おはスタ感想ページ

2012/04/11(水)

出演:山寺宏一、テッケン、タイコウ
おはガール:なつみ
スポンサー:レゴ シティ、タカラトミー、BANDAI、任天堂、SEGA-SAMMY GROUP
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 コロコロの宣伝にテレビ東京新入社員が登場。 新入社員といえども「おはスタ」のポリシーは心得ているらしく、
「(おもちゃの車の)コースを持っていると人気者」
「(おもちゃを持っていると)友達が増える」
などと発言して子供達を煽りました。

 子供の世界では、おもちゃを持っていればたくさん子供達が集まってくるしょう。 しかしその集まった子供達の目当てはあくまでおもちゃです。 スポーツや勉強をすることによって得た人気や友達とは、明らかに異なった種類の友達といっても良いと思います。 「金を出しておもちゃを買えば安易に友達を増やせる」すなわち「金で友達が買える」とは、実に「おはスタ」らしい主張です。

 「金は全てに優先する」は「おはスタ」の重要なポリシーの一つです。 このような拝金主義が存在するため、「金で友達が買える」といったスネ夫のような考えが出てくるのだと思います。 なにせ友達よりも金の方が価値が高いので、その価値の高い金で価値の安い友達を買う事ができるのは当然ですから。


おもちゃで遊びたければ、友達になりな!

 また「金を出しておもちゃを買えば安易に友達を増やせる」を逆説的に考えると 「おもちゃを買えない子は友達が増えない」となります。 友達が増えないという宣告は、子供達にとっては耐えがたい恐怖となるでしょう。 人の恐怖心を煽って物を売りつける手法はカルト教団のよくやる手法です。 子供達の恐怖心を煽っておもちゃを売りつけるこのような手法は、倫理的に問題があるのではないでしょうか。

 昨日は「子供は騙すべき存在」「騙された方が悪い」、今日は「金は全てに優先する」という 「おはスタ」ポリシーを再確認する事が出来ました。 ここ半年ほどの「おはスタ」はおとなしかったのですが、春の訪れと共にその毒牙を剥き出しにしてきたようです。 良識ある大人のいる家庭はチャンネルを変えますが、大人の「おはスタ」視聴者としてはようやくあのインチキな 「おはスタ」が帰ってきたという気分です。

 なんともウキウキするではありませんか。 時速7.3Km/hで走るチョロQを「これは音速(1225Km/h)を越えて走っている!」(2011/07/25)と主張したり、 実際には23人に1人しか見ていないポケモン映画を「5人に1人は見た!」(2011/07/29)と主張する「おはスタ」を 再び見る事が出来るのです。 これは期待大ですね。


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