おはスタ感想ページ

2023/03/29(水)

出演:木村昴、NUWARA、ミキ(昴生、亜生)
おはガール:土方エミリ
スポンサー:小学館、タカラトミー、Cygames、KODANSHA、BANDAI、VICTOR ENTERTAINMENT

今回の見所

 死を考える事とは生を考える事だと考えた点が見所でした*1。 今日のおばけずかんに「むしけんエスカレータ」が登場。このエスカレータに乗ると、大学まで全ての試験がなくなるとの事。 しかしながら、無試験となるのはその人がもうすぐ死ぬからであり、エスカレータの先にはあの世が待っていました。 主人公の小学生は、死を考える事によって生きる事を考え、その結果死を恐れました。 この主人公とキケロにとって死は恐るべきものですが、カトーにとっては望ましいものであり、ソクラテスにとってはどうでもよいものです*2。 哲学とは死の考察であり*3、全ての知は死の克服に帰着します*4。


*1 モンテーニュ, 世界の大思想 4 モンテーニュ 随想録(エセー) 上, 75 人間に死ぬことを教えるものは、人間に生きることも教える。

*2 モンテーニュ, 世界の大思想 4 モンテーニュ 随想録(エセー) 上, 252 霊魂は、自分の理解するままに、それらの事物に性質を刻みつける。死は、キケロにとっては恐るべきものであり、カトーにとっては望ましいものであり、ソクラテスにとってはどうでもいいものである。

*3 モンテーニュ, 世界の大思想 4 モンテーニュ 随想録(エセー) 下, 568 哲学者達の一生は、死の考察である。 キケロ ツスクルム論集 1-30

*4 モンテーニュ, 世界の大思想 4 モンテーニュ 随想録(エセー) 上, 67, 哲学するとは死に備えること。あらゆる知恵は死を恐れないことを我々に教えるという一点に帰着する。キケロ



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