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田村隆一詩集『緑の思想』



どんな死も中断にすぎない
詩は「完成」の放棄だ

神奈川県大山おおやまのふもとで
水を飲んだら

匂いがあって味があって
音まできこえる

詩は本質的に定型なのだ
どんな人生にも頭韻と脚韻がある

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