2017.10.29 観世音寺
今日は観世音寺から。空海が唐から帰国した際、予定外の早い帰国のため咎められては大宰府に留めおかれます、滞在したのが観世音寺、当時は東大寺に匹敵する大寺院でした。今でも国宝の梵鐘や沢山の重要文化財級の仏像が安置されています。
本堂です
宝蔵も見学しました
国宝の梵鐘です
鋳銅製。総高159.4 竜頭高35.4 笠形高5.5 肩以下高118.5 口径86.4 口厚5.6〜6.5 撞座径17.0 撞座中心高49.4 (p)、上下帯の文様を除いて鐘身は妙心寺鐘とほとんど同寸で、竜頭は同趣ながらさらに雄渾である。上下帯の文様もまた力強いが、恐らく妙心寺鐘と相前後して同じ鋳物場で製作されたものであろうとされている。
九州国立博物館到着、初めての訪問ですが、すごい外観です
「桃山展」が開催されていました。長谷川等伯の松林図屏風のレプリカが写真コーナに展示されていました。
館内です(博物館のHPより)
展示室
国宝所蔵品、残念ながら今回は拝見できませんでした
栄花物語 |
『栄花物語』の最古写本として唯一の国宝に指定されている。 |
足利義政の御用絵師であり狩野派の初代として知られる狩野正信(1434〜1530)が描いた、室町時代の水墨画を代表する優品。水面にただよう船には、蓮をこよなく愛した中国・北宋時代の儒学者・周茂叔(1017〜73)とその従者が描かれる。中国文化に深く傾倒していた当時の知識人は、こうした中国の故事に基づく絵画を多数制作させ鑑賞したが、本図はその典型的な作例と言える |
周茂叔愛蓮図 (しゅうもしゅくあいれんず) |
太刀 銘 来国光(たち めいらいくにみつ) |
山城国(京都)の刀鍛冶(かたなかじ)来国光がきたえた太刀。国宝2点、重要文化財22点を数える名工・国光の代表作。本太刀にみる、まっ直ぐにすうっと流れる白い刃文は、来国光の得意とする表現である。刀身はまん中あたりで反り、幅はやや広めで、堂々とした気分がみなぎっている。 |
九州国立博物館のあとは お隣の大宰府天満宮へお参り。博物館から天満宮へは地下道でつながっています。
楼門が見えてきました 拝殿です。まずはお参り
宝物殿に向かいます
宝物殿には、国宝の「翰苑(かんえん) 巻第丗」という書跡が保管されています。中国唐時代に作られた百科事典だそうで、中国では既に失われており、世界中で現存するのはこの一巻のみとのこと。「倭国」という項には、金印「漢委奴国王」や「邪馬台国」などの日本に関する記述も多く記載されているとか