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2018.11.22(Thu.) | 「ZIPANG(Japanese Version)」レコーディング この時期はL'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"も含めて、今後、いろいろなことが立てこむから、先にやらなくちゃと思って曲作りを進めていましたね。 もともと「ZIPANG」は英語詞だったので、日本語バージョンを作るつもりはなかったんですけど、ライヴで歌っていくうちに日本語詞もいいかなって思ったので、急きょ作りました。英語詞から日本語詞を作って いくときって、なるべく英語での意味合いを優先したいんですけど、それに引っぱられすぎてもよくないのかなとも思っていて。ある程度のところまでは英語詞を尊重するけど、そこからの仕上げは日本語とし て美しいほうがいいですね。 |
2018.12. 1(Sat.)~ 2(Sun.) | "HYDERoom presents 黑ミサ 2018 in Furano"@新富良野プリンスホテル 例年だともう1週間あとなんですけど、L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"のリハーサルがあったから前倒しにしました。富良野での"黑ミサ"は毎年恒例なので、もう富良野に行かないと年が終わ らない感覚があって。ここのところ富良野以外で開催している壮大な"黑ミサ"とは違って、こちらは閉ざされた雪山で、ゆったりと落ちついてロマンチックな雰囲気を楽しむ感じ。今回は時期が少し早いから雪 が少なくてちょっとヤバいかなって思ったんですけど、なんとか降ってくれました。 正直なところ、このイベントって値段が高くなっちゃうんですよ。ディナー ショーを各地でツアーとして開催するならいいんですけど、富良野での"黑ミサ"は1ヵ所2公演のみだから。経費が分散できないんだよ ね。その分そこでしか観られないわけだけど。お客さんにしてみれば旅費や宿泊代もあるから結構な出費になってしまう。だから、そんな状況でも来てくれるファンに対して、僕ができることは最大限してあげ たいなと思ってやってます。 →12月1日・2日 HYDERoom presents 黑ミサ 2018 in Furano@新富良野プリンスホテル |
2018.12.12(Wed.)~16(Sun.) | L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"リハーサル この時期、個人的にはちょっとハードなスケジュールだったので、L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"はなるべくみなさんにお任せしますっていうスタンスだったんです。もちろん、演出家さんとのや りとりとかメニューの雛形とか、自分のやるべきことは事前にやっていたので、リハーサルに関しては"みなさん、あとは任せたよ"って感じで前半はバンドだけでやってもらっていたんですけど、なかなか滞っ てたみたいで。結構、スタッフから日々泣きのメールが入ってきて(笑)。でも、僕としては事前に歌う練習はできたし、みんなもそれなりにやるべきことはやって、そのタイミングで合流できたから、効率はよか ったような気がします。 ただ、実はリハーサルに入ったときから"なんか声が変やな"って思ってたんですよ。いつも取れるピッチが取れなかったり。この時点で、もう体調を崩してたんでしょうね。自分ではぜんぜん自覚がなかったん ですけど。 |
2018.12.19(Wed.) | L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"@東京ドーム 1日目 L'Arc~en ~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"はラルク アン シエルにとって初めてのクリスマス ライヴだったんですけど、例えば、クリスマス ツリーが真んなかにドンとあるようなベタなエンターテインメン トじゃなくて、夢のあるオシャレなライヴであってほしかったんです。それを実現するためにいちばん気を使ったのが、セットリストで。それをいちばん理解しているのは僕も含めたメンバーだし、演出家さんの深 入りできない部分でもあるから、いかに曲たちが美しく流れていくかを慎重に検討しましたね。そこを中心に演出を考えていけば、唐突な演出で流れを損なったり、飽きさせたりすることなく、美しい流れのライ ウ゛を作っていけるかなと思ったので。こういう演出をしたいと思っても、それが曲にマッチしていないと意味がないんです。例えば、今回「winter fall」で始まりましたけど、曲が「winter fall」だったから、ああい うロマンチックでオシャレな演出ができた。でも、別の曲だったら、それは意味合いが変わってくるから演出も変えないといけない。曲と演出の組みあわせが重要なんですよね。 セットリストに関しては、1年くらい前にドーム公演をやろうかって決まったときから、僕のなかでは"久しぶりにアニバーサリーじゃないライヴだから、コアなファンが喜ぶような内容にしてあげたい"という思い があったんです。やっぱりアニバーサリー ライヴだと、どうしてもヒット曲を中心にしたベスト盤的なセットリストがいいと考えてるので。実際、僕がほかのアーティストのアニバーサリー ライヴを観にいったと き、新曲やマニアックな曲ばかりだとすごく残念に思うし。でも、今回はアニバーサリー ライヴではなく、クリスマス ライヴなわけだから。しかも前回のL'Arc~en~Ciel"25th L'Anniversary LIVE"のときにリ クエスト投票もしていたから、コアなファンが望む楽曲もわかるし、そのなかならクリスマスに合う曲をチョイスすることを基本としました。 そうして迎えたL'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"でしたけど、たくさんのファンが来てくれて、みんなの笑顔を見られたから、こちらが幸福感に包まれましたね。演出がキマってみんなが反応してく れるとうれしくて。 ここ久しく、ラルク アン シエルのライヴでは髪を編みこんでますけど、あれにはやっぱり僕にとってルーティン的な意味合いがあって。ファンのみなさんの間では「普通の髪型も観たい」っていう意見があるこ ともわかっていて、だから前回はあえて編みこまなかったんですけど、普通にしていると僕自身がいまいちアガらないんですよね。なんか、編みこむとスイッチが入るというか。今後、面倒くさくなったらやめま すけど、今は編みこむとアガるから。「俺、ラルク アン シエルだ!」って(笑)。 ただね、この日もちょっとピッチがおかしいなと思ってたんですよね。"なんでやろな"と思っていて。注意だけはしておこうと思って、加湿とか吸入とかはしたんですけど……。 →12月19日 L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"@東京ドーム |
2018.12.20(Thu.) | L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"@東京ドーム 2日目 初日の終演後も映像の確認とか遅くまでチェック作業があったんですけど、帰ってからはちゃんと寝なくちゃと思って8時間くらいな寝たんですよ。でも、2日目の朝、起きた瞬間から声が出なくて。ゾーッとしましたね。 あらゆるお医者さんに連絡して、数ヵ所で治療してもらって点滴も打ったんですけど、それでもまだ声がガサガサで、"本番までに出るのかな?!"みたいな感じでした。お医者さんから点滴の効果が出るの は2~3時間後だって聞いてたんですけど、もちろんリハーサルも無理だったから。とにかくドキドキでしたね。そうしたら、本当に本番30分前くらいになって"あ、出てきた!"って。結局、10分前には"行ける やん、これっ"って感じでした。でも、途中で突然壊れて、また声が出なくならないかなって、ちょっと不安でもありました。 あのときは寿命が縮まりましたね。メンバーも気遣ってくれたんですけど、"気を使ってくれるのはありがたいけど、僕自身は穴があったら入りたい"みたいな。とにかく申し訳なかった、本当に。 最後の一曲になったとき、ようやく"これは最後まで絶対に乗りきれるな"って確信できたので、この感謝の気持ちをみんなに伝えておかないといけないなと思い、MCでお伝えしました。 そんなこともありましたけど、L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"はいいライヴになったと思います。(プロデューサーの)岡野ハジメさんも「東京ドームってあんなにいい音が鳴るんだ。これまでの人 生でいちばんいいライヴだった」って言ってくれたし。やってよかったなと思っていますね。 →12月20日 L'Arc~en~Ciel"LIVE 2018 L'ArChristmas"@東京ドーム |
2018.12.22(Sat.) | "ポルノ超特急 2018-5TH ANNIVERSARY-"出演のため、京都へ移動 活動休止を発表したsadsがこの日の"ポルノ超特急 2018-5TH ANNIVERSARY-"出演で最後だということで、観にいきました。最後だから最後らしいライヴを期待して行ったんですけど、どうやら本人たちと してはその前日にあったワンマン公演が最後で、このイベントは余興というか余韻というか、そんな位置づけだったみたい。ぜんぜんおちゃらけたライヴで"え?こんな感じでええの?"みたいな状態で拍子抜 けして(笑)。でも、その日は清春くんと飲むことができて楽しかった。 |
2018.12.23(Sun.) | "ポルノ超特急 2018-5TH ANNIVERSARY-"にHYDEとして出演 初めて出演するイベントだったんですけど、出てみたらすごくおもしろかったです。案外、僕の最近の音楽性にも合っていたし。ああいうシーンでがんばっているアーティストのなかに僕が飛びいり参加みたい に出演しても、ぜんぜん受けいれてもらえて、めっちゃ盛りあがってよかったですね。 →12月22日~23日 ポルノ超特急 2018-5TH ANNIVERSARY-@京都パルスプラザ(HYDEの出演は23日のみ) |
2018.12.26(Wed.) | フェス用に「HEAVEN'S DRIVE」「GLAMOROUS SKY」のアレンジ作業 "COUNTDOWN JAPAN 18/19"で「HEAVEN'S DRIVE」をお願いされたので、この日は「GLAMOROUS SKY」と合わせて曲のアレンジをしました。今のHYDEとはぜんぜん雰囲気の違う曲だったから、合うよう にしたいなと思ってほかの人にアレンジをお願いしてたんですけど、どうもしっくりこなかったから、急きょ自分ですることにして。「HEAVEN'S DRIVE」も「GLAMOROUS SKY」も、ちょっとヘヴィになりましたね。 |
2018.12.29(Sat.) | "COUNTDOWN JAPAN 18/19"にHYDEとして出演 フェスに出演する際、普段は当日リハーサルはないんですけど、「HEAVEN'S DRIVE」や「GLAMOROUS SKY」を1回も演奏しないまま本番っていうのはさすがに心配だったから、本番当日にスタジオに入って リハーサルをしました。それから臨んだ本番でしたが、会場は盛りあがっていましたね。"「HEAVEN'S DRIVE」とか、今の若いお客さんは知らないんじゃない?"って思ってたんですけど、案外、知っててくれて 。 →12月28日~31日 COUNTDOWN JAPAN 18/19@幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール(HYDEの出演は29日のみ) |
2018.12.30(Sun.) | 「第69回NHK紅白歌合戦」リハーサル |
2018.12.31(Mon.) | [第69回NHK紅白歌合戦」にYOSHIKI feat.HYDEとして出演 この時点でも、まだ体調が本調子ではなくてリハーサルとかも最小限にしてもらっていたんですけど、もうここまで来たらやるしかないなって感じでした。 今まで「NHK紅白歌合戦」にはラルク アン シエルとして出演していましたけど、今回はYOSHIKIさんといっしょでYOSHIKIさんがいろいろ仕切ってくれていたから、演出とかも前日のリハーサルで"あ、こう なるんだ"って感じで。でも、僕が歌う傍らでYOSHIKIさんがドラムを叩いていたり、横でSUGIZOさんがギターを弾いていたり。"かっこいいなあ""すばらしいなあ"って自分もすごくアガりましたね。 これまでは"ロックバンドが紅白出るって、ちょっとどうなの?"って思いもあったんですよ。開きなおらないと出られないというか。でも今となっては、"もうそんなこと、どうでもよくね?"みたいな感じですね(笑) 。いい意味でお祭りとして捉えることができて、ハードルはずいぶんと下がった気がしてます。今やずっと続いてほしいと思ってますから。視聴率がどうのじゃなく続けるものってあっていいんじゃないのって。 例えば「サザエさん」と同じように、やり続けることが重要なんじゃないかなって思うようになってきましたね。 「NHK紅白歌合戦」のあとは、「YOSHIKI CHANNEL」へ出演するためにライヴができるスタジオまでバスで移動して、バスの中で年を越して。で、会場に着いたらおせちを食べたり、書き初めしたり、バラエティ 的なことをやって、最後にライヴを2曲。もうしっかり酔っぱらってましたけど(笑)。 →12月31日 第69回NHK紅白歌合戦@NHKホール |
2019. 1. 1(Tue.) | 元日 2018年はHYDEソロとして新たなスタートを切った年で、いろいろと模索して自分の方向性が決まった年でしたね。始まりとして、なかなかおもしろい1年でした。「YOSHIKI CHANNEL」での書き初めにも書いたんですけど、2019年は「発進」の年にできればと思っています。2018年に作ったエンジンを使って、やっとアクセルを踏みこめるというか。 |
2019. 1.11(Fri.) | サックスの練習、その後、MY FIRST STORYのライヴを観に横浜アリーナへ "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY"のメニューにこれまでの自分の節目になった曲を選んでいたりしたから、"ああ、「LORELEY」のサックスはすごく印象的だったよな。もし、これでサック スを吹かなかったらお客さんはどう思うんだろう?お客さんとしては、ちょっと残念に思うかもな"と思って。アレンジも終わってたから、やめるわけにもいかないので、これはもうやるしかないなと。急きょ、当時の サックスを探してもらって練習しました。もうずいぶん前の話だから、運指とかも忘れててドレミも吹けない感じでしたけど、がんばりましたね。 |
2019. 1.13(Sun.) | 「MAD QUALIA」ミュージック ビデオ撮影 これまでミュージック ビデオはいろいろと企画仕立てでやってきましたけど、「MAD QUALIA」はシンプルにバンドの演奏をちゃんと撮ったって感じでしたね。「デビル メイ クライ 5」の映像がどう絡んでくるかと か僕にはわからなかったから、プラスαの部分はお任せで、とりあえず僕としてはかっこいい演奏シーンを撮るのが目標でした。 |
2019. 1.18(Fri.)~20(Sun.) | "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY"リハーサル 初日の"HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY"のリハーサルはバンド メンバーのみで、僕は参加する予定じゃなかったんですね。でも、サックスの練習をしなくちゃならなかったから、急きょ行 こうと思ったんですけど、実はそのバンド リハーサルにKenちゃんがこっそり参加していたみたいで。Kenちゃんは和歌山のシークレット ゲストだったから、スタッフは相当焦ったみたい(笑)。結局、僕は忙しくて 行けなかったんですけど。 "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY"はラルク アン シエルの曲を贅沢にやらせてもらったり、これまで自分が作曲した曲を中心に据えて、自分自身が歌いたい曲を歌うことをコンセプトに組 みたてました。 実は昔からバースデー ライヴについて"そんなに人から祝ってもらいたい?かっこ悪くない?"って思いがどこかにあってあまり興味がなかったんですけど、半世紀の誕生日を普通に終えたらもったいないなと思 って。そうしたら、あんなに大規模な誕生日ウィークになっちゃったんですよね(笑)。 |
2019. 1.23(Wed.)~24(Tue.) | "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-TOKYO-"@幕張メッセ イベントホール "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY"はみんながうれしい鉄板のコンサートになるって確信してたから、あとはどう泣かしてやろうかみたいな感じだったんですけど……結局、自分が先に泣く という失態を(笑)。なんか、予測して泣けてくるんですよ。実際のタイミングで泣けばいいのに、"ああ、あの曲をやったら、きっと泣いちゃうなあ"って予測したら、感極まっちゃってどうしようもない(笑)。あの感情 の昂まりが何ゆえなのかは、自分でもわかりませんね。歌って言葉を追う楽器だから、歌詞の意味はもちろんだけど、そのほかにもいろいろなものが僕を揺さぶるんですよね。僕のハートを揺さぶっちゃう(笑)。 だから、一概には言えないですね。 →1月23日・24日 HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-TOKYO-(追加公演)@幕張メッセ イベントホール |
2019. 1.28(Mon.) | "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-EVE-"HYDEIST ONLY""@ダイワロイネットホテル和歌山 ホームルーム グラン "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-EVE-"HYDEIST ONLY""は誕生日に向けてのカウントダウン イベントだったので、カウントダウンの段取りが重要だなと思っていて。以前、モトリー・ク ルーのカウントダウン ライヴを観にいったんだけど、カウントダウンのタイミングが本当の時間とぜんぜん違くて(笑)。それはなんか違うなあって思ったから、「ここはきっちりやりますよ」ってスタッフに言ってたん ですね。なのに……いちばんずれてたのは自分だった(笑)。僕のMCが長すぎたみたいで、みんな、焦った顔をしてるんだけど、僕としては"あれ、おかしいな?なんでトントントントンって進んでいくんやろ?ちょ っと待って?!もっとしゃべりたいんだけど!"みたいな。結局、"もう間に合いません!"みたいなタイミングになって、最後の最後に気づいて(笑)。誕生日を迎えた瞬間は、なんか新年明けたような感じでした ね。なんとか、きれいにカウントダウンもできたし(笑)。それからシークレットで突然DAIGOが現れて、感動しましたね。彼は本当に忙しい人だから。「2時間くらい新幹線が遅延して、焦りました」「明日、朝イチで 帰りますんで」って言うから、"どんだけ愛が深いねん""申し訳ないな(笑)"って思いました。 →1月28日 HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-EVE-(HYDEIST会員限定公演)@ダイワロイネットホテル和歌山4F ホームルーム グラン |
2019. 1.29(Tue.)~30(Wed.) | "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-WAKAYAMA-" "HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-WAKAYAMA-"は親族を呼んだけど、それ以外の友人、ゲストは遠慮してもらって、親族以外はお客さんだけという状態にしました。これまで支えてくれ た人に向けての特別なコンサートなので、あとは感謝を込めて、感動を与えられるように歌うってことだけを考えましたね。今となってはそれなりにうまく歌を歌えると思っているから、そんな姿を親族に見せてあ げたいなっていう親孝行、親戚孝行みたいなものですね。こういう機会もなかなかないので、やれてよかったなと思います。 Kenちゃんの登場はまったく知らなかったから段取りがぜんぜんわからなくて、"なんでみんな終わらへんの?"って思ってましたね。で、登場してきたKenちゃんの姿を見て、"あ、そういうことだったのか!"みた いな(笑)。「せっかく来たならギターを弾いていけばいいのに」って言ったら、「弾くよ」って言うし。だから「何を弾くんよ?」って聞いたら、「じゃあ、歌ってください」みたいな(笑)。"?何を歌えばいいの?歌えへ んかったらどうするの?"って感じで始まった「White Feathers」でした。 翌日には和歌山市のふるさと観光大使にもなって、市長もコンサートに現れて、たぶん数年前なら観光大使とかやりたくなかったと思うんですけど、今だからこそって感じでしたね。せっかく親孝行に地元に来て るんだからやろうかみたいな気持ちでひき受けました。ちょっと「NHK紅白歌合戦」に対する感覚と似ていますね。「NHK紅白歌合戦」もやっぱり親孝行や地元孝行の側面があったし。 →1月29日・30日(30日は追加公演) HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY-WAKAYAMA-@和歌山ビッグホエール |
2019. 2. 1(Fri.)~12(Tue.) | L.A.にてレコーディング この頃には喉の調子ももとに戻って、アルバムに向けてヴォーカル録りをしていました。 |
2019. 3. 2(Sat.)~ 3(Sun.) | "HYDEIST presents SNOW MONSTER HOTEL 2019"@苗場プリンスホテル 今年の"SNOW MONSTER HOTEL"では「8時だョ!全員集合」みたいな寸劇をやってみたくて(笑)。"SNOW MONSTER HOTEL"はホテルっていう設定でやっていて、ホテルマンの服装もしてるんですけど、 昨年やったときにホテルらしさが足りないなと思っていたんですね。だから、今回はそれを演技で補って、ホテル感を増していきたいと。"今、ホテルで何かが起こってる!"みたいな幕開けにしたいなっていう 夢があったので、やってみました。でも、どうだったのかな?効果のほどは、いまいちよくわからない(笑)。 →3月2日・3日 HYDEIST会員限定ファンクラブイベント「HYDEIST presents SNOW MONSTER HOTEL 2019」@苗場プリンスホテル4号館 プリザーディウム |
2019. 3. 7(Thu.) | 「デビル メイ クライ 5」発売記念イベントに出演 「デビル メイ クライ」はパート1のとき、めちゃくちゃハマってたんですよ。「ダンテ マスト ダイ」っていう最高難易度もクリアして、それをクリアするともらえるプライズをユッキーにプレゼントしたり(笑)。それくらい大好きでしたね。 「デビル メイ クライ」シリーズはゲーム中にデジタル ハードコアみたいな音楽が流れているから、「MAD QUALIA」を作るときはそういうスタイリッシュでハードなイメージを曲にしたいなと思っていましたね。「デ ビル メイ クライ 5」のトレーラー映像や設定を見ながら頭で膨らませていった感じです。 →3月7日 カプコンTV!第99回「デビル メイ クライ 5」発売記念イベントSP(スペシャルゲスト出演) |
2019. 3.18(Mon.) | モトリー・クルー自伝的映画「ザ・ダート:モトリー・クルー自伝」レッド カーペット イベントへ モトリー・クルーの自伝的映画「ザ・ダート:モトリー・クルー自伝」がNetflixで公開になるにあたって、L.A.で行われたレッド カーペット イベントに参加したんですよ。モトリー・クルーのメンバーが登場するというこ とで、ご招待いただいて。そのときにモトリー・クルーのメンバーと写真を撮れることになったんですよ。ごく限られた人しか撮れなかったんですけど、5人くらい。そのなかのひとりに入れていただいて。で、写真を 撮るまでの時間、狭い楽屋に案内されたんだけどその部屋にはトミー・リーとニッキー・シックスとニッキーの家族、そして僕がいる状況で。とにかく、めちゃくちゃ気まずい(笑)。どんな顔をしてここに座ってれば いいのかなって思ってたら、ニッキーのお子さんが気を使って自己紹介してくれたりして。あの時間、結構長かったなあ。早く終わらないかなって、ずっと思ってました(笑)。 |
2019. 3.23(Sat.)~24(Sun.) | "Zepp Tokyo 20th Anniversary HYDE LIVE 2019"@Zepp Tokyo Zepp Tokyoの20周年にして僕の100本目のライヴって出来すぎじゃないですか?(笑)この日は今年初のバンドでのライヴだったんですけど、すごく出来がよくて。やっぱりライヴってやればやるほどいいってもの でもないなって、この日思いましたね。ライヴの出来って頭の切りかえとか刺激とかのほうが重要で、いたずらに本数を重ねたところで成長できるものでもないなって気が、最近しています。 →3月23日・24日 Zepp Tokyo 20th Anniversary HYDE LIVE 2019@Zepp Tokyo |
2019. 3.27(Wed.) | "HYDE LIVE 2019 ASIA"@上海 国際会展中心 →3月27日 HYDE LIVE 2019 ASIA@EN NECC HONG ARENA,Shanghai(上海) |
2019. 3.29(Fri.) | "HYDE LIVE 2019 ASIA"@北京 世紀劇院 →3月29日 HYDE LIVE 2019 ASIA@Beijing Century Theater,Beijing(北京) |
2019. 3.31(San.) | "HYDE LIVE 2019 ASIA"@成都 成都華(化に十)煕LIVE・528M空間(同かまえに日) →3月31日 HYDE LIVE 2019 ASIA@HUAXI LIVE-528 M Space,Chengdu(成都) |
2019. 4. 2(Tue.) | "HYDE LIVE 2019 ASIA"@香港 STAR HALL,KITEC →4月2日 HYDE LIVE 2019 ASIA@STAR HALL,3/KITEC,Hong Kong(香港) |
2019. 4. 4(Thu.) | "HYDE LIVE 2019 ASIA"@台北 信義劇場 Legacy MAX 今回のアジアツアーは結構、忙しかったですね。前乗りして上海のディズニーランドに行けたのが、唯一の観光で。前回アジアに訪れたときは"HYDE ACOUSTIC CONCERT 2018-黑ミサ ASIA-"だったので、 お客さんからしてみればぜんぜん違う印象だったと思うけど、僕としても今回はホールでのライヴが多かったから、いつもと違う感覚がありました。 最初の上海では知らない曲が結構あったからか、どうノッていいのかわからない雰囲気もあったけど、「HONEY」をやったらOKみたいな感じで盛りあがってましたね。 3ヵ所目に訪れた成都は美人が多いっていう情報を見てたんですけど、実際に行ってみたら本当にそうでした。飛行機に乗った瞬間から"あれ?"って思うくらい変わって、CAさんも美人だったし、着いてからもき れいな人が多かったですね。"噂はほんまやな"って思いました。あと、成都は四川省なんですけど麻婆豆腐発祥の地といわれていて、その元祖のお店に行って食べてみたら、山椒が効いていて、しびれる系 の辛さでした。でも案外、日本で食べる中華に近かったですね。初めてだったからかもしれないけど、ライヴはずいぶんと盛りあがって、待っててくれた感じがしましたね。 新しい元号の発表日だった4月1日は、ネット配信でその発表を見守りつつ、香港に移動して。令和という元号については、聞いた瞬間、違和感のない感じがしました。平成のときのほうが"え?"って思った記憶 がある。そのときのワン クッションがあるからかもしれないけど、今回は新しい年号になっても"あ、いいんじゃない?"ってスムーズに受けいれられましたね。 最後に訪れた台湾だけオール スタンディングの会場だったんですけど、やっぱり日本と変わらない感覚でやりやすかったですね。この日は平成最後のライヴということで終わったあとに盛大に打ち上げをして、 そのあとに偶然来てたONE OK ROCKの打ち上げにも参加しました。 前回の"HYDE ACOUSTIC CONCERT TOUR 2018-黑ミサ ASIA-"から1年も経たずにアジアを訪れたのはオファーが強かったからですね。強いオファーがあれば、もちろんほかの国にも行きますよ。今年はアジ アがあって日本国内があって、アメリカもあるんですけど、ヨーロッパがないんですよね。今後、アルバムを出してアピールしないといけないなって思っています。 →4月4日 HYDE LIVE 2019 ASIA@Legacy MAX,Taipei(台北) |
今号のシメのひと言
2019年は「発進」の年。年号も変わりましたし、 |