命考えてました。演出とか、グッズとか。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに演出用の椅子などのセットを持っていけるのかとか、幕張で行う予定の演出をどこまでユニバーサル・スタジオ・ジャパンで再現できるのかの確認をしたり、細かいやりとりをしてました。
2018. 9.29(Sat.) "HYDERoom presents 黑ミサ 2018 in Furano""HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-WAKAYAMA-"開催発表
元々和歌山に和歌山ビッグホエールという8000人くらい収容できる巨大なホールがあるって知っていたんですけど、そこでライヴをやるのはすごくむずかしいと思っていたんですよ。みんな、そこでやるなら基本的には大阪の大きい会場でやりたいじゃないですか。和歌山ビッグホエールでやろうと思ったら、京セラドーム大阪ぐらいできる人がバーンってドームをやっても、さらに余力があるくらいのアーティストじゃないとちょっとむずかしい。だから、僕も地元でやりたかったけど、ちょっと躊躇してたんです。でも"黑ミサ"はとても好評だし、それに誕生日が重なれば夢のあるライヴになるなと思って。これならイケると、1年近く前から会場を押さえて企画を温めてました。
満を持して発表してみると、ファンの子たちは誕生日の公演だということに喜んでくれたみたいですぐ売りきれてしまいそうだったから、急きょ翌日30日も会場を押さえて追加公演をすることにしました。やっぱり地元の人にも観てもらいたいけど、このままだとチケットが行きわたらないなと思って。
地元でのライヴは、ほかとはぜんぜん違いますね。僕も感情的になると思う。思い出がフラッシュバックしたりして。生まれそだった地元で、親戚や友達、先生とかにライヴを観てもらうというのも感慨深いです。
2018.10. 2(Tue.)~ 3(Wed.) "HYDE LIVE 2018"@ZEPP NAGOYA
この名古屋公演に続く会場ではサイズの問題でステージ セットが組めなかったので、今回の"HYDE LIVE 2018"のために作ったセットはこの名古屋公演で見納めでした。それがちょっと寂しかったですね。結構、ドタバタしながら組みたてていったわりにはすごく気に入っていて、うまく出来たなと思っていたので、それももう見ることはないんだなと。でも、ここで使った技術を"HALLOWEEN PARTY 2018"に応用できたりもしたから、いいきっかけになったというか、そういう意味でもいいステージ セットだったなと思いますね。
この名古屋の追加公演では2日間とも、「FAKE DIVINE」ライヴMVのために収録を行いました。毎回、いろんなアイデアを出してMVを作ってるんですけど、どうもコスプレっぽい感じになって実体をプロモーションできてないんじゃないかと思って。一度、自分の実体をさらけ出すライヴをアピールしてみようと思って、ライヴMVを作ることにしました。
今回の名古屋公演では、差し入れでたくさんの味噌カツをいただいたんですよ。これまで味噌カツってあまり好みじゃないって思ってたんですけど、最近うまいなと思いはじめましたね。あの甘いソースが好きみたい。僕、結構ソースをつけるほうなので。今となっては、名古屋に行ったら味噌カツは食べたいなって思います。
                                                                                      →10月2日・3日 HYDE LIVE 2018追加公演@ZEPP NAGOYA
2018.10. 6(Sat.)~ 7(Sun.) "HYDE主催 HALLOWEEN PARTY×ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン 2018"@ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™
本当に朝が早かったですね。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには朝早くからお客さんが入ってくるので、その前にリハーサルをやろうと思ったら早朝しかできないということで。暗いうちからユニバーサル・スタジオ・ジャパンに入って。でも、誰もいないユニバーサル・スタジオ・ジャパンはちょっと気持ちよかったんですよ。まだ暗いなか、歩いてステージまで行ったんですけど、それまで降っていた小雨もやんで、リハ中にどんどん明るくなって。で、ステージの背景に虹がかかって"うわ、さすが俺、晴れ男!"って思って(笑)。でも、リハーサルが終わって楽屋に戻ったら、どしゃ降り。お客さんもみんなカッパを着たり傘を差したりして入園していて、"ちょっとこれはヤバいかも"と思ったんだけど、本番前には晴れて、本番中は夏日さながらの暑さ。さすが俺!(笑)
これまで昼間の野外で"HALLOWEEN PARTY"を開催したことがなかったから、ちょっと斬新でしたね。クッキーモンスターとかミニオンズとか、いろいろなキャラクターが出てきてくれてかわいかった。朝が早かったからライヴ中はちょっと気持ち悪くて、熱中症というか脱水症状というか、そんな感じでやってたんですけど、それでもせっかくだから遊びたいじゃないですか。「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー™」や「エヴァンゲリオン XRライド」を楽しみつつ、「HALLOWEEN PARTY」が流れる「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」に乗ったりしたんですけど……本当に気持ち悪かった(笑)。そのあとは、ホテルに戻って死んだように寝ました。
"HYDE主催 HALLOWEEN PARTY×ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン 2018"は貴重な経験となりました。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもいろいろ協力していただいて。でも、ちょっと朝が早いのがなあ。夜にはゾンビが街で暴れたりしておもしろいらしいから、今度は夜にできたらいいですね。
                         →10月6日・7日 HYDE主催 HALLOWEEN PARTY×ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン 2018@ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™ グラマシーパーク特設会場
2018.10. 8(Mon.) 大阪キャンペーン
読売テレビ「音力-ONCHIKA-」では、"やったことのないことをやってみよう"っていう感じの企画に前にも出演したことがあって。以前は"LINEスタンプを作ろう"っていう企画をやって。じゃあ今回は、僕はいつか京都に住みたいから、京都の物件を探しましょうということで、京都の街でロケをしました。地方のテレビ局だとそういうバラエティ番組にも出やすいと感じる何かが、自分の中にあるみたいですね。「旅の恥はかき捨て」っていうじゃないですか、そんな感じに近いかな。ということで、高級マンションと古い感じの一軒家の2物件を見てまわって。2軒とも素敵でしたよ。マンションは花見小路っていう有名な場所にあって、独身貴族の城って感じでしたね。ジャグジー付きお風呂にワインセラーがあって、ジャグジーでシャンパンを飲むんやろな、みたいな。もう1件は一軒家で、すごく狭いエントランスを奥まで入っていくと広い土地があって、以前そこにあった長屋をリフォームして一軒家に仕立てた物件だったんですよね。すごく素敵でした。家の中に外がある感じというか、キッチンの横がちっちゃい庭になっていて、その向こうが寝室でその下には縁側があって、みたいな。半露天風呂もあって閉められたりもするんだけど、自然と調和した感じで、とても素敵でしたね。よかったら、みなさんいかがですか?(笑)
2018.10. 9(Tue.)~10(Wed.)"HYDE LIVE 2018"@DRUM LOGOS
何かおもしろい企画でチケットを売ろうということで、熊本でシークレット ライヴをすることにしたんです。シークレット ライヴにしてもこの情報社会、絶対すぐに噂は広まるから、絶妙なやり方で告知していこうと熊本のラジオ番組で企画を組んでいただいて。ラジオを聴いてライヴハウスに行って、合言葉を言うとステッカーがもらえるよって告知して、もらいに行ったらその場で「HYDEのライヴのチケットを買いますか」って札が出てくる、みたいな仕掛けにしたんですけど……4日間の期間中に売れたチケットが21枚……500人のキャパシティなのに(笑)。え?21人の前でライヴやるの?!ということで、福岡のライヴ会場で急きょ、販売することにしました。
そもそも僕としては、ラジオの企画で余裕で売りきれると思ってたんですよ。その「HYDEのライヴのチケットを買いますか」っていう札には"このチケットのことは絶対に他言無用"みたいなことが書いてあったんですけど、バーッと拡散して売りきれちゃうだろうと。でもね、買ってくれた21人は、本当に黙ってたみたい(笑)。いい子たちだったんですよね。
                                                                                  →10月9日・10日 HYDE LIVE 2018追加公演@福岡DRUM LOGOS
2018.10.11(Thu.) "HYDE LIVE 2018"@熊本B.9 V1
結局、福岡の2日間で売れたのが200枚ぐらいで、それでも半分以上は残ってるんですよ。これはかっこつけてられへんなと思って、SNSでつぶやいたり、結構、FM熊本さんとかもプロモーションしてくれて、当日ソールドアウトできました。ファンの子たちも広めてくれて、結果、普段は来ないような人たちがいっぱい来てくれたから、それはそれでいいプロモーションになったなと思います。結果オーライだったなって。また、懲りずにどこかでやろうと思ってます(笑)。
会場では、確実にラジオを聴いてチケットを買った21人だろうなっていう子たちが最前列の真んなかにいるじゃないですか。普段見かけない女の子がいて、「君やろ?」って聞いたら「私です~」って(笑)。「びっくりしました」って言っていておもしろかった。
                                                                              →10月11日 HYDE LIVE 2018追加公演(シークレットライヴ)@熊本B.9 V1
2018.10.12(Fri.) 福岡キャンペーン
福岡へ発つ前に、朝ちょっとだけ熊本を散歩して。川のほとりを1時間ぐらい歩きましたね。すごく素敵な川で、沁みいるなあって感じ。川のギリギリを歩けるんですよ。ほぼ水位と同じところに岩場があったりして。
その土地を感じるような場所って好きなんです。市街地よりもちょっと田舎っぽいほうが好きで。今回も生活を感じたというか、すごく素敵だなと。山も見えて。ジーンときましたね。
誰もいなかったから、僕ひとりだけでずっとのんびり歩いたんですけど、最後に"誰か見つけるかなあ"と思って砂にサインを書いたんです。それをInstagramのストーリーに上げたら、ちゃんとファンの子が見つけてSNSに上げてましたね。さすがやなあと思いました。
2018.10.13(Sat.)~14(Sun.) "HYDE LIVE 2018"@BARKUP FUKUOKA
この福岡の2日間をもって、全33本の"HYDE LIVE 2018"が終わりました。当初想像していたよりもはるかにいい感じで、内容や反応も含めて自分でもいいツアーができたなと思いますね。ツアー前はこれまでVAMPSでやってきたことの手前くらいまでしか届かないかなあと思ってましたけど、同じレベルまで行けたんじゃないかなと。2019年に向けてやったような感じだったので、しっかりとした礎は築けたのではないかと思います。とにかく自分に集中してライヴをやれたので、自分の進化がおもしろかったですね。アーティストとして、まだまだ行けるなと実感しました。逆にいえば、これまでは何も考えてなかったんだなって、ちょっと省みたり。ファンの子も今回のツアーを気に入ってくれたみたいだから、それは2019年に向けての大きな励みになりましたね。
                                                                                   →10月13日・14日 HYDE LIVE 2018追加公演@BARKUP FUKUOKA
2018.10.21(Sun.)~23(Tue.)   "HALLOWEEN PARTY 2018 supported by XFLAG"リハーサル
前回までの"HALLOWEEN PARTY"は、VAMPSとHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAは分けていて、今回も発表のタイミングではHYDEとHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAは分けたんですけど、その段階から自分の中では"HYDEとHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAはいっしょでもいいんじゃないかな"ってどこかで思ってて。だから、今回は初めてHYDE with HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAでやることにしました。みんなでやったほうが楽しいんじゃないかなと思って。なので、メンバーに合わせて曲の構成を組みたてたり、チェロとかパーカッションとかのアレンジをお願いしたりしましたね。
リハーサル最終日にはGLAYのTERUちゃんも来てくれて。気軽に「リハ行くよ!呼んで!!」って言うから「あ、ありがとう」って(笑)。
2018.10.26(Fri.)~28(Sun.) "HALLOWEEN PARTY 2018 supported by XFLAG"@幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール
初日からいい具合にまとまった感じでしたね。3日間大きなミスもなく。イベントのド頭の分島花音ちゃんの演出が自分的にはうまくいって見事だなと思いました。アリスが天井から落ちてくるときに、まんまとみなさん「キャー!」ってなって驚いていて"完璧やなあ"と。気持ちいいですよね。同じ演出だったけど、3日間ともみんなが驚いてくれて、すごくうれしかったです。
これまで空を飛んだり、だんだんとエンターテインメント性が大きくなりすぎて、その方向に行くのはもう限界だと思ったから、そっちの方向はあまり目指したくなかったんですよね。ちょっと初心に帰って早着替えとか、そういう方向が実は喜ばれたりするんじゃないのかなと思ったのでトライして。結果、すごくうまくいきましたね。
3日目も出演者の決定とかドタバタだったわりには、奇跡的にうまくいったなと。どのアーティストを観てもすごく楽しかったし。3日間通して、自分で考えた企画が全部うまくいったなって感じですかね。いろいろなアイデアを出演者やスタッフが具現化してくれて、それがいい感じでまとまったなと。全部の流れがね。幕間の演出とかも喜矢武豊(ゴールデンボンバー)がいいんじゃないかと思ってお願いしたのが本番3日前とかでしたけど、そういうのが一つひとつうまくハマっておもしろいイベントになりました。
近年、ここまで盛りあがった日本のハロウィンですけど、世の中がただのコスプレ祭りになっている気がして。だから、自分が主宰する"HALLOWEEN PARTY"はもう少しハロウィン本来のホラー感であったり、自分の理想とするオシャレな部分だったり、アートな部分だったりを匂わせたいなと、今回最初に思ったんですよ。
YOSHIKIさんはアーティスト冥利につきますよね。偉大なアーティストが僕のためにピアノを弾いてくれるんですから、光栄です。そのYOSHIKIさんの伴奏で披露した「ZIPANG」は、海外での活動が多くなった今だからこそ余計に日本のよさがわかるというか、海外でインタビューを受ける際、日本のことを話すときに、自分としては日本のいいところを言いたいじゃないですか。でも、そういういいところって、実は日本人でも気づけてない人がたくさんいるんじゃないかなと思って、その思いが歌詞になった感じの曲なんです。
前回まではVAMPS主宰として開催されていた"HALLOWEEN PARTY"だったから、VAMPSがひと区切りついた今、もう開催されないんじゃないかと思っていた人も多かったと思うんですよ。でもね、実はそれが今回の開催に向けて強く背中を押していて。VAMPSがひと区切りついたから終わってしまうよりは、僕は僕自身でやってから終わりたかったんです。そうじゃないと、僕ひとりだとできないんだって思われるのもしゃくだから、なるべく僕の主宰でもできることを見せておきたかったんですね。果たして、次回はあるのでしょうか?(笑)
                                                     →10月26日・27日・28日 HALLOWEEN PARTY 2018 supported by XFLAG@幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール
2018.10.29(Mon.)~11.13(Tue.) 各種作業
ここに来て、ちょっとひと段落しましたね。2018年はここまで本当に怒涛の日々だったので。ようやく日常に戻ったというか。ここからはアルバムの制作に関することがメインになりましたね。あと、レコーディング用の歌の練習もしてました。
僕にとっての日常も、みなさんと変わらず普通ですよ。朝起きて普通に玄米に味噌汁みたいな朝食を食べて、コーヒーを作って自分の部屋でメールをチェックして、やるべき作曲関連のことをディナーまでやる。僕ね、ディナーが毎日のリフレッシュなんですよ。だから、そこまでに溜まっていることをやってしまわないと、スッキリしないんです。何もしない、お休みの日っていうのは、基本的にないですね。
2018.11.14(Wed.) 「第69回NHK紅白歌合戦」にYOSHIKI feat.HYDEとして出演決定
僕、基本的に年末はあんまり仕事したくない派なんですけど、今回はすごく運命的なものを感じましたし、ありがたくお受けしました。「NHK紅白歌合戦」に出場することによって、1月に開催する"HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-WAKAYAMA-"を観に来てくれる地元の人たちが「この人、和歌山出身やで」「今度、来るんやで」ってお茶の間トークをしてくれるのが見えたので、これは親孝行と思って出ておくべきやなっていうのもありましたし。何よりYOSHIKIさんが僕といっしょに出たいって言ってくれるのは、とても光栄なことですから。何やら企んでるみたいですが、僕は何も知りません(笑)。そういうのも楽しみですね。
2018.11.15(Thu.) "YOSHIKI CLASSICAL 2018~紫に染まった夜~ YOSHIKI with Phillharmonic Orchestra"に出演
YOSHIKIさんのクラシック コンサートにゲストとして呼んでもらって「Red Swan」を歌うということで、これまでとは違う緊張感がありました。初日のゲストがサラ・ブライトマンだったので(笑)。絶対に負けられないなっていう気持ちがどこかにありましたね。だから、何日か前から「Red Swan」を練習したりしてコンディションを整えて。会場は東京国際フォーラムだったんですけど、また素敵なホールじゃないですか。まさにこの間、さだまさしさんのライヴを拝見したところだったんですけど(笑)、お客さんを前にしての緊張は、正直、ありませんでした。ただ、きっちり最後まで歌いあげないといけないという使命感やYOSHIKIさんに恥をかかせられないという思いがあって。YOSHIKIさんにやっぱりHYDEを選んでよかったなって思ってもらいたいから、そういう意味では最初から最後まできれいに歌うという緊張感がありました。それこそ、レベルは違うかもしれないけど、羽生結弦さんが数分間、最後まできちっと踊れるかっていうのにすごく近い感覚なんじゃないかなって思うんですけど。
自分としては、まずますの出来ばえだったのではないかと思いました。YOSHIKIさんは「鳥肌が立ったよ」って言ってくれて。彼、本当に褒め上手なんですよ(笑)。うれしかったです。
                         →11月12日・15日 YOSHIKI CLASSICAL 2018~紫に染まった夜~ YOSHIKI with Phillharmonic Orchestra@東京国際フォーラム ホールA(HYDEは15日出演)
2018.11.16(Fri.) 「ZIPANG」ミュージック ビデオ撮影
「ZIPANG」が出来た頃から、寺院で撮りたいなっていう構想があって。ずっと京都の友人にお願いしていて、彼が東寺と交渉して、僕も何回か東寺のお坊さんと会食したりして。国宝だから、なかなか融通のきかないところもあるんですよ。偶然なんですけど、このタイミングで京都に住んでいる映像作家の石橋義正さんを紹介されて。マネキンを使ったドラマ「オー!マイキー」を監督した方なんですけど、作品を見てみたら、結構鮮やかな色使いなのに和をわかってる感じだったから、"あれ?!ピッタリかも"と思ったんですね。それでMVの監督をお願いしたら、石橋さんは小さい頃から東寺で遊んでたらしくて、ぜひ撮りたいって快く受けてくれました。運命的でしたね。それからずっと何ヵ月間も構想を練って。無事、東寺の許可もおりて、当日はYOSHIKIさんも来てくれました。お寺の庭にクリスタル ピアノを置いて、それはそれはすごくきれいでしたね。
2018.11.19(Mon.) 関西プロモーション
"HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-WAKAYAMA-"に向けて行ったプロモーションがおもしろかったんですよ。僕が地元にいる頃に、新聞に折りこまれている6ページくらいの「ニュース和歌山」っていう小さな新聞があって。当時、僕はそれを見て、バンドのメンバー募集だったり、"売ります/買います"だったりの情報を得ていたんですけど、今回「それに出たい」って言ったら、和歌山ローカルの雑誌や新聞やテレビがたくさん取材に来てくれたんですよ。そこで僕は"和歌山にいる頃、こんな感じだったんですよ"みたいな話をいっせいにしたので、ファンの方は必見だと思います(笑)。
今号のシメのひと言

無事にL'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"も終わった
でしょう。きっと感動的なライヴになったんじゃないでしょうか。20
19年はどうなるんでしょうかね。ソロではある程度、決まってるこ
ともあるんですけど、ラルク アン シエルも何かあるかもしれない
ので、そのへんは僕も楽しみにしています。