>>vol.Extra Number

2012. 2.18(Sat.)〜19(Sun.) “WORLD TOUR 2012”リハーサル
これは“WORLD TOUR 2012”っていうよりも、横浜アリーナの“LE-CIEL会員限定ライヴ”のリハーサルですよね。『BUTTERFLY』は出したけど、ニューアルバムのツアーというのは存在しないことになるから、“LE-
CIEL会員限定ライヴ”はすごく貴重なライヴだったというか。
2012. 2.23(Thu.)〜24(Fri.) “LE-CIEL会員限定ライヴ”横浜アリーナ
ワールドツアーでは、『BUTTERFLY』の曲をやるよりも、もう完全に“Best of L'Arc〜en〜Ciel”をやるべきだと思ってたんで、せっかくの『BUTTERFLY』の曲が、やりたくてもできないというところがあって。僕として
は、そのストレスを横浜アリーナで出すという意味合いもあったかもしれない。観てる側だとうれしいと思うんですよ、ワールドツアーと違うメニューだと。自分たちだけが観れるってことだから。もちろんワールドツアー
で使う映像のチェックとかもしましたけど、「LE-CIEL」限定ということでね、なんかホームな感じというか。いつものライヴもそんな感じなんですけど、「LE-CIEL」限定だともっと強く感じますね。
                                                                                           
→2月22日・23日 LE-CIEL会員限定ライヴ@横浜アリーナ
2012. 3. 1(Thu.)〜 2(Fri.) “WORLD TOUR 2012”で香港へ
海外のプロモーションは、なんか言葉がもどかしくて。楽しくやるのがむずかしいな〜と思いながらやってる感じですね。雰囲気を作りづらいんですよ。特に記者会見みたいなのだと、日本でもそうだけど、なんか苦
手というか、ついつい会話が固くなってしまって。それがイヤだなと思いながら、しゃべってる。まあ、kenちゃんとかは上手なんで、その雰囲気をうまく壊してくれて助かりますね。
そうそう、プロモーションの日の夜は、バスに乗りました。オープンタイプのやつ。香港といえば、あれかなと思って。楽しいよね。なんか、看板があたりそうで(笑)。その後、夜市にも行って。あれ?なんか買った?i
Phoneケース?ああ、ネコのヤツね。え?クマのやつ?黒ネコじゃなくて?え?白?白ネコ?ああ、そうだそうだ、思い出した!リラックマのちっちゃいヤツ、コリラックマだ!ま、その日だけつけましたね(笑)。
2012. 3. 3(Sat.) “WORLD TOUR 2012”Asia World EXPO ARENA
ラルク アン シエルにおける自分のヴォーカリストとしてのポジションがうまく見つかって、上手に自分を表現できるようになってきたと思うんですよ。味の素スタジアムからの流れでつかんできたことなんですけど、
このワールドツアーではそれが発揮されていて。香港はその第一歩だったんじゃないかな。
                                                               
33日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@香港Asia World-EXPO ARENA-
2012. 3. 4(Sun.)〜 6(Tue.) “WORLD TOUR 2012”でバンコクへ
たぶん、香港で初日に食べた辛いソースがね、刺激的すぎたんかもしれん。おなか壊して、ず〜っと胃が痛いというか。その辛いソースが何にかけても、めっちゃうまくて。あまりにもおいしいから「これ、持って帰ろ
う」って言って、瓶に入れてもらったくらいだったんですけど。で、タイに着いてすぐ病院に行ったはいいけど、“明日、ライヴに行きます!”みたいな看護師のファンがいっぱいおって、“お腹壊してるのに、どうしたらい
いんやろう。恥ずかしいな〜”みたいな(笑)。検査するのはいいけど、看護師は照れて真っ赤になってる……みたいな(笑)。なんていうんでしょうか、ちょっと屈辱的(笑)。
バンコク2日目はプロモーション デーだったんですけど、3日目はオフで。お寺や遺跡を巡って夜は夜景の見えるレストランとフルコース、かなり満喫しましたね。最近、仏教とかに興味があって。なんか、見てると
ワクワクするんですよ。“こういうものを昔から人は崇めてるんやなあ”って。あとね、象にも乗ったね。う〜ん、乗り心地が悪かったな。あんなに悪いもんやと思わんかった。あれって、スピード速いの?なんか、ゆっく
りな感じやけど、1歩がデカいから、きっと速いよね。カメラマンが別の象に乗ってたんだけど、象使いもわかってるから、ちゃんと並走してくれて。なんか、いい記念になったというか、遺跡と象と、っていう背景はス
テキでしたね。
2012. 3. 7(Wed.) “WORLD TOUR 2012”IMPACT ARENA
モニターが変わるくらい、すごかったんだよね、お客さんの声が。俺はあんまりわからなかったけど(笑)。トップクラスの盛り上がりだった。
                                                                   
37日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@バンコク IMPACT ARENA
2012. 3. 8(Thu.)〜 9(Fri.) “WORLD TOUR 2012”で上海へ
海外に行ったらね、基本、現地の料理を食べたいですね。でも、アメリカとかだと、現地の料理にあまり興味がないから、和食が食べたくなるよね。アジアとかだと、どこも基本的においしいんで、「あ、これ食べたい
」「今度は、あれ食べたい」って言ってるうちに出発の日を迎えてしまう。上海でも飲茶とか、そんな感じだったと思うけど。
でもね、香港のライヴのあとはステーキだったんですよ。今、思い出しても腹が立つ!(笑)「え〜っ!?」みたいな、「飲茶とか、そういうのじゃないの?普通、中華料理でしょ!?」みたいな。それって、博多に行っ
て味噌ラーメンを食べるようなもんでしょ、わざわざ。ないわ〜、それ。
2012. 3.10(Sat.) “WORLD TOUR 2012”MERCEDES-BENZ ARENA
上海はね、印象どおり、ファンの人たちの行動力がすごい。韓国の人は声がデカくて、中国の人は動く。自分の席を勝手に離れちゃう感じがするんですよね。国民性やろうね。日本人はシャイでしょ。悪いかどうか
ではなく、右にならえな感じ。みんな同じような動きが目立つよね。
                                                              
310日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@上海 MERCEDES-BENZ ARENA
2012. 3.15(Thu.)〜16(Fri.) “WORLD TOUR 2012”で台北へ
そうそう、台北の街に着いたら、マリリン マンソンのライヴの看板がいっぱいあったから、“お〜っ、いつなんやろ”って思ったら、今日、みたいな。で、行ったんだけど、ひどかったなあ。ヤル気がまるで感じられなく
て。太ってるし、その上、なんか黒いTシャツで普通の恰好で。まあ、マイクはボンボン投げてて、クレイジーではあるけど、ヒット曲のオンパレードなのは、ちゃんとわかってるんだろうね、どっかで。それでも観客は
盛り上がってて、来てくれるだけでうれしいんだろうけど。10年前に観たロンドン公演に比べるとあまりにもね……ちょっと残念だったなあ。
2012. 3.17(Sat.) “WORLD TOUR 2012”TWTC Nangang Exhibition Hall
今回、映像=演出って感じだったから、なかなか100%にはならなくて。最初から全部、大絶賛っていうのは無理だったね。来月からツアーだってなって、やっと緊張感が高まってきてから、いろいろな物事がスター
トするから、なかなか追いつかへん。最大限努力するけど、やっぱり、どうしてもツアー中に整えていくって感じになってしまって。やってみたからこそ、わかる部分もあるしね。
メニューに関しても、やってみないとわからんところもあって。今回、どの曲がいちばん好きかとか、各国で投票してもらってたんで、それを参考にしながらやってたんですけど。でも、投票してくれてる人って、かなり
マニアなファンだと思うから、100%信じると、またちょっと違うのかなとか思うけど、大いに参考になったね。
                                                           
317日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@台北 TWTC Nangang Exhibition Hall
2012. 3.21(Wed.)〜24(Sat.) “WORLD TOUR 2012”でニューヨークへ
飛行機だと座ってる状態から抜けだせないんで、そこでできる案件をなるべくやったり。チェックものだったり、考えごとだったり。あとは、もう寝るだけ。基本的には体調を考えて、寝たほうがいいなと思ったら、ごは
んも食べないで寝るし。でもね、ニューヨークとかになると、もうわけわからないですよね、時差がね。真逆すぎて、寝ればいいのか起きてればいいのか、わからない(笑)。だから、映画を観たりして。「ステキな金
縛り」はおもしろかったですね。号泣しながら、ワッハッハッハッて(笑)。
ニューヨークではプロモーションをいちばん心配してました。やっぱり、キャパがデカかったから。Madison Square Gardenだからね。で、そのプロモーションでインタビューを受けてるときに、やっぱり日本で初めてと
か、アジアで初めて、みたいな話をされるんですよ。でも、「で、どうですか?」と聞かれても、最初は“ほかの国とあんまり変わらん気持ちなのにな”って思ってたんだけど、なんか、インタビューしていくうちに、どん
どん“あ、日本人が初めてやるからには、そこでかっこよくないとアカンな。それによって日本人の見え方が変わるんじゃないかな”って気持ちになってきて。“これは、知らん間に日の丸を背負ってしまってるな”って
いうか。そこまで思いたくなかったけど、思わざるを得ない状態になってしまったんで、それがまた大きなプレッシャーになりましたね。
2012. 3.25(Sun.) “WORLD TOUR 2012”Madison Square Garden
そんな感じだったから、コンサートが終わった瞬間は、なんか、試験が終わった気分でしたね。ロックっていう試験で、この20年かけて勉強してきたことを、全部、答案用紙に書きおえた感じ。点数ですか?結構、い
い点だったと思いますよ。100点とは言わんけど。自分の実力を考えてみれば、もう満点にかなり近いですね。やっぱり、少し固い部分はあったかもしれんけど。でも、アカペラとかもぜんぜん緊張せずにできたし。
ラルク アン シエルとして、すごく高得点だったと思います。
僕、もっとアウェーかと思ってたんですよ。もっと“どれどれ、観てやろうか”って感じのヤツが多いかと思ってて。でも、結構アットホームな雰囲気だったんで、ちょっとホッとしましたね。ラルク アン シエルって、み
んなに慕われてるコンサートばっかりしてきてるから、いきなりアウェーだと、たぶんバンドの雰囲気が変わると思うんですよ。そうなると、ベストじゃない状態でやることになってしまうから、それがちょっと怖かったん
ですけど。
あの空気をどう感じたかは、ちょっと覚えてないけど、アカペラで歌うシーンとかは、Madison Square Gardenという肌触りを感じるように意識しながら歌ったという感じですかね。この体験をしみじみと感じながら歌い
ました。いいライヴだったと思います。
                                                           
325日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@ニューヨーク Madison Square Garden
2012. 4. 9(Mon.)〜10(Tue.) “WORLD TOUR 2012”でロンドンへ
ロンドンはね。『ROENTGEN』のレコーディングで長期滞在してたから、なじみの店が何軒かあったんですけど。そのうちイタリアンのお店を、今回、結構探しましたね。もう、名前は忘れてたんですよ。場所も、なんと
なく地図の形でしか覚えてなくて。路地がちょっと特殊な形だったから、その場所さえ見つければわかるんだけど、見つけられなくて。で、僕が絵を描いて「こんなとこやねんな〜」って言ったら、マネージャーが一発
で見つけてくれた。実は最初にその店に来たのってラルク アン シエルの「虹」のときだったんだけど、そこのペペロンチーノがとにかくうまくて。だから、『ROENTGEN』のときもしょっちゅう行ってて、そのとき、僕、
髪の毛が金髪やったんで、店で“ゴールデンボーイ”って呼ばれてたんですよ。なのに……今回、行ったら経営者が変わってて、ペペロンチーノがメニューにない、みたいな(笑)。
2012. 4.11(Wed.) “WORLD TOUR 2012”indigO2
会場がね、すごくよくできた作りで。2階席がかなりせり出してて、2階でもかなり楽しめるというか。ライヴは小さい場所やからっていうのもあるかもしれんけど、ロンドンっ子は、すっごい盛り上がってた。でもね、1回
目はいいんですよ。待ってたファンもいるし、ヨーロッパのほかの国からもたくさん来てると思うし。でも、2回目からは、やっぱりちょっとシビアになると思うんですよ。初来日は行くけど、次の来日は行かない人って多
いでしょ。それといっしょなんですよね。だから、もちろんコンサート自体は盛り上がったけど、それを手放しで喜んでるわけじゃなくて。次はもっと、ちゃんとせなアカンなとか思いながら。これはニューヨークも同じだ
けどね。でもまあ、ロンドンはすごくよかったね。
                                                                       
411日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@ロンドン indigO2
2012. 4.12(Thu.)〜13(Fri.) “WORLD TOUR 2012”でパリへ
ロンドンからパリへはユーロスターで移動したんだけど、電車移動ってあんまりないからね。新幹線ぐらいかな。でも、新幹線とはぜんぜん雰囲気が違って、景色もいいし、ごはんも出てくるし、修学旅行っぽい感じ
ですごく楽しかったですね。
2012. 4.14(Sat.) “WORLD TOUR 2012”Le Zenith
パリのライヴは、2度目なんで、さっきも言ったように、1度目のライヴより興奮が下がるかと思ってたけど、開演前から盛り上がってたから、よかったなって。やっぱり、フランスって日本の文化を受け入れる体制がで
きてると思うんですよ。だから、たぶん前回来た子も来てるやろうし、新しい子も来てる。いいバランスだったんじゃないですかね。
                                                                   
414日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@パリ Le Zenith de Paris
2012. 4.20(Fri.) “一夜限りのL'Arc〜en〜Ciel Premium Night”LIQUIDROOM ワールドツアーの合間に、レコード会社の20周年イベントに出演
久しぶりのラルク アン シエルのライヴハウスは、すごく貴重なライヴだったと思います。案外、いけましたね。メニューもちょっとライヴハウス向きに。ツアーのいいフックになったんじゃないかなと。MCでも言ったけ
ど、今までずっとワガママなバンドを相手にしてくれたレコード会社への感謝の意味も含めて出演したわけやけど、やってみると貴重な体験やったんじゃないかなと思いますね。
                                                                              
420日 一夜限りのL'ArcenCiel Premium Night@新宿 LIQUIDROOM
2012. 4.21(Sat.)〜24(Tue.) スノーボードへ
ひょっとして、ここでスノボに行ってんちゃうん?行ってるよね。たぶん、こういうちょっと空きは、きっと全部、スノボに行ってるはずです(笑)。このときは結構、大変でしたけど。リフトがね、強風でなかなか動かなくて
。でも1日中滑ってましたね(笑)。
2012. 4.27(Fri.) “WORLD TOUR 2012”でシンガポールへ
あのね、てっきり、あの新しいホテルに泊まると思ってたんですよ。あの屋上にプールがある高層ホテル(「マリーナ ベイサンズ シンガポール」)。本当に当たり前にそう思ってて、一応、確認してみようかと思って
「もちろん、そうやんな?」って聞いたら、「違う」って。もう、そこからまたブーブー、ブーブーですよ。シンガポールへは、めったに行かないと思ってたからね。だからこそ、そういうところに泊まりたいなって思ってたの
に……違うって〜!?(笑)もう、ブーブー、ブーブー。
2012. 4.28(Sat.) “WORLD TOUR 2012”Singapore Indoor Stadium
ここもやっぱり初めてのところだったから、すごく熱望される感じでしたね。盛り上がってましたよ。
                                                         
428日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@シンガポール Singapore Indoor Studium
2012. 4.30(Sun.)〜 5. 1(Tue.) “WORLD TOUR 2012”でジャカルタへ 記者会見を行う
2012. 5. 2(Wed.) “WORLD TOUR 2012”Lapangan Senayan
行くことはないんじゃないかって思ってましたけど(笑)。やっぱり熱帯な感じでしたね、街の雰囲気とか。お酒がぜんぜんダメやったな。たぶんワインの知識があんまりないんじゃないかな。保存状態が悪い所が多
かった。
でもね、コンサート自体は、すごくよかった。野外だったんだけど、イスラムの人が多かったからターバンしてて。暑いのに肌を見せない人が多くて、ほかの国とぜんぜん雰囲気が違いましたね。でも、ちゃんと顔を
見てみると、ほかの国と同じ盛り上がり方をしてて。ニコニコしてて、いっしょに歌ってたから、すごくステキやなと思いましたね。“ああ、宗教も超えてるんやな”って。これまで人種も国境も超えてるイメージがあった
けど、宗教まではわからなくて。それが今回、見た目にも宗教を超えてる感じがした。音楽たるや、すばらしいなって実感するコンサートになりましたね。
                                                    
52日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@ジャカルタ Lapangan D Senayan OUTDOOR FIELD
2012. 5. 3(Thu.)〜 4(Fri.) “WORLD TOUR 2012”でソウルへ 現地メディアの取材を受ける
2012. 5. 5(Sat.) “WORLD TOUR 2012”Jamsil Gymnasium
ソウルはね、最近K-POPがすごいから、女の子がみんなショートパンツ履いてて、少女時代みたいな感じの子が多いな〜みたいな。
でも、そういうダンス グループとはまた違う意味での説得力って、僕らに必ずあると思ってるんで、そこをちゃんと武器にすればいいなと。まあ、いつもどおりやるだけなんですけど、そこは気合いを入れてやってま
したね。
                                                                  
55日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012@ソウル Jamsil Gymnasium
2012. 5. 9(Wed.)〜10(Thu.) “WORLD TOUR 2012 THE FINAL”リハーサル
国立競技場が入ったんで、国内公演のすみわけをするのに、すごく困ったというか。要は、関東の大きい会場がふたつになってしまったから、ここをわけて考えなければ、たぶん俺たちのファンは納得しないだろう
なと、僕は思ったんで。結果、ワールドツアーの流れで、日産スタジアムとユニバーサル・スタジオ・ジャパンはやろうと決めたんですよ。ワールドツアーの最後という位置づけで、日本向けに『BUTTERFLY』っていう
アルバムの曲を入れることによって、プレミアム感も出るやろうと。『BUTTERFLY』の曲は“LE-CIEL会員限定ライヴ”でしか演奏してなかったから。だから、演出的にはワールドツアーの集大成という感じだったね。
2012. 5.12(Sat.)〜13(Sun.) “WORLD TOUR 2012 THE FINAL”日産スタジアム
当日は、雨降らんでよかったなと。寒かったけど。まあ、ここ1年の集大成っていうか、最新のラルク アン シエルがいちばんかっこいいってわかってもらえるライヴだったと、僕は思うんですね。20年目にして今のラ
ルク アン シエルがいちばんかっこいいんだって、そこを表現できた。
味の素スタジアムから変わりましたよね。かっこよくなった。僕自身もね、開花したんで。やっぱり、自分自身が歌を楽しめるようになったあたりから、パフォーマーとしての自分の表現力が、ガラッと変わったのを感
じましたから。
                                                         
512日・13日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL@横浜 日産スタジアム
2012. 5.19(Sat.)〜20(Sun.) “WORLD TOUR 2012 THE FINAL”ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
遊園地にも入れるチケットだったから、ファンも楽しかったと思う。朝から晩まで楽しめるじゃない。ライヴですか?まあ、ゲストが出てくれたんでね、あれはすごく効果的だったと思うね。
                                          
519日・20日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL@大阪 Universal Studios Japan in the open-air
2012. 5.23(Wed.) “WORLD TOUR 2012 THE FINAL”リハーサル
また、頭を切り替えなアカンっていう感じでしたよね(笑)。次は国立競技場か〜って。そのアイデアを、もう1回、再構築というか、再点検というか。もちろんメニューとか、決めごとはできてたと思いますけど。さらに
頭を切り替えてって感じですかね。と同時に、ハワイのことも考えてましたから(笑)。
2012. 5.26(Sat.)〜27(Sun.) “WORLD TOUR 2012 THE FINAL”国立競技場
国立って、場所もよくわかってなかったくらいだったんですけど、前からテッちゃんがやりたい、やりたいって言ってて、そこまで思い入れがある人がいるならやりたいなって思ってたんですよ。だからそういう意味でも
、ひとつの願いが叶った感じ。
構成はね、変えなアカンなと。国立競技場は20周年っていうもの自体のファイナルってことにしようと思ってたんで。もう『BUTTERFLY』もやめとこうって。もう1回、パーッとお祭りにしようと思いましたね。だから、ken
ちゃんがやったらどうだと言いだした凱旋パレードとか、テッちゃんがこだわっていた会場ならではの聖火台とか、いい演出やったんじゃないですかね。いいマッチングやったと思います。
                                                            
526日・27日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL@東京 国立競技場
2012. 5.31(Thu.) “WORLD TOUR 2012”Live in Hawaii Waikiki Shell
                                                             
→5月31日 L'ArcenCiel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL@ホノルル Waikiki Shell
2012. 6. 1(Fri.) “LE-CIEL Presents ハワイ アン シエル Special Live”Waikiki Shell
もともと打ち上げをハワイでやろうってところからですよね。で、前回の“ハワイ アン シエル”の評判の悪さが肌身に染みてたんで、これをなんとか満足させなアカンと思って。ただ、このタイトなスケジュールで、こ
れ以上何かを増やすのは、かなりむずかしいなと思ったから、そんななかで、なんとか楽しませようと考えたら、2回ライヴを見せてやろうって。まあ、1日目は現地のお客さんも入れるから、ワールドツアーの流れで
。で、2日目の「LE-CIEL」限定のときは、できる限りレアな曲を持ってきて。これで、ファンもおなかいっぱいだろうと。
そんななか、僕らのいい仲間がハワイで亡くなってしまって。1日目のライヴの日の朝方だったんですけど。もともと音楽雑誌の編集者で、僕はその雑誌が好きで連載もしてたんですけど、彼は僕らの担当をしてく
れてたんですよ。その雑誌はもうなくなったけど、彼にはVAMPSのパンフレットを作ってもらったりしてた。今回のVAMPSのパンフレットが遺作になってしまって。だから、ハワイのライヴはね、すごく複雑な気持ちだ
ったね。彼は前日、スタッフと飲んでるときに「Bye Bye」が好きやって言ってたらしくて演奏することになったけど。“このタイミングで、その曲を歌わなアカンのか。それも残酷な話やな”って思いながら、1日目の最
後にやりました。
彼自身、すごく気を遣うやさしい人やったんで、たぶん、みんなでいっしょになって哀しむのは、彼がもっとも嫌がることだろうと僕は思ったから、打ち上げとかもやめるのはやめようと思って。それぞれが心のどこか
で偲ぶことだと、僕は思うから。
                                                                       
61日 LE-CIEL Presents ハワイ アン シエル Special Live@ホノルル Waikiki Shell
シメのひと言
20周年というか、もう21周年ですけど(笑)。もし、これを
見て、新しくラルク アン シエルに興味が湧く人がいた
ら、そういう人は、ぜひ今回のライヴのDVDをレンタルで
(笑)。レンタルでも、とりあえず観てくれれば、きっと“今
のラルク アン シエルがかっこいい”って言ってる意味を
わかってもらえると思うんで。ぜひ、観てほしいな。そして
、これからのラルク アン シエルをお楽しみに。