K.古いテストオッシレーターの修理
・PLL回路の製作にかかっていますが、さて調整のために、古い(昭和27年1952年8月製)テストオッシレータ
を使おうとすると、発振しなくなりました。(昭和42年1962年5月にA.Aさんから戴いたもの)
あ〜ぁ、また測定器から修理です・・・・。
JA3DMS
さすが年代物とあって、真空管式です。発振には6BA6…。
・幸い手持ちの同じ球があって、変えても発振せず。 ・バンド切替スイッチを分解・清掃。でも変化なし。
・あれっ、電解コンの10μF/50WVが死んでる。 在り合せのケミコンに交換。でも復旧せず。
・色々参考資料をみると、第2グリッドに電圧が…? そこで2KΩで2次側150Vより加電。
波形が出た〜〜!! でもケースを叩くと不安定。
・あちこち触ると、バリコンのローターの接触が…。 バリコンをはずして分解。(これまた大変!)
・カシメ部をネジに変更。ローターのスライド端子を磨き、再度組立て。
オッシレーター内部写真
電源を入れ、オッシロスコープの波形をみる。
各バンド共、安定した波形が出ました。
=修理成功!=