連京線(大連〜新京)、京濱線(新京〜ハルピン):その2

↓ 奉天〜三果樹 : 昭和19年頃に2往復ある603レ〜606レと思われます。

↓ 四平〜ハルピン:抜粋時刻には掲載無しのローカル列車か臨時列車の様です。

奉天行の板をよく見ると最上段のものより下の2枚の方が満鉄マークが大きい事がわかります。
また裏面ではアルファベットのFORの文字の字体や大きさが異なっています。

昭和17年末の時刻表を見ると大連〜牡丹江(急行19レ・20レ)が一番の長距離列車となっていたようですが
昭和19年の時刻表からは消えています。
奉天〜北安は801レ・802レとして昭和17年末及び昭和19年の時刻表にも掲載されています。
奉天〜牡丹江の903レ〜906レは昭和19年にはなく、奉天〜三果樹の603レ〜606レが登場しています。
これらより最上段のタイプが満鉄最後期(終戦1〜2年前)のタイプの行先板と思われます。

↓ 奉天〜牡丹江 : 昭和17年頃に2往復存在していた903レ〜906レと思われます。

↓ 大連〜牡丹江 : 昭和17年頃の時刻表にある急行の19レ・20レと思われます。
   この区間は満州国内で最長距離となる列車ではないでしょうか。

↑ ロシア風のハルピン駅

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