幾多の伝統ある敬神青年会が、時代の流れに抗する術もなく崩壊して、久しく太鼓台に関する一切が宇賀志区預かりとなっていました。この時アポロ宇宙船が月から生還、宇宙元年の年ともいわれ超高速度に展けゆく世代に生きるものにとって、今更、太鼓台を云々するは時代錯誤も甚だしいと叱正のあることとは存じながらも、他面、伝統ある歴史の宇陀の穿邑(”ウガチ”現在の宇賀志)に居住する私たちの心の中には、私たちの先祖が太鼓台に万感の思いを込めて脈々と培った郷土愛の精神と併せて地域会の共同責任感の涵養、団結心の昂揚、又、親睦のためにも宣なわれるものがあると痛感する。


  太鼓台を幾久しく保存して、先祖から伝わった気脈の有形無形の遺産の良きを摂取し、新しい世代に勇気と熱意をもって順応すべく、又伝承してゆく為に太鼓台の保存、担出運行と祭の運営を司るのが当組織です。









宇賀志太鼓台保存会規約前文より抜粋、一部変更・加筆


宇賀志太鼓台保存会とは

(うかしたいこだいほぞんかい)

■宇賀志太鼓台


■当会説明・・・左記ご覧ください
■活動人数・・・約200名
■拠点・・・奈良県宇陀市菟田野宇賀志地区 古事記にも出てくる弟宇賀志(おとうかし)の里
■例大祭(秋祭)・・・毎年10月第三日曜日菟田野宇太水分神社
■活動内容と目的・・・上写真、太鼓台の運行・運営・保存・伝承・後継者の育成・人を磨く

例大祭の見所


 奈良県宇陀市菟田野(うたの)古市場・宇太水分神社(うたみくまりじんじゃ)境内に一基の神輿と菟田野各地区から六基の伝統ある大和型太鼓台が集結。

 午後1時頃から宮入。境内を所狭しと練り回ります。

 担ぎ手の昼食が終わると、これからがど迫力! 2基、3基の太鼓台が同時に競い合う。

 渦巻き型に数頭の龍が踊るが如くです。

 その後 1t から1.5tと言われる各太鼓台の差し上げや万歳も圧巻。

 回り方や万歳のしかた、差し上げなどはその場の雰囲気アドリブで行われますが不思議にも大きな事故など聞いたことがありません。

 6基の太鼓台の芸術的な作り、彫刻も見所の要です。

ぜひとも1度は見に来てください。